THK株式会社(代表取締役社長:寺町 彰博、以下、THK)は、従来のクロスローラーガイドにケージずれ防止機構を採用したクロスローラーガイド「VRG形」の受注を5月26日より開始いたします。

クロスローラーガイド「VRG形」は、精密ローラーを交互に直交させて組み込んだケージが、90°V溝転動面を有限ストロークで移動することで、高精度かつ軽快なスライド運動が得られる直線案内です。
ケージずれの発生を防止するTHK独自のラック&ピニオン機構を採用することで、軽く滑らかな動きに安定性という利点が加わりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/69594/9/resize/d69594-9-667743-0.jpg ]


転動体の循環がない有限ストロークタイプのクロスローラーガイドは、装置の駆動による振動や慣性力、衝撃などによってケージずれが発生することがあります。ケージずれは摺動抵抗やストローク量に大幅な変化をもたらし、場合によっては装置の故障原因にもなり得ます。ケージずれ防止機構を有した「VRG形」は、クロスローラーガイド特有のケージずれの発生を抑えると同時に、滑らかで安定した連続動作が可能となり、装置の長寿命化にも貢献します。

「VRG形」は、半導体製造装置、電子部品の製造装置や光学式の測定器等での使用に最適です。従来のOA機器および周辺機器といったニーズ以外にも、使用用途の拡大が見込まれます。

本製品は、お客様から寄せられた多くのニーズに応えて開発された新製品です。THKは、今後も幅広い分野のニーズに即した製品を開発し、提供してまいります。

【ニュースリリース】
https://www.thk.com/?q=jp/node/21808

特長


ケージずれの発生を防止するラック&ピニオン機構

THK独自のラック&ピニオン機構の採用によりケージずれの発生を 防止し、安定した動作を実現します。

[画像2: https://prtimes.jp/i/69594/9/resize/d69594-9-102704-1.jpg ]


軽く滑らかな動き

精密ローラーを交互に直交させて組み込んだケージが、90°V溝転動面を有限ストローク(転動体の循環がない動き)で移動するため、軽く滑らかに動き、微小送りが求められる箇所での使用に適しています。


高剛性で長寿命

2列平行に「VRG形」を組付けることで4方向からの荷重を受けることができます。組付け時には、すきま調整ボルトでローラーに予圧が与えられるため、高剛性の直動案内として使用できます。
また、ケージに成形されたローラーポケット(油だまり)はローラーと面接触するため、潤滑油の保持が良く、金属同士の摩耗が少なく長寿命です。

[画像3: https://prtimes.jp/i/69594/9/resize/d69594-9-184223-2.jpg ]


既存製品「VR形」と互換性のある取付寸法

取付寸法は既存製品のクロスローラーガイド「VR形」と同一です。

【プレスリリース】
https://prtimes.jp/a/?f=c-69594-2021052612-73b90f65628f10246670899f4c3113d6.pdf

【THK製品ニュース】
https://www.thk.com/?q=jp/node/21808

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