第25回日本ミステリー文学大賞新人賞は10年以上ぶりの2作同時受賞となり、2名の作家が揃ってデビューします。複雑な家庭環境で育った者たちが長い時を経て不可解な謎に対峙する、麻加 朋『青い雪』。
データセンターで警備員を務める男が密室殺人の真相に迫る、大谷 睦『クラウドの城』。ミステリーの魅力を存分に放つ、要注目の2作について紹介いたします。


【麻加 朋『青い雪』】


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雪降る夜、ひとりの女が身を投げた。それがすべての始まりだった。
非業の運命に翻弄されながらも、強く生きる人々を描く慟哭の大河ミステリー。
夏の数日をともに過ごす三組の家族を、悲劇が襲う。
最年少の五歳の少女が失踪したのだ。事件性も疑われるが、手掛かりが乏しく、行方は知れぬまま。穏やかな避暑地での日々は永遠に失われてしまった――。三組がそれぞれに秘めた複雑な家庭の事情と、長い時を経て現れ出た一通の告発状。絡み合った謎が氷解したとき、明らかになる真実とは?

恩田 陸
「この作品は十年経って読んでも違和感がないと思う」
薬丸 岳
「人物の心情を丹念に描き、感動できる物語を紡いでいく力量を評価した」

■著者プロフィール
1962年東京都生まれ。主婦。
『青い雪』で第25回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー。

■担当編集より
時の経過と共に複雑に変わりゆく人間模様、ラストに待つ驚きと感動。新人とは思えぬストーリーテリングと巧みなミステリーの技をご堪能ください。

■書誌情報
作品名:青い雪
著者名:麻加 朋
装幀:泉沢光雄
装画:青依青
発売日:2022年2月24日(木)★電子書籍同時期発売
定価:1,870円(税込)
ページ数:368ページ
判型:四六判ハードカバー
発行:株式会社光文社


【大谷 睦『クラウドの城』】


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ハードボイルド&本格ミステリー。壮絶にして至高、魂を揺さぶるエンタメ巨編!
元傭兵・鹿島丈(かしまたける)は、北海道で米・ソラリス社のデータセンター警備に就く。だが勤務初日、密室殺人が発生。
道警や米軍属が駆け付け、現場は混乱を極める中、第二の密室殺人が起こり……。封鎖された“クラウドの城”で、鹿島は殺人者と対峙する。

有栖川有栖
「ハードボイルドに本格ミステリの要素が絡み、エンターテインメントに徹しようとする作者の心意気が伝わってきた」

■著者プロフィール
1962年東京都生まれ。会社員。『クラウドの城』で第25回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー。

■担当編集より
タフな主人公と「密室殺人」。
意外な組み合わせに心を掴まれる一作です。真に迫るデータセンターの設定も随一で、情報小説好きにもお薦めします。

■書誌情報
作品名:クラウドの城
著者名:大谷 睦
装幀:bookwall
発売日:2022年2月24日(木)★電子書籍同時期発売
定価:1,870円(税込)
ページ数:348ページ
判型:四六判ハードカバー
発行:株式会社光文社


【日本ミステリー文学大賞新人賞】

新しい魅力と野心に溢れた才能を求め、未発表のミステリー作品を募集。1998年からスタートし、25回を数えます。現在第26回の作品を募集中。詳細は下記URLよりご覧ください。


主催/光文文化財団
https://kobun.or.jp/

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