[表: https://prtimes.jp/data/corp/90531/table/4_1_b19d3434323bcf0940aaedb0eb37944d.jpg ]
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プロジェクト概要
国立環境研究所は、東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故の発生直後から、いろいろな分野で復興・災害対策を支援する研究をしてきました。災害で発生した廃棄物の管理や、住民の方々が避難した地域での生物や環境の調査などの他、環境にもよい復興のビジョンを探るため、福島の環境データ、社会経済データを集めて解析し、地域の特徴にあった事業立案を支援する研究もおこなってきました。
こうして得られた研究成果は、学術論文や学会だけではなく、地域の方々に向けても発表してきました。しかし、「難しい」「よくわからない」「きっといいことをしているのだろうけど、もっと分かりやすく発信して欲しい」といった反応をいただくことも多く、そこで思いついたのが研究成果を立体的に表現することです。それもパソコンの画面の中での「見える化」だけではなく現実の物体として「触れる化」ができないかと考えました。
最初は全く手探りで始めましたが、半年ほどの試作を経て真っ白な立体地図にプロジェクタで2mの高さから下向きに地図映像を投影する3次元地図プロジェクションマッピングのシステムができました。これを「3Dふくしま※1」(図1)と名付けて、研究成果を地図に落とし込み、3次元マッピングで紹介してみると、多くの方から「わかりやすい」「おもしろい」と言っていただけるようになりました。
しかし、3次元マッピングのコンテンツをつくる作業はとても大変で、今もまだ実装できていない研究成果がたくさんあります。例えば、
・気候変動/地球温暖化による健康や産業への影響
・自然災害と地形の関係(大雨、水害、大雪、暑熱など)
・避難指示の解除された地域での社会経済活動の復興・再開状況
などです。
今回、皆さまからクラウドファンディングを通してご支援いただいて、こうした情報を3Dマッピングに展開してアニメーション・ナレーション解説つきのコンテンツを作成し、「3Dふくしま」を通じて福島の環境や復興状況をたくさんの人に楽しく知ってもらいたいと考えています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/90531/4/resize/d90531-4-1ae626dd579576d23e96-1.jpg ]
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