次世代コンテナエンジンPodmanについて、開発チームのリーダーが、その全貌を解き明かす『Podmanイン・アクション』が、9月16日、秀和システムから刊行！

株式会社秀和システム（東京都・代表取締役会長兼社長 上田智一）は、2023年9月16日、新刊『Podmanイン・アクション』を発刊します。PodmanはDockerと置き換え可能なコンテナエンジンです。本書は、Red HatでPodman開発チームのリーダーを務めたDaniel Walsh氏が執筆したManning Publicationsの書籍『Podman in Action』の日本語版で、レッドハット株式会社の有志が翻訳を担当しました。Podmanの日本語の情報が少ないといわれていましたが、本書はその声に応えるものです。Podmanの生みの親ともいえるDaniel Walsh氏が執筆しているため、内容の正確さや品質も折り紙付きです。Podmanは非常に早いペースで開発が進んでいますが、訳者陣が原著の内容を最新版の情報に更新し、動作確認を行っています。[画像1: https://prtimes.jp/i/49716/132/resize/d49716-132-e463e59ddac477773574-0.jpg ]Dockerは、Linux上で別のLinuxシステムを起動するコンテナ型仮想化を実現するコンテナエンジンとして10年ほど前に登場し、Linuxアプリケーションの配布と実行の方法に革命をもたらしました。コンテナの実行に必要なランタイムやコンテナイメージの仕様は標準化されており、Red Hatを中心としたコミュニティによって、Dockerと互換性を保ちつつ、異なる思想で開発されたのがPodmanです。PodmanのコマンドはDockerとほぼ完全な互換性を持っており、「alias docker=&quot;podman&quot;」と設定することで、置き換えが可能なほどです。これはPodmanの柔軟なコマンドラインインターフェイスを活用したもので、実際にはさまざまな点でDockerとは異なる形で設計されています。Podmanの主な特徴はデーモンレスであることで、ルート権限やデーモンのセキュリティリスクを回避できます。また、Podという概念をサポートしており、複数のコンテナをまとめて管理できます。本書では、Red HatでPodman開発チームのリーダーを務めたDaniel Walsh氏が、Podman開発の背景、Podmanの設計、Podmanの高度なトピック、さらに、コンテナのセキュリティについて、深く解説しています。本書は、Podmanを活用したい人だけではなく、コンテナの活用を模索している全ての人に役立ちます。Dockerに詳しい人は、DockerにはないPodmanの高度な機能について学び、Dockerの仕組みをさらに深く理解できます。コンテナ初心者であれば、コンテナとPodの基本を学ぶことができます。もちろん、Podmanについて学びたい人には、開発の背景から、コマンドの使い方、ルートレスコンテナの仕組みといった具体的な設計、さらに、コンテナのセキュリティや高度な活用法まで、その全貌が解き明かされています。原著者であるDaniel Walsh氏から日本語版の刊行に寄せて、次のようなコメントをいただいています。In the last few months I have seen a huge uptick in interest in Podman as well as Podman Desktop. Podman in Action is key to understanding the Podman technology and related tools. It teaches you the fundamentals of containers, how to build, ship and run containers in production. Now with the Japanese translation of Podman in Action completed the book is available to a whole new set of Developers, administrators and enthusiasts. Come read about the next generation of container tools. ここ数カ月の間で、PodmanやPodman Desktopへの関心が非常に高まっていることを実感しています。『Podman in Action』は、Podmanテクノロジーと関連ツールを理解するための鍵となる書籍で、コンテナの基礎、コンテナのビルド、出荷、運用方法を教えています。『Podman in Action』の日本語版が完成し、新たな層の開発者、システム管理者、Podman推しの方々に本書を届けることができるようになりました。次世代のコンテナツールについて、ぜひお読みください。[画像2: https://prtimes.jp/i/49716/132/resize/d49716-132-b3b310f46cb07c5754ca-2.jpg ]目次Part 1 基礎 Chapter 1 次世代のコンテナエンジンPodmanPart Chapter 2 コマンドライン Chapter 3 ボリューム Chapter 4 PodPart 2 設計 Chapter 5 カスタマイズと設定ファイル Chapter 6 ルートレスコンテナPart 3 高度なトピック Chapter 7 systemdとの統合 Chapter 8 Kubernetesとの連携 Chapter 9 サービスとしてのPodmanPart 4 コンテナのセキュリティ Chapter 10 コンテナ隔離におけるセキュリティ Chapter 11 その他のセキュリティに関する考慮事項Appendix 付録 Appendix A Podman関連のコンテナツール Appendix B OCIランタイム Appendix C Podmanの入手 Appendix D Podmanへの貢献 Appendix E macOSでPodmanを使用する Appendix F WindowsでPodmanを使用する書籍概要書名 Podmainイン・アクション著者名 Daniel Walsh訳者・監訳者 磯田 雄輝／井上 貴博／岡田 裕輝／織 学／田中 司恩／徳留 幸子／長嶺 精彦／西村 拓也／野間 亮志／燃脇 綾子／八木澤 健人 定価 4,180円（税込）発売日 2023年9月16日Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4798070203楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/17586245/企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ