2023年度メセナ活動実態調査結果発表

「人を活かすこと」を重視する傾向が強まる公益社団法人企業メセナ協議会（東京都港区芝5-3-2、理事長：夏坂真澄）が全国の企業・企業財団を対象に毎年実施する「メセナ活動実態調査」の2023年度の結果がまとまりました。調査結果をまとめた『Mecenat Report 2023』を3月26日に発行。協議会ウェブサイトから閲覧が可能です。また、2023年度メセナ活動実態調査報告会を開催します。詳細は後日弊会ウェブサイト等でお知らせします。メセナ活動とは… 「芸術文化による社会づくり」を幅広く捉え、企業による芸術文化支援、およびこれを通した教育、福祉、環境、地域振興等のあらゆる社会課題解決への取り組みを指します。[画像1: https://prtimes.jp/i/33738/52/resize/d33738-52-2a8280eeddc7dd6dfce1-6.jpg ]▼プレスリリース（PDF）https://www.mecenat.or.jp/ja/wp-content/uploads/2024-No.03.pdf 【2023年度調査結果の主なポイント】コロナ感染拡大の影響を最も受けた2021年度調査（調査対象年度2020）に比べ、メセナ活動の実施件数が前年に続き増加し、回復傾向が鮮明になっている。「地域」とともに、「人を活かすこと」がメセナ活動の目的として重視される傾向が強まっている。メセナ活動における障がい者の方の文化芸術活動支援について、「鑑賞/作品発表の機会拡大」などのほか、「作品の販売」などを通じた新たな価値創造へのチャレンジが進んでいる。【2023年度メセナ活動実態調査 調査概要】調査内容：2022年4月～2023年3月のメセナ活動実施状況、実施内容、体制など調査対象：国内企業2,088社、国内企業財団309団体調査方法：郵送およびメセナ活動実態調査ウェブサイトシステム等によるアンケート調査回答数：企業 518社（対前年＋1社）、企業財団 192団体（対前年＋5団体）活動総件数：企業1,568件（対前年＋189件）、企業財団639件（対前年＋46件）活動費総額：企業190億5,432万円（回答社数272社、1社平均7,005万円）企業財団 547億5,304万円（回答企業財団数176団体、1団体平均3億1,110万円）【2023年度メセナ活動実態調査報告書 『Mecenat Report 2023』 主な掲載内容】https://www.mecenat.or.jp/ja/wp-content/uploads/MecenatReport2023.pdf1.取り組みの目的・重視点2.メセナ担当部署3.社員参画4.メセナ活動の基本方針5.事後評価・活動の成果6.メセナ活動内容7.活動事業費8.予算策定方法9.財団の回答分析◎新型コロナウイルスによるメセナ活動の変化の有無と継続意向について◎障がい者の文化芸術活動の支援状況について事例紹介企業／財団 ※報告書掲載順［株］モデュレックス、ダイドーグループホールディングス［株］、大分県信用組合、［株］淀川製鋼所、三浦工業［株］、世嬉の一酒造［株］、［公財］クマ財団、［公財］上原美術館、［株］ヤマト、［株］兵左衛門ポイント１：コロナ感染拡大の影響を最も受けた2021年度調査（調査対象年度2020）に比べ、メセナ活動の実施件数が前年に続き増加し、回復傾向が鮮明になっている。企業によるメセナ活動実施件数について、直近5年の推移を見ると、コロナ前の2020年度調査(調査対象期間2019)に比べ、2021年度調査 (調査対象年度2020) は1,266件、対前年-379件と大きく減少した。しかし、2022年度調査(調査対象年度2021)では1,379件とやや回復し、本年度調査(調査対象年度2022)では 1,568件となり、回復傾向が鮮明となった。[画像2: https://prtimes.jp/i/33738/52/resize/d33738-52-5edeec02f683ecc68724-8.png ]ポイント2： 「地域」とともに、「人を活かすこと」がメセナ活動の目的として重視される傾向が強まっている。企業によるメセナ活動の目的・重視点について、「若手芸術家支援」や「社会福祉」などの回答割合が3年前に比べ伸びており、「次世代育成・社会教育」も引き続き回答割合が高い。メセナ活動が「地域」とともに、「人を活かすこと」を重視する傾向が強まっている。[画像3: https://prtimes.jp/i/33738/52/resize/d33738-52-731b90d606052a98d5a9-6.png ][画像4: https://prtimes.jp/i/33738/52/resize/d33738-52-9f4c2b13bbdc5ccddcc0-7.png ]ポイント3：メセナ活動における障がい者の方の文化芸術活動支援について、「鑑賞/作品発表の機会拡大」などのほか、「作品の販売」などを通じた新たな価値創造へのチャレンジが進んでいる。「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」が2018(平成30)年の施行から約5年経過したことから、今回の調査で障がい者の文化芸術活動の支援状況についてたずねたところ、企業では「実施している」または「今後実施 したい」の回答割合が5割強となった。[画像5: https://prtimes.jp/i/33738/52/resize/d33738-52-aaa6e63d9092aeac5d4a-5.png ]支援活動の内容を見ると、「鑑賞機会の拡大」、「作品発表の機会の拡大」、「関係者の連携協力」および「文化芸術活動を通じた交流の促進」などの割合が高かった。また、「芸術上価値が高い作品等の販売等に係る支援」への取り組みに関する自由記述も集まり、「作品の販売」などを通じた新たな価値創造への取り組みが企業で進んでいることが確認できた。[画像6: https://prtimes.jp/i/33738/52/resize/d33738-52-6cf563e852d72d39219c-7.png ][画像7: https://prtimes.jp/i/33738/52/resize/d33738-52-aadf2782bba7aa0f788f-7.png ][画像8: https://prtimes.jp/i/33738/52/resize/d33738-52-c6b180a0d164e8ea6488-8.jpg ]■公益社団法人企業メセナ協議会芸術文化振興による社会創造を目的として、企業をはじめ文化にかかわる団体が参加、協働する民間の公益法人。創造的で活力にあふれた社会、多様性を尊重する豊かな社会の実現に寄与すべく、企業メセナの推進を中心に、芸術文化振興に関する調査研究、認定・顕彰、助成、交流、発信等の事業を行う。会長：二宮雅也（ＳＯＭＰＯホールディングス[株]特別顧問）、理事長：夏坂真澄（花王[株]前顧問）。正会員・準会員：136社・団体／個人会員： 26名（2024年2月29日現在）。【本件に関するお問い合せ先】公益社団法人企業メセナ協議会 広報：佐藤／調査研究：藤本Tel:03-5439-4520 Fax: 03-5439-4521 E-mail: press@mecenat.or.jp〒108-0014 東京都港区芝5-3-2 ＋SHIFT MITA 8階 https://www.mecenat.or.jp企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ

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