■5月25日 <DAY2>
ことしで7回目を迎える「ながおか 米百俵フェス ~花火と食と音楽と~」。開催時期は秋から初夏へと変更。
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<輝叶>
アーティスト登場時に流れるのは、長岡出身の「Creepy Nuts」のDJ松永が提供した和テイストのジングル。10時半にジングルが流れると、ハーフの歌姫・輝叶がダンサー2人を従えてステージの中央に姿を見せた。セクシーなダンスと歌でわかせた「Bon Voyage」では、ツインテールを揺らしながら、パフォーマンス。MCでは「初めまして。今日のながおか米フェス。オープニングアクトを務めさせていただく輝叶と申します」とあいさつ。雨が強くなった空を見つめると「めっちゃ雨降ってる。
この日のMCは昨日と同じ安東弘樹と、NST新潟総合テレビの高濱優生乃アナウンサーが初登場。安東は「今日はお足元が悪い中というレベルでない中、お越しいただきありがとうございます。くれぐれも体調に気をつけながら楽しんでください」、高濱アナは「美味しいご飯も楽しんで」とPRしていた。
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<IS:SUE>
MCの安東弘樹、NST新潟総合テレビの高濱優生乃アナウンサーからトップバッターが「IS:SUE」であることを告げられると、待ち切れないREBORN(ファンネーム)たちが、3人の名前をコール。
RINOが「そろっと(新潟の方言で『そろそろ』の意味)行きましょう」と始めた「Love MySelf」。Sugar Soul feat. Kenjiが1999年に発表した名曲「Garden」のカバーでは、歌とダンスに合わせて合唱するオーディエンスに向け「みんなが声を聴かせてくれて最高です!」と感謝していた。「刺激を受ければ受けるほど、輝きを増す私たちのいまを表現している」と説明した新曲「SHINING」では、ピンク色のポンポンを手にした上越高校ダンス部の女子生徒10名と共演。13人でそろいのダンスを見せ会場を盛り上げた。ロックアレンジされた「THE FLASH GIRL」では、歌唱後にインストゥルメンタルでソロと、グループダンスを組み合わせたアグレッシブなダンスで圧倒。かっこいい、可愛いを兼ね揃えた“最強グループ”を体現していた。
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<MA55IVE THE RAMPAGE>
THE RAMPAGEのパフォーマーによるヒップホップユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」は、全員がマイクを握る5人組。冒頭の「Who I Am」では、上手から水色のニット帽にサングラスをかけたLIKIYAが現れソロで歌唱。神谷健太、山本彰吾らへマイクリレーをつなげ、それぞれが持つ世界観をしっかりと印象づけた。LIKIYAが「皆さん楽しんでいきましょう!」と滑り出した「No.1」では会場全員とハンズアップで一体に。
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<wacci>
ジングルに合わせて登場したwacciは、ボーカル・ギターの橋口洋平が、中央にスタンバイすると「wacciです。新曲をやります」と第一声。ドキドキと高鳴る鼓動のようなドラムが印象的な「少年」で幕が開けた。和やかな空気に包まれた中、マーチングドラムと鍵盤の優しい音で始まった代表曲「恋だろ」では、聴き手がそれぞれの恋愛経験を重ねるように口ずさみながら、橋口の温かい歌声に合わせて体を揺らしていた。アウトロでは会場から「素晴らしい!」と声も飛んでいた。高揚感に包まれたオーディエンスに向け「来てくれた皆さん、楽しんでいますか。
最後のMCでは「米フェスは毎年楽しみにしているフェスで、今回から会場も時期も変わって。過ごしやすい環境で皆さんと1つになれるのは、音楽をやっていて、ミュージシャンをやっていてうれしいこと」と目を細めた。全6曲を披露したライブの最後は、「どんな自分もしっかりと抱きしめられるようにと思って作った曲」とドラマ「放課後カルテ」の主題歌「どんな小さな」を熱唱。懸命に生きる人の背中を見守るような応援歌に、会場はじっと耳を傾けて共感していた。
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<JUNNA>
アジアでも活躍する女性シンガー、JUNNAのライブには、キュレーターの島田昌典がキーボードの奏者としてハウスバンドの演奏を支えた。幕開けの「我は小説よりも奇なり」ではイントロで「皆さん1曲目から一緒にジャンプして行きましょう!」と声を掛け、会場を引っ張っていった。「情熱モラトリアム」では「米フェス、一緒にクラップしていきましょう」と頭上で手拍子をしながら盛り上げた。
最初のMCでは「米フェスありがとうございます。今日は皆さんに音楽を届けに来たので、とにかく皆さん1人1人に届けていきたいと思います!」と熱い思いを吐露。アップテンポな「世界を蹴飛ばせ!」では上手ステージで、左の脚を高く蹴り上げるアクションも見せ、視線を釘付けにしていた。空をつんざく激しいギターで展開した「FREEDOM~Never End~」では、お立ち台に登って、右手の拳を振り上げながら何度も「FREEDOM!!!」と連呼。照明で真っ赤に染まった舞台で、全身で思いを伝え聴衆を燃え上がらせた。
2度目のMCでは「米フェスは、わたしは4回目ぐらいの出演なんですけど、本当にたくさんのご縁をいただいて感謝しています。またいつかどこかで皆さんとあえたら本当にうれしいなと思います。きょうはちょっと曇っているんですが、セットリストを考えたときは、きょうが晴れたら良いなと思って考えたので、『晴れろ!』と思って歌います」と最後の曲として「Believe In Myself」をセレクト。冒頭は演奏なしで、自分自身を信じて進むことの大切さをパワフルな歌声で表現した。約30分で7曲を歌ったJUNNNAは、額に噴き出した汗をぬぐうと、充実した表情を見せていた。
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取材・文/翡翠
撮影/田中聖太郎写真事務所
花火撮影/井上スタジオ
【関連リンク】
■ながおか米百俵フェス公式サイト
https://www.comefes.net/
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