IBM、watsonx AI Labsを開設：ニューヨーク市におけるAI開発の担い手、スタートアップ、エンタープライズ向けの最先端のイノベーション拠点

新たなAIイニシアチブにより、IBMのお客様と生成AIソリューションを共創し、ニューヨーク市の人材を育成し、エンタープライズ向けAIの導入を推進[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46783/640/46783-640-2ba3656aa841f128cade16439f54a5f6-1920x720.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]【米国ニューヨーク - 2025 年 6 月 2 日（現地時間）発】 IBMは、ニューヨーク市において、AI開発者を支援し、大規模なAI導入を加速することを目的とした、開発者を中心とした新たなイノベーション拠点「watsonx AI Labs」の開設を発表しました。watsonx AI Labsは、IBMのエンタープライズ向けリソースと専門知識を次世代のAI開発者と繋ぎ、ビジネス向けの革新的なAIアプリケーションの構築を支援します。watsonx AI Labsは、マンハッタンの中心部に位置するIBMの新オフィス「One Madison」内にあり、IBMのグローバルなエンジニアリング・ラボのネットワークを拡張する存在です。IBMの研究者やエンジニアが集い、意義あるエージェント型AIソリューションの構築と進化に取り組む拠点として機能します。また、このラボは、スタートアップや急成長企業、そして世界有数の大手企業と密接に連携し、お客様がAIから実世界で価値を引き出す支援をします。watsonx AI Labsは、ニューヨーク市が世界的なAI拠点としての地位を築いている恩恵を受けるとともに、その地位をさらに強化する役割も担います。ニューヨーク市を拠点とするテクノロジー業界団体であるTech:NYCによると、ニューヨーク市には2,000社を超えるAIスタートアップが存在し、同市のAI関連人材は2022年から2023年にかけて約25％増加しました。2019年以降、ニューヨーク市における1,000社以上のAI関連企業が累計270億ドル以上の資金調達を行っています。加えて、IBMは地域のスタートアップ・エコシステムへの継続的な支援の一環として、ニューヨーク市に拠点を置くスタートアップ企業Seek AIから、専門知識と技術ライセンス提供を受けることを発表しました。Seek AIは、企業データをもとに、ユーザーに代わって自律的にタスクを実行できるAIエージェントを開発しています。また、同社は、企業が目標に応じて自ら判断し行動できるエージェント型AIを使用し、データから価値を引き出す支援を行っています。その専門性はwatsonx AI Labsの基盤の一部として活用されます。IBMデータ＆AI担当ゼネラル・マネージャーのリティカ・ガンナー（Ritika Gunnar）は次のように述べています。「watsonx AI Labsは一般的な企業の研究所とは異なります。watsonx AI Labsでは、優れたAI開発者が世界トップクラスのエンジニアやリソースにアクセスし、エンタープライズ向けAIを再定義するような新たなビジネスやアプリケーションを構築することができます。この取り組みをニューヨーク市に根ざすことで、世界レベルの多様な人材と、長年にわたりテクノロジーの進化を牽引してきた活気あるコミュニティーに投資しています」Tech:NYC会長兼CEOのジュリー・サミュエルズ（Julie Samuels）氏は次のように述べています。「IBMによるwatsonx AI Labsの設立は、ニューヨーク市のイノベーション・エコシステムに対する変革的な投資を意味します。この取り組みは世界トップクラスのエンジニアリング人材や新興スタートアップ、そして豊富な企業の知見をこの都市の中心に集結させることで、責任ある先進的なAI開発をリードする世界的拠点としての地位をさらに強化します。この取り組みは、テック業界のみならず、地域社会や働き手、そして経済全体にとって成長の後押しとなります。IBMがこの都市の特徴のひとつである並外れた才能を持つ人材と起業家精神に投資していることに対して大きな期待を寄せています」watsonx AI Labsは、ニューヨーク市が持つ豊かなテクノロジー基盤を活用することを目指し、地元の人材を惹きつけるだけではなく、地域の大学や研究機関との連携を進め、起業家支援にも取り組みます。この取り組みは、IBMが長年にわたりニューヨーク州に対して行ってきた投資方針と一致します。そして、今後5年間にわたり、このラボを通じてエンタープライズ向けAIソリューションの構築に成功したスタートアップ企業は、IBMの技術専門家の知見やメンタリング、情報発信支援などを活用することができ、さらにIBM Venturesおよびその5億ドル規模のIBM Enterprise AI Venture Fundからの出資を受けられる可能性があります。Seek AI CEOのサラ・ナジー（Sarah Nagy）氏は次のように述べています。「watsonx AI Labsの基盤の一部を構築することによって、私たちが持つデータ・エージェント開発の専門性とIBMのエンジニアリング力を組み合わせ、お客様のAI課題を解決できるようになります。Seek AIが設立されたここニューヨーク市では、AI人材とイノベーション・エコシステムが活気づいています。そのなかで、これらの課題に取り組めることを非常に楽しみにしています」watsonx AI Labsは、カスタマー・サービスやサプライチェーンの最適化から、サイバーセキュリティー、責任あるAIガバナンス、オープンソースAIまで、企業が直面する複雑な課題の解決を目指し、ドメイン特化型のAIソリューションの共創に注力します。watsonx AI Labsへの参加についてはこちら（英語）をご覧ください。当報道資料は、2025年6月2日（現地時間）にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。IBM、IBMロゴ、ibm.com、watsonxは、米国やその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademarkをご覧ください。企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000640.000046783.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp