【共同研究の背景】 近年、大規模な雹災害が相次いで発生しています。
近年の降雹災害と損害保険の支払状況
[表: https://prtimes.jp/data/corp/64678/table/78_1_163c4a955711a0d0e0e1b5086055b055.jpg?v=202506270646 ]
※1 日本損害保険協会の集計による(2025年6月4日アクセス)
https://www.sonpo.or.jp/report/statistics/disaster/weather.html
※2 損害保険料率算出機構の集計による(2025年6月4日アクセス)
https://www.giroj.or.jp/databank/data_space.html
【共同研究の概要】 降雹により自動車や家屋に被害が生じた場合、損害保険の契約によって保険会社から保険金が支払われる場合があります。この保険金のデータは、降雹に関する観測データを検証するものとなりえます。本共同研究では、損保料率機構がもつ損害保険のデータおよび防災科研の気象レーダによる降雹推定技術を活用することで、その推定手法の検証・高度化に取り組み、網羅性のある降雹データセットを整備します。これら成果等を活用し、降雹の地域性や頻度を把握することが可能になります。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64678/78/64678-78-772d85704a046b9de3f9f09fc5f2b8bb-564x338.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【今後の展開】 これにより生み出される降雹域等のデータセットは、雹災リスク研究に対する極めて有用な検討素材を提供することになります。その成果によってリスクをより適切に評価することが可能となり、ひいては合理的かつ妥当な保険料率算出への活用が期待できます。また、他のさまざまな気象データ等と合わせて分析して得られる降雹予測の精度向上、気候変動の影響評価といった将来のリスク予測などにより、防災減災につながるものと期待されます。
本件のお問い合わせ先
損害保険料率算出機構
総合企画部広報グループ(担当:高橋)
E-mail:contact@mx.giroj.or.jp
URL : https://www.giroj.or.jp/
国立研究開発法人 防災科学技術研究所
企画部広報
E-mail:press@bosai.go.jp
◆損害保険料率算出機構とは
損害保険料率算出団体に関する法律(料団法)に基づいて設立された団体であり、損害保険会社を会員とする組織です。
・保険料率の算出・提供
・自賠責保険(共済)の損害調査
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