一般社団法人こども宅食応援団(佐賀県佐賀市 代表理事:駒崎弘樹)と認定NPO法人フローレンス(東京・千代田区 代表理事:赤坂緑)は、全国の困りごとを抱える子育て家庭 約1.2万世帯に、政府備蓄米合計12トンをはじめとした食品などを届ける「夏休み給食便 ~政府備蓄米でこどもたちを支える~」プロジェクトを実施します。2025年7月2日(水)、厚生労働省記者クラブにて、本プロジェクト概要と、一過性ではない官民双方による支援強化の必要性を訴える記者会見を実施しました。
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夏休み給食便を実施する背景
物価高に加え、米の価格高騰で、困窮する子育て家庭はさらに厳しい生活を強いられています。
夏休みは給食がないため、主食であるお米が買えないことにより、特に生活が厳しい家庭において、こどもたちの栄養や家庭の安定が脅かされます。そして、その実態は外からは、中々見えづらい現状があります。
実際すでに、夏休み前にも関わらず、こども宅食応援団のもとには、各地のこども支援の現場から、苦境を訴える声が日々届き続けており、夏休み期間にご家庭の見守りや食支援によるセーフティーネットを築くことが緊急的に必要です。
そこで、全国各地にこども支援者ネットワークを有するこども宅食応援団とフローレンスは、フードバンク愛知、WeSupport Familyを運営するオイシックス・ラ・大地と連携し、政府備蓄米を含む食品を、困窮等の理由で支援が必要な子育て家庭に、各地の支援団体を通じて緊急配布いたします。
夏休み給食便とは
こども達への食支援を今こそ強化しなければいけないという切迫感に共感頂き、かつ、普段から支援食品の融通を相互に行っているフードバンク愛知とWeSupport Familyにも賛同頂き、相互にお米と食品を融通しあうことで全国的な夏休みの食支援を強化します。
今回は、こども宅食応援団のコーディネートのもと、フードバンク愛知とWeSupport Familyが農林水産省から交付を受けている食育用の政府備蓄米を活用して、各地のこども支援団体が、夏休みに見守りと食支援を行えるようバックアップします。またフローレンスは、様々な食品メーカーからレトルト食品や飲料・菓子をご提供いただいた支援物資を全国に配布します。これをフードバンク愛知とWeSupport Familyにも一部融通することで、各地の支援を後押しします。
なお、弊会がコーディネートして政府備蓄米と食品を配布する団体は、こども宅食応援団のネットワークに加盟する団体に限定しており、団体の募集は既に終了しております。また、弊会から個人の方への直接支援は今回は実施しておりません。
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記者会見当日は、「夏休み給食便 ~政府備蓄米でこどもたちを支える~」のプロジェクト概要をご説明させていただき、こども宅食応援団、フードバンク愛知より実際の支援現場の様子やご家庭から届いているリアルな声、WeSupport Family運営事務局のオイシックス・ラ・大地より民間だからこそできる支援について、フローレンスより官民双方での支援強化の必要性についてお伝えしました。
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記者会見内容
[表: https://prtimes.jp/data/corp/57038/table/40_1_2792c31160c58cc998595dab53cac81d.jpg?v=202507040245 ]
フローレンスの赤坂からは、こどもたちが夏休みを迎えるにあたり、生活が厳しい子育て家庭にとっては、一層深刻な事態になるとの危機感のもと今回の緊急支援が実施されたことが伝えられました。また、こども達の食育活動を目的とした、無償の政府備蓄米と、企業等から寄付された食品を活用して、全国の困窮子育て世帯を支援しようとするもので、普段から支援食品の融通を相互に行っているフードバンク愛知さんとWeSupport Familyさんに賛同いただき実施に至った旨を述べました。
こども宅食応援団の原水は、全国200万世帯の子育て家庭が困窮している状態にあること、そうしたご家庭に対して「こども宅食」では、支援員が食品を携えて、自宅へ定期的に訪問することで、支援を積極的に届けている活動であることをお伝えしました。6月中旬に実施したアンケートによると、成長期の幼児、小学生がいる家庭でも「1日2食に減らす」「お米は給食だけ」「おかわりは我慢」などが常態化している危機感とともに、さらなる支援の必要性を訴えました。
WeSupport Familyを運営されているオイシックス・ラ・大地の大熊さんからは、首都圏でひとり親世帯を中心とした困窮子育て世帯への支援を行っている支援団体に対して、企業から提供される食品寄付を毎週マッチングする取り組みを行う中で、夏休み給食便として、通常より支援量を増やして支援を行うことの意義、主食のお米を支援するインパクトは大変大きいことを話されました。さらに、民間企業でできることを最大化しながら、今こそ官・民が連携して、この緊急事態を乗り越える必要があると述べました。
フードバンク愛知の創設者、寺田さんは支援を求める声が爆発的に増えていることや「こどもが満足に食べられない。体重が減ってしまう。」「コロナの時より、今が一番苦しいです。お米が高すぎて、本当に大変。お米の支援は、本当に助かります。」と言った家庭の声を紹介。夏休み給食便の必要性を語るとともに、秋以降も米不足は続くと見込まれていますが、安心して未来に向かえる社会を皆さまと一緒にむかえたい、と述べました。
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登壇者プロフィール
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一般社団法人こども宅食応援団 常務理事 原水 敦
障害者福祉に13年関わった後、教育キャンプを主催する団体を立ち上げ。
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認定NPO法人フローレンス 代表理事 赤坂 緑
1999年慶應義塾大学卒業。事業会社にてマーケティング・育成等を経験後、2014年1月認定NPO法人フローレンス入職。病児保育事業・保育園事業のマネージャーを経て、2018年にディレクター、2022年に代表理事に就任。二児の母。キャリアコンサルタント・保育士。
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特例認定特定非営利活動法人 フードバンク愛知 理事長代理 寺田覚
株式会社ジェイ・ロジコム代表取締役。物流業としての社会貢献の一環で多数のフードバンクを設立。大学で農学を学び、食品ロスなどの環境問題や農家の地域課題の解決にも積極的に取り組む実践派の経営者。
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オイシックス・ラ・大地株式会社 コーポレートコミュニケーション部 部長 WeSupport Family リーダー 大熊 拓夢
2005年オイシックスにインターンとして参画、2008年新卒入社。
【一般社団法人 こども宅食応援団】
「こども宅食」は、経済的に厳しいなどの困りごとを抱えた子育て家庭に、食品等を定期的にお届けすることでゆるやかにつながる関係を保ちながら、家庭を見守り、必要に応じて地域の様々な支援につなげる事業です。こども宅食応援団は、この「こども宅食」という仕組みを、日本中に広げていくため、こども宅食事業に取り組む自治体やNPO等に対して活動資金やノウハウの提供、事業推進のための伴走的な支援を実施します。また、こども宅食事業や事業を通じて解決しようとしている社会課題の認知拡大のための広報活動を実施します。https://hiromare-takushoku.jp/
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