~8/4(月)から8/17(日)に開催。夏休みの自由研究が万博で国際的な学術論文へ。
企業の自然関連情報開示(TNFD)やネイチャーポジティブ経営を加速させる、新しいシチズンサイエンス研究モデルを提案~

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株式会社イノカ(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:高倉葉太)は、2025年大阪・関西万博の会期中である2025年8月5日(火)から8月17日(日)にかけ、BLUE OCEAN DOME パビリオンと大阪ヘルスケアパビリオン内 関西大学ブースの2つのパビリオンを連動させた世界でもユニークな市民参加型科学研究プロジェクトを実施します 。

本プロジェクトは、小学生4年生から高校生までの来場者が「共創研究者」としてサンゴの生態研究に「自由研究」として参加します。世界の海洋面積の0.1%ながら海の生物種25%である10万種の生態系を支えるサンゴの摂餌行動に特化したデータを取得し、学術論文として発表します 。万博を起点とした本研究により、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)が求める生物多様性への貢献度を定量的に可視化する指標開発や、企業のネイチャーポジティブ経営、競争力強化に資する新たな環境配慮型製品を生み出す新しいR&Dモデルの構築に貢献します。

本プロジェクトの3つの新規性
【世界でもユニークな研究手法】
完全に制御された環境下で、数百名規模の市民の協力によりサンゴの行動に関する比較データを取得する試みは、世界でも類を見ません 。万博だからこそ実現可能な、学術的価値の高い挑戦です。

【体験が学術貢献に】
「BLUE OCEAN DOME」での実践的な研究体験と、「大阪ヘルスケアパビリオン」での背景探求が連動 。参加者の体験が、単なる思い出に留まらず、国際的な学術論文化を目指します。

【企業の課題解決に繋がる未来】
プロジェクトで得られるシチズンサイエンス型の手法論は、日焼け止めをはじめとする美容や化粧品、飲食料、化学系素材など幅広い領域での企業の新たな環境配慮型製品の開発や、生物多様性への貢献度を定量的に示す指標に応用可能です。万博発の新しい産官学連携モデルを社会に提案します。


社会的背景:なぜ今、このプロジェクトなのか
生物多様性の損失は、気候変動と並ぶ深刻な地球規模の課題です。国際社会では企業に対し、TNFDなどを通じて事業活動が自然に与える影響や貢献を、定量的・定性的に開示するよう求める動きが加速しています 。
しかし、その貢献度を測るための科学的な「ものさし」は、未だ確立されていません。
本プロジェクトは、この課題に対し「市民参加型科学研究(シチズンサイエンス)」というアプローチで挑みます。

2館連動で提供する、立体的で深い学びの体験
1. 実践の場:BLUE OCEAN DOME『サンゴの好きを探し出せ! EXPO EDITION』

「海の蘇生」をテーマにしたパビリオンで、市民参加型の研究プログラムを実施します 。

<研究テーマ> サンゴはどんな餌を好んで食べるのか?
<内容> 参加者は「共創研究者」となり、重さの異なる数種類の餌をサンゴ(クサビライシ)に与え、その摂餌行動を観察・記録します 。サンゴの摂餌行動に特化した仮説検証型の市民参加実験は、世界でもユニークです。

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民間パビリオン ブルーオーシャン・ドーム(特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン)
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クサビライシの給餌実験(イノカによる実証実験時の様子)


2. 探求の場:大阪ヘルスケアパビリオン内 関西大学ブース 連動企画展示
「REBORN」をテーマにしたパビリオン内で、本研究を監修する当社CTOで関西大学化学生命工学部の上田正人教授が開発した、サンゴを効率的に増殖させる最先端技術を展示 。ミクロな細胞レベルからマクロな生態まで、生命の不思議を深く探求します 。
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大阪ヘルスケアパビリオン
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サンゴのポリプが剥離・脱離する現象「ベイルアウト」 模式図

実施概要
1. BLUE OCEAN DOME パビリオン『サンゴの好きを探し出せ! EXPO EDITION』
・開催期間: 2025年8月5日(火)~8月17日(日)
・場所: 大阪・関西万博 ブルーオーシャンドーム Dome C
・開催時間:期間中、1日3回を予定(13:00~, 14:30~, 16:00~など)
・対象:対象: 小学4年生~高校生
・参加人数:各回10~15名を予定
・参加方法:専用ページより事前予約 (https://bodexpo-innoqua.peatix.com/view
2. 大阪ヘルスケアパビリオン内 関西大学ブース
・開催期間:2025年8月5日(火)~8月11日(月)
・場所: 大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン 1階「Acedemia × REBORN ~ 学理と実際との調和 ~」
・詳細URL:https://www.kansai-u.ac.jp/expo/rc/
3. プレイベント:イノカ異分野共創シンポジウム
万博での開幕に先立ち、海洋環境、再生医療、デザインなど多様な分野の専門家を招いたシンポジウムを開催します 。

・日時: 2025年8月4日(月) 13:00-16:30
 13:00 - 13:15 開会挨拶
 13:15 - 14:00 セッション1. 鉄鋼スラグによる海洋環境改善アクション
 14:30 - 15:15 セッション2. 再生医療 × サンゴ保全の先端研究
 15:45 - 16:30 セッション3. デザイン × 海洋保全
・場所: 大阪・関西万博 ブルーオーシャンドーム Dome C
・対象:企業関係者、研究者、専門家、一般来場者など
・参加方法: 無料
・定員: 各回30名
・詳細 / 申し込みページ:https://peatix.com/event/4511603/view

万博プロジェクト協力パートナー
・JFEスチール株式会社
・株式会社アオキシンテック
(順次掲載予定)

関係者コメント
株式会社イノカ 取締役CTO / 関西大学 化学生命工学部 教授 上田 正人
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 「海洋生物多様性や人間社会の観光や医療、食など様々な経済活動を支えるサンゴの基礎生態には未だ多くの謎が残されています 。これほど制御された環境下で、サンゴの摂餌行動に関する大規模データを市民の皆様と収集する試みは、世界的に見て極めてユニークです 。楽しみながら得られたデータが、学術的に価値の高い発見に繋がることを期待しています。」


株式会社イノカ 取締役COO / 万博プロジェクト責任者 竹内 四季
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「脱炭素の次に世界が向き合うべき『生物多様性』。この壮大なテーマの解決策は、研究室の中だけでは生まれません。
私たちは、その鍵が「シチズンサイエンス」、つまり市民一人ひとりの参加にあると確信しています。今回のプロジェクトの本当の目的は、単にデータを集めること以上に、皆様の『面白い』という好奇心や感動が、いかにして世論を動かし、科学を進展させる力になるかを証明することです。この市民参加のうねりこそが、未来の“モノサシ”やグローバルなルールを創り出す、何よりの原動力となります。万博という場を起点にできることを心から嬉しく思います。」

株式会社イノカについて
株式会社イノカは、2019年創業の自然環境の総合的プロフェッショナル集団です。サンゴやマングローブ、海藻などの海洋生物から、ゲンゴロウやメダカなどの淡水生物まで、水圏の生態専門家を中心に、大学教授をはじめとする自然科学の研究者、そして環境ビジネスの専門家が在籍しています。

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「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる。」というミッションを掲げ、産官学と連携し、共に持続可能な豊かな地球を目指し、自然関連の新規事業創出を行っています。
イノカは様々なバックグラウンドの人材が在籍しておりますが、一つの共通項があります。

それは全員、自然や生き物が好きということ。
「自分たちが好きな自然をみつづける。」というフィロソフィーのもと、一人一人が自分が好きな自然や生き物をもっと探究したい、そして未来に繋げたいという想いを持って活動をしております。


【本件に関する問い合わせ先】
株式会社イノカ 担当:竹内
TEL:03-6776-7842
E-mail:info@innoqua.jp
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