ユーザー体験の向上と、欧州を中心とした海外展開を加速

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「あしらせ」を装着して歩く人の足元。白杖を手にした人物の背景には緑の植栽が広がっている。
画面左側には「ASHIRASE」のロゴと「人の豊かさを“歩く”で創る」というキャッチコピー。下部には「シリーズAファーストクローズ 累計7.15億円の資金調達」というテキストが表示されている。

株式会社Ashirase(本社:東京都港区、代表取締役CEO:千野 歩、以下Ashirase)は、SBIインベストメント株式会社、ミライドア株式会社、本田技研工業株式会社を引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドのファーストクローズとして資金調達を実施いたしました。この調達により、調達累計額は7.15億円に達しました。今秋にはセカンドクローズでの追加調達を予定しています。
資金調達の目的と用途
Ashiraseは、視覚障害者の自立した歩行を支援するナビゲーションアプリ「あしらせ」の開発・提供を通じて、誰もが自由に移動できる社会の実現を目指しています。今回の資金調達により、さらなる事業成長と社会実装を加速するために以下の2つの重点施策に投資してまいります。
1. 海外展開に向けた体制強化と規格取得
人材採用を含む開発・事業体制の強化を進めるとともに、欧州向けの規格取得を行い、2025年度内に予定している欧州での販売開始に向けた準備を加速します。
2. プロダクトの進化によるユーザー体験の向上
既存プロダクトのアップデートおよび新機能の追加を通じ、さらなるユーザー体験の向上を目指します。具体的には、以下の開発を予定しています。
・屋内外でのより高精度な位置精度測位技術の開発
・地図データの拡充によるより高精度なルート生成技術の開発
・生成AIを活用したよりユーザーフレンドリーなUI(ユーザーインターフェイス)の開発

今後もAshiraseは、国内にとどまらずグローバル市場においても「あしらせ」の社会実装を推進し、歩行ナビゲーションのリーディングカンパニーとして誰もが自由に移動できる社会の実現を目指してまいります。
投資家からのコメント
・SBIインベストメント株式会社 投資部マネージャー 鈴木 洲平 氏
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鈴木 洲平 氏
今回リード投資家として、Ashiraseに出資をさせていただきました。
Ashiraseは視覚障害者の方々から熱狂的な支持を集めており、今回僕らも同じように熱狂的なサポーターに加わりました。また、活用されている技術レベルも非常に高く、カーナビを初めて作った本田技研工業発のスタートアップであるAshiraseが作った次世代ナビゲーションシステムは、これからのナビゲーションの未来を変えてくれると信じています。


・かんしん事業承継&未来創造ファンド 第一勧業信用組合 総合コンサルティング部 副部長 河治 雄一氏
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河治 雄一氏
今回のラウンドに参加させて頂くにあたり、実際にあしらせを体験させて頂いた際の感動は忘れません。ユーザーへ徹底的に寄り添う姿勢で磨き上げられてきた製品は今後も多くの共感と感動を生んでいくことでしょう。広く社会に認知され、数多くの視覚障害者の方々の手助けとなる事を強く願っております。弊組合は今後も地域金融機関として、全力でAshirase様の支援を続けてまいります。


・本田技研工業株式会社 執行役常務 小澤 学 氏
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小澤 学 氏
Honda IGNITIONの第一号であるAshiraseは、視覚障害者の移動という社会課題に真正面から向き合い、新たな歩行ナビゲーションの社会実装に取り組んでいます。
今回Hondaは、Ashiraseが海外市場への参入という新たなステージにおいて、より多くの人々の移動や暮らしの可能性を広げる存在となることを期待し、追加出資を決定しました。
Hondaはこれからも、夢を原動力に、技術とアイデアで社会課題の解決と新しい価値の創造に挑戦する人を支援していきます。


株式会社Ashirase 代表取締役CEO 千野からのコメント
この度、既存株主である本田技研工業株式会社様に加え、新たにSBIインベストメント様とミライドア様からの強力なご支援を頂いたことで、あしらせ事業を力強く加速していくことができます。
世界には3億人以上の視覚障害者がいると言われておりますが、この障害は世界における課題共通性が非常に強いという特徴があります。我々は日本で培った技術・製品を世界に展開していくことで、多くの当事者の方々の外出を後押しして参ります。

「人の豊かさを ”歩く” で創る」というミッションの実現に向け、Ashiraseチーム一丸となって全力で取り組んでまいります。
靴装着型振動ナビゲーションデバイス「あしらせ」について

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黒いズボンを履いた方のアップの足元の写真、白いスニーカーにあしらせを装着し、白杖を持っている


視覚障害者は「情報障害者」とも言われ、視覚的に示されるさまざまな情報へのアクセスに困難を抱えています。歩行を支える福祉機器はデジタル技術の進歩によって、スマートフォンの音声ナビゲーションを用いたルート確認が可能となった一方で、目的地までの歩行中には白杖や盲導犬を用いた安全確認にも注意を払う必要があるため、聴覚や白杖操作などを通じた多くの情報処理に負担を感じながら外出しています。視覚障害者の歩行の課題の解決に向けてAshiraseは、本田技研工業株式会社の新事業創出プログラムIGNITION第一号スタートアップとして2021年4月に設立。自動運転などの技術要素を応用し、視覚障害者の歩行にとって重要な聴覚や白杖操作を邪魔しない足元への振動インターフェースとナビゲーションアルゴリズムを構築したデバイス「あしらせ」を開発。その後、利用者の声を踏まえた改善を行い、2024年10月より量産モデル「あしらせ2」を発売しました。

製品特長
- 手や耳が自由なまま目的地まで案内


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あしらせを装着した靴を履き白杖を持った男性

デバイスを装着した靴を履いて外出すると、足元からの振動によって目的地までのルートや曲がる方向、タイミングなどをお伝えします。また目的地設定後はスマートフォンをポケットに入れたまま利用が可能。道案内をあしらせに任せることで、視覚や聴覚を邪魔せず安全確認に集中することをサポートします。

2. 視覚障害者にとって歩きやすいルートの提案
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女性がスマートフォンを持っている、画面上にはあしらせアプリの目的地までのルートが表示されている

複数のセンサー情報から取得し生成された歩行位置データを独自のアルゴリズムで補正し、視覚障害者にとって歩きやすいルートを提案します。
また、ユーザーの行きたいルートを記録できる「マイルート機能」や、横断歩道や交差点などを音声で案内する「道路構造・周辺施設通知機能」も搭載しています。

3. AIを活用した多様な機能で情報へのアクセシビリティを促進
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AI画像認識機能を用いて建物を確認している女性

視覚障害者が歩行においてアクセスしづらかった情報をAI機能を用いてお伝えします。

探したい場所を音声入力すると条件に該当するおすすめ施設の情報を案内する「AIおすすめスポット検索」や、写真で撮影したものを説明する「AI画像認識」機能など、順次新しい機能を追加しています。
株式会社Ashiraseについて
社名: 株式会社Ashirase(アシラセ)
代表者: 代表取締役CEO 千野 歩
本社所在地:東京都港区虎ノ門2丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー5階グロース虎ノ門room3
設立: 2021年4月
資本金  :9,754万円
事業内容 : 歩行ナビゲーションデバイス『あしらせ』の開発、販売、運用
公式:ウェブサイト企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000080967.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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