~オンラインで広がる、全国大会を目指す学生のためのステップアップ講座【参加費無料】~

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会が主催する「セキュリティ・キャンプ2025ミニ(オンライン)」の専門講座を2025年10月18日(土)~19日(日)の2日間、オンラインにて開催いたします。

イベント詳細:https://www.security-camp.or.jp/minicamp/online2025.html
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96005/58/96005-58-dbcf44f4648c968471b21e4648b0f0d2-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


より多くの学生に情報セキュリティに挑戦する機会を提供するため、全国どこからでも参加できる形で「セキュリティ・キャンプ2025ミニ(オンライン開催)」をオンライン開催します。
インターネット環境さえあれば、自宅や学校からでも受講可能です。

全国大会は難易度が高く、初心者や遠方の学生が参加しづらい課題があります。ミニキャンプは1~3日間の短期開催で、気軽に挑戦できる場として毎年開催中です。今年はオンライン化により、移動や宿泊の負担なく、全国どこからでも参加できる機会を提供します。
全国大会参加を目指す学生をはじめ、地域や学校に関わらずセキュリティに興味を持つ学生の応募をお待ちしています。
【ミニキャンプの専門講座について】全国大会レベルのテーマを初学者向けにアレンジした学生向け講座です。講師は主に全国大会経験者で構成され、1日1~2コマ程度の講義を行います。応募課題の合格が参加条件ですが、正答ではなく挑戦の過程を重視しています。
過去の専門講座例
- AIを騙すテクニックと対策を学ぼう ~敵対的サンプル入門~
- ペネトレーションテストを通じて学ぶAWSセキュリティ
- マイナンバーカードの暗号技術とセキュリティ
- OSのセキュリティ~コンテナの作り方、壊し方~
- コンテキストを読み解き進めるモダンWebセキュリティ入門
- アクセス制御から学ぶゼロトラストネットワーク入門 -認証プロキシ編-
- シミュレーションを用いたIoT機器の解析体験
- Introduction to Malware Analysis

【専門講座 概要】[表: https://prtimes.jp/data/corp/96005/table/58_1_2a093bea53a98fad261ef7d8276c046c.jpg?v=202508180216 ]
【プログラム】1日目 10月18日(土)9:00~18:00『オープニング』『セキュリティ・キャンプ紹介』
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会 ステアリングコミッティ

『倫理講義』 
西尾 太一 氏 大阪地方裁判所第21民事部(知的財産権部)判事 

『LLMアプリの脅威と安全な作り方』 
湯浅 潤樹 氏 サイボウズ株式会社
近年、ChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)を用いたアプリケーションが急速に広がっています。しかしその裏では、従来のWebアプリとは異なる新しい脆弱性や設計上の落とし穴も数多く報告されています。
この講義では、特にRAG(Retrieval-Augmented Generation)と呼ばれるLLM活用パターンを例に、どのような脅威が存在するのかを探ります。脅威モデリングという手法で「どこに危険が潜んでいるのか」を考え、実際にLLMアプリを操作しながら「本当に危険なことが起きるのか?」を検証することで、安全なLLMアプリの作り方を学びます。


『RFCを読んで実装してみよう!』 
小林 麟太郎 氏 慶應義塾大学
本講義では、インターネット技術の標準的な仕様を策定するRFCを読みこみ、実装までの一連のプロセスをご体験いただきます。英文で書かれ、とっつきにくい印象があるRFCですが、実装とセットで読み込むと、より容易に理解することが可能です。
ハンズオンとしては、Tor等のトラヒック匿名化や、企業等におけるフィルタリングなど様々な用途で用いられている、比較的身近なSOCKS5プロトコルを取り上げます。RFCを読み込みながら、SOCKSプロキシをRustの標準ライブラリであるstd::netを用いて自作し、実際にトラヒックが転送されている様子を確認することで、みんなで感動を共有できればと思います。
また時間上可能であれば、簡単なインスペクション機能やユーザ認証によるトラヒックの識別といった、より実践的な実装についても取り扱う場合がございます。

【プログラム】2日目 10月19日(日)9:00~17:30『Windows バイナリ実験講座』 
大杉 浩太郎 氏 富士通ディフェンス&ナショナルセキュリティ株式会社
多くの企業向け環境で Windows が採用されていることもあり、マルウェア解析などの実業務においては、Windows バイナリ (PE ファイル、プロセスなど) に関連した知識が要求されます。
この講座では、実験やcrackme 形式の演習問題を通して、Windowsバイナリとその解析手法、エクスプロイト手法等について、マニアックかつ実践的な知識を学びます。
また、具体的な知識だけではなく、ソフトウェア・リバースエンジニアリングの中で直面する様々な困難に対して、切り込んでいく力を身につけていただくことも目的としています。
リバースエンジニアリングは根気のいる作業ですが、時間をかければ理解できるようになります。一緒にバイナリ畑を歩いていきましょう!

『触って学ぶ、マルチエージェントシステム・セキュリティ』 
高江洲 勲 氏 三井物産セキュアディレクション株式会社
本講義では、AIエージェント同士が連携して動作する「マルチエージェントシステム(Multi-Agent-System: MAS)」におけるセキュリティリスクと対策を、ハンズオンを通じて学びます。
近年、AutoGenのようなAIエージェント・フレームワークやMCP, A2AのようなAIエージェント・プロトコルが急速に進化し、複数のAIエージェントが役割分担しながらタスクを自律的に実行するMASの利用が広がっています。その一方で、AIエージェント間通信の改ざんやAIエージェントが利用する外部ツールの偽装など、MAS特有の攻撃手法も登場しており、従来のセキュリティ対策だけでは対策できない課題が見えてきました。

本講義では、AIエージェントや外部ツールの偽装、プロンプトインジェクションの連鎖など、MAS特有のセキュリティリスクを再現・分析し、攻撃と防御の両面からその本質を学びます。
AIセキュリティやマルチエージェントシステムの開発に関心のある方に向け、「机上の調査だけでは見えないMAS特有の脅威」と「実用的な対策技術」を、ハンズオンを通じて学べる内容となっています。ぜひ一緒に、AIエージェント時代のセキュリティを学びましょう。

【一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会 概要】
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96005/58/96005-58-b4aff95ae425bcb558c652f30f5e1daf-1170x948.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


本会は、次代を担う日本発で世界に通用する若年層の情報セキュリティ人材を発掘・育成するため、産業界、教育界を結集した講師による「セキュリティ・キャンプ」を実施し、それを全国的に普及、拡大していくことを目的としています。
基本情報
- 名称:一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会
- 所在地:東京都千代田区平河町二丁目16-1 平河町森タワー(株式会社ラック内)
- 代表理事:長谷川 陽介
- 設立:2004年4月
- URL:https://www.security-camp.or.jp/
- 活動内容:国内の学生に対して産業界の第一線で活躍する技術者から情報セキュリティに関する高度な技術教育を実施し、次世代を担う情報セキュリティ人材を発掘・育成する活動

公式SNS
- X:https://x.com/security_camp
- Facebook:https://www.facebook.com/seccampjapan
- YouTube:https://www.youtube.com/user/securitycampjapan/featured


【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会
E-mail: info@security-camp.or.jp
TEL:03-6757-0196
広報担当:協議会事務局、大倉企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000096005.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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