この取り組みを通じて、トラックドライバーの納品時の荷役時間が、およそ70%短縮されるという効果が得られました。
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パレット輸送によってドライバーの負荷が軽減し物流の持続可能性が高まる
■取り組みの概要
レンタルパレットによる輸送は、2025年5月に開始され、トラックドライバーによる手荷役作業が解消されました。
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(1) JPRから明星食品にレンタルパレットが供給されます。レンタルパレットが製造ラインに投入されます
(2) トップバリュの即席めんがレンタルパレットに積載され、明星食品拠点に輸送後保管されます
(3) イオングループの物流センターに納品されます。このときレンタルパレットはそのままイオングループの物流センターが受け取ります。
(4) 使用後のレンタルパレットはイオングループの物流センターからJPRに引き渡され、他のメーカーが納品に使用したレンタルパレットとともにJPRがまとめて回収します。
■導入効果
レンタルパレットによる輸送導入後、約3カ月間の運用を通じて以下の効果を確認しました。
(1) トラックドライバーの納品時のトラック1台当たりの荷役作業時間が、導入前と比較して約70%短縮されました。これにより、製品輸送の持続可能性が高まりました。(注1)
(2) レンタル方式を採用することで、自社パレットでの運用を行う場合に比較して、回収業務やパレット管理の手間が抑制されることを確認しました。
(3) イオングループの物流センターにおける入庫作業効率の改善に加え、納品車両の待機(順番待ち)発生を低減する効果を得ました。
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注1)バラ(手荷役)と、レンタルパレット(フォークリフト)を使用する場合のトラック1台当たりの作業時間の比較
■導入の経緯
(1) 物流業界は深刻なトラックドライバー不足に直面しています(「物流2024年問題」)。
(2) 即席めん業界では、製品が軽量であることから、パレットを使用しない「バラ輸送」が一般的でしたが、明星食品では、深刻化するトラックドライバー不足への対策としてバラ輸送からパレッ
ト輸送の導入を検討していました。本取り組みに先立ち、一部で自社パレットによる届け先への輸送を実施していましたが、パレットの管理、届け先からの回収など運用面での課題がありました。
(3) イオングループの物流センターでは、すでにトップバリュを含む多様な製品がJPRレンタルパレットで納入されていました。イオントップバリュとしても、即席めんのJPRレンタルパレットへ切り替えは、自社、納入メーカー双方のメリットになると考えていました。
注2)国土交通省・経済産業省・農林水産省 「物流効率化法理解促進ポータルサイト」
注3)国土交通省「パレット標準化推進分科会最終取りまとめ
■JPRレンタルパレットサービスの特長
JPRレンタルパレットサービスは標準規格化されたパレットを複数の企業が共有することで、効率的な「一貫パレチゼーションを」実現する社会的なシステムです。
(1) 安定供給:JPRが、2024年度に利用企業に供給したレンタルパレットの枚数は前年度比+5.8%の5,309万枚となり、過去最高となりました。JPRは全国に配置したパレットデポと運送のネットワークによりパレットを安定的に供給します。
(2) 共同回収ネットワーク:JPRが、空パレットの回収を行っている共同回収拠点の登録数2024年度に3,000カ所を超えました。加工食品・日用品を扱う卸売業や小売業の物流センターを中心に、新たな業種へも広がりを見せています。
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