行き場のない女子高生、無愛想すぎる男子大学院生、お日様のような笑顔の大学教授。この出会いは、世界一しあわせで切なくて大切な「大誤算」だった――。


マイクロマガジン社は、ことのは文庫より『親愛なるカンパニュール あなたに花を贈る理由』(小説:柑実ナコ/装画:池上幸輝)を、2025年9月20日に発売します。

同日より電子書籍の配信も開始。
電子版巻末には、池上幸輝先生によるカバー用イラストをそのまま収録!

さらに協力書店限定で、柑実ナコ先生書き下ろしSSペーパーをプレゼント!


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書誌情報

親愛なるカンパニュール あなたに花を贈る理由
小説:柑実ナコ / イラスト:池上幸輝
ISBN:9784867168356
定価:803円(本体730円+税10%)
発売日:2025年9月20日
https://kotonohabunko.jp/detail/campanule/

○あらすじ
――私はいつも、人を傷つける言葉ばかりが得意だ。

他人と距離を置く孤独な女子高生の桔帆(きほ)は、バイト先の花屋で「毎月20日、必ず奥さんのために花を買いに来る」お日様のような笑顔を放つ謎の大学教授・東明(しのあき)に出会う。

夏休みに入った頃、東明は彼女にある提案をもちかけた。
「自分がバカンスへ行く間、家の庭の世話をしてほしい」
戸惑いながらも了承した桔帆が、東明の自宅へ向かうと。
「……なんだお前、やっぱストーカーとかだったわけ?」

以前、桔帆が大学に花を届けに行ったときに、彼女を東明のストーカー扱いした「東明の弟子」と呼ばれる不機嫌そうな大学院生・綾瀬(あやせ)がそこで待ち構えていて――。

東明が仕組んだ、不思議な「同居生活」。
三人はいつしか、かけがえのない「友人」となるが、その奇妙であたたかな生活は、ある日突然終わりを迎える――。


特典情報

〇協力書店限定 書き下ろしSSペーパー
協力書店限定で、柑実ナコ先生書き下ろしSSペーパーをプレゼント!
詳細は下記URLよりご確認ください。
https://kotonohabunko.jp/spcont/2509_tokuten/

※配布状況、配布時期に関しては店舗により異なる場合がございます。
※特典の有無については店舗にてお問い合わせください。



一足先に作品のゲラを読んでいただいた皆様の感想を公開!

◎教育関係者
泣けると評判の本を読んで実際に泣けることは多くないが、今回は違った。
読み始めてすぐに桔帆の魅力に取り憑かれて応援したくなり、彼女のことをもっと知りたい関わりたいと思い3分の1のあたりで涙腺崩壊、そのまま一気に読んでしまった。
癖があって不器用で誠実で優しい人たちが共鳴しあっていく。周りの個性的な人たちや不器用な人たちがまた誠実で思慮深くて笑いや涙を誘う。こんなにいい人ばかり出てくるのに夢中になる展開って何事ですか。
心穏やかに過ごしたい夜でも、落ち込んだ時でも、理不尽な目に遭ってやりきれない時でも、きっとどんな精神状態で読んでも没入できると思う。


◎レビュアー
妻を亡くした大学教授、家業を継がなかった院生、優等生を諦めた女子高生。
ひとつ屋根の下、同居することになった3人が、それぞれの「喪失」と「過去」をどう乗り越えていくのか。
そして、その先に何が待つのか。それを彼らと一緒に、受けとめてほしい。
同著者の前作『君はいつも、迂回する』が好きだった自分は、本作の情報を見て迷わずリクエストを送った。読後、想像以上に心に残る物語だったと実感した。

最初は皆、独りだった。けれど出会うことで、変わることができた。
人は、人によって変われる。救われる。
それも――お互いに。


◎レビュアー
桔帆は、家でも学校でも、優等生でいられず上手く息ができないような日々を過ごしていました。
優秀な兄と比べられ、期待に答えられない自分に落胆し、自分のことがわからなくなっていきます。
そんな桔帆は、早く自立をしたくてお花屋さんでアルバイトを始めます。
「お嬢さん。その綺麗に咲いているお花をいただけますか?」
桔帆の耳に届いたその言葉が、少しずつ彼女の世界を変えていきます。大学教授と大学院生と女子高生の奇妙な同居生活は、なんたる少女漫画的展開なんでしょう。それがもうたまりません。
キュンとしたり、それぞれの過去を知り胸が苦しくなったり、涙を流しながら、ずっと優しい陽だまりに包まれているようでした。
桔帆を家に招いてくれるシノさん、口は悪いけれど過保護な大学院生の綾瀬、少し不器用だけどやさしい亜久津、そして花屋を営む夫婦。
誰もが桔帆に寄り添ってくれます。
桔帆と亜久津の関係が、とても印象的でした。
周りから見たらちぐはぐに思えるかもしれないけれど、ふたりだからこそ築ける関係がありました。
「頑張らなくていいよ」と言われて、ほっとする気持ちや焦燥感、取り残されるような不安。私ならきっと桔帆のように心が揺れてしまうと思います。無理をさせたくなくて「頑張らなくていい」と声をかけることもあると思います。でも安易には言えない言葉だなと痛感しました。
色の違いで花言葉が違う桔梗。どちらの花言葉も包んでくれるようなお話で読んだあと、心の中に色の違う桔梗の花がそっと咲いた気がしました。
誰かに認められることよりも、自分が進みたい道を決めて、自分が大切だと思う人と一緒に笑っていたいなと心から思いました。

桔帆や綾瀬にかけてくれた言葉が、奇妙な関係の三人が住む家の縁側に注ぐ日差しのように優しくて、シノさんが愛おしくてたまりませんでした。


著者情報

小説:柑実ナコ
東京都在住。2022年「ことのは文庫×魔法のiらんど『泣ける文芸小説』コンテスト」にて大賞を受賞。受賞作『君はいつも、迂回する』にてデビュー。幸せを感じる時間は、大好きなアーティストの音楽ライブへ行く時、大好きな人達と美味しいご飯を食べる時。


イラスト:池上幸輝
イラストレーター。緻密で繊細、かつ透明感のあるタッチが特徴。2023年、翔泳社より『絵の勉強おたすけノート うまい人がコツコツ見つけたイラスト上達法』を刊行。


ことのは文庫×魔法のiらんど「泣ける文芸小説」コンテスト 大賞受賞作          『君はいつも、迂回する』好評発売中!

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『君はいつも、迂回する』
小説:柑実ナコ イラスト:急行2号
価格:803円(本体730円+税10%)
ISBN:9784867164334
https://kotonohabunko.jp/detail/kimihaitumoukaisuru/


ことのは文庫は2025年に創刊6周年を迎えた、マイクロマガジン社のオトナ女子向けの文芸レーベルです。
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累計7万部を突破した『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや、人気爆発中のあやかし物語『おまわりさんと招き猫』シリーズ、テレビドラマ化もされた『さよならの向う側』など、あなたの心に響く様々な作品を出版しております。

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