[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34921/98/34921-98-c2c41fbf4b9f98405ebb614d77885c0e-800x533.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■解析概要
<解析した米>
ブレンド古古米 (R4年産備蓄米:楽天生活応援米)
<炊飯方法>
・「通常の炊飯」
・古米や備蓄米などが美味しくなると言われている「竹炭入り炊飯」「お酢入り炊飯」
<解析サンプル>
a) 通常炊飯米の抽出液(炊飯米をすりつぶして抽出した液)
b) 竹炭入り炊飯米の抽出液(炊飯米をすりつぶして抽出した液)
c) お酢入り炊飯米の抽出液(炊飯米をすりつぶして抽出した液)
※ブレンド米の解析であることを考慮し、各3サンプルを解析
▮解析結果
1. 炊飯後のタンパク含量に違いがあることを把握。
「竹炭入り炊飯」「お酢入り炊飯」では、炊飯後のタンパク含量が「通常炊飯」より低下していた。これらの炊飯法では分解酵素などが活性化し、より多くのタンパク質がアミノ酸へと分解することで美味しさにつながっている可能性が考えられる。(図1.2.)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34921/98/34921-98-f67a9bbfa2f6819a54d8a4009338491f-702x499.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<図1.:aiwell IPAで取得したタンパク質画像:タンパク含量の差異が浮き彫りに>
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34921/98/34921-98-82b84e0d6daeb0cba9a103eebf58fcf5-885x281.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※タンパク濃度 (mg/mL) は炊飯米2.0gから抽出したタンパク質を100uLに溶解したもの。炊飯米の重量を測定し、1粒重 (mg) および生米1g相当のタンパク量を算出した。タンパク濃度は2D Quant Kit (Cytiva) を使用して測定した。この手法では原理上検出限界が設定されていないが、今回の測定結果は極低濃度域であり数値的な信頼性には欠ける。図1.の結果も鑑みると、概ねの大小関係については反映されていることが推測できる。
2. タンパク質の分解パターンに違いがあることを把握。
「竹炭入り炊飯」ではタンパク質が全体的に減少していたが、「お酢入り炊飯」では特定のタンパク質が減少していた。タンパク質の減少はアミノ酸への分解を示唆しており、分解された特定タンパク質が「竹炭入り炊飯の食味(例:ふっくら、甘みが増す、古米臭が消えるなど)」と「お酢入り炊飯の食味(例:ツヤ、口当たりがなめらかなど)」の差に関与している可能性が高い。(図3.4.)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34921/98/34921-98-040468c2016f43034d921ae96178e48a-720x331.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<図3.:通常炊飯と竹炭入り炊飯におけるタンパク組成比較>
→組成に大きな変化がなく、タンパク質が全体的に分解された可能性が高い。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34921/98/34921-98-ee6ef0d8d13ae3faf5eb7cf77a02313b-687x316.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<図4.:通常炊飯とお酢入り炊飯におけるタンパク組成比較>
→タンパク組成に大きな変化。特定のタンパク質(○部分)が分解された可能性が高い。
<注意事項>
なお、炊飯器メーカーでは、お酢が内釜の表面加工を劣化させる原因になるとして炊飯時・炊飯後を問わず炊飯器に直接お酢を投入することを推奨していない場合があります。
ご注意ください。
■aiwell株式会社について
人・動物・植物などのタンパク質を、二次元電気泳動を用いて高精度な画像にし、AIで比較検証して特徴的なタンパク質の変化を察してから質量解析を行う「aiwell IPA」を開発。
「aiwell IPA」を用いることで、従来まで時間やコストの掛かるバイオマーカー探索を効率的に、短時間で探索するにタンパク質同定を実現しています。
「aiwell IPA」は国立東京工業大学(現 東京科学大学)林宣宏教授が開発した技術を含み、複数の特許を保有する技術です。精緻なプロテオミクス画像をAIで比較検証することで、病気や生態変化に起因する特定タンパク質バイオマーカーの探索を、従来手法に比べて大幅に迅速化。人々の健康管理や病気の早期発見、創薬などの場面で利用されています。また、人のみならず、競走馬や牛、豚などの家畜、農作物、食料品などの現場で、幅広い市場ニーズを獲得しています。
aiwellでは現在、新川崎にプロテオミクスイノベーションセンター(通称PIC)を開設し、タンパク質の解析技術を求める様々な現場に技術提供しています。
aiwellは以下3件の特許を取得しています。
・ピレンを基本骨格とした無洗浄タンパク質ゲル染色剤(特許第7113446号)
・情報処理システムおよびプログラム (特許第7215682号)
・情報処理システム、特定システムおよびプログラム (特許第7670286号)
【会社概要】
会社名 aiwell株式会社(英文表記:aiwell Inc.)
代表者 代表取締役 馬渕 浩幸
設立 2018年1月23日
所在地 東京都千代田区二番町9番3号
会社HP https://www.aiwelljapan.com
【本件に関するお問い合わせ先】
aiwell株式会社
E-mail:info@aiwelljapan.com企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000034921.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp