株式会社メタップスホールディングス(渋谷区、代表取締役社長 山崎祐一郎)が提供するAWSコスト管理ツール「srest」は、2025年9月11日(木)から茅ヶ崎市のガバメントクラウド環境において、実証実験を開始します。1,700以上ある自治体の多くで採用している共同利用方式の環境における実証は、全国初の取り組みです。
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写真:左から、茅ヶ崎市デジタル推進課 副主査 齋藤 翔斗様、茅ヶ崎市デジタル推進課 副主査 松野 友貴様、茅ヶ崎市デジタル推進課 課長補佐 相澤 牧様、srestプロダクトオーナー 山北 尚道、srest事業責任者 ソ チャンギョ
◼︎実証開始の背景
各自治体は、2026年3月までに基幹業務システムを標準準拠システムに移行し、ガバメントクラウド上で稼働させることを目指しています。こうした移行により、自治体システムの運用に柔軟性が生まれ、標準化の効果も期待されています。一方で、移行後には運用経費への対応も必要となり、限られた財源の中でクラウドコストを適切に管理・最適化していくことが、自治体にとって重要な取り組みとなっています。
茅ヶ崎市では、このガバメントクラウドの利用にあたり共同利用方式を採用しています。共同利用方式は、一つのシステムを複数の自治体で共用する仕組みであり、AWSアカウントは運用補助事業者(ベンダー)が保有します。そのため、自治体は、利用料の内訳を十分に把握できないという制約があります。この結果、請求書の検収や利用状況の確認に多くの時間を要しています。特にマルチベンダー体制をとる茅ヶ崎市では、請求書の検収に必要な情報を各事業者に依頼しなければならず、コミュニケーションコストや手間が大きな負担となっています。月次の検収作業に多くの労力が割かれ、本来取り組むべきコスト最適化に向けた検討にまで踏み込むことが難しい状況です。
こうした課題を解決するため、茅ヶ崎市はAWSコスト管理ツール「srest」を活用します。コストの可視化を実現し、検収作業を効率化することで、将来的なコスト最適化につながる体制づくりに取り組みます。
◼︎実証内容
今回の実証実験では、「srest」を活用することで、これまで運用補助事業者に依頼しなければ得られなかった利用明細や内訳情報を直接取得できる環境を提供します。これにより、請求書検収に伴うデータ収集や内訳整理の手間と時間を大幅に軽減し、その削減効果を検証します。さらに、効率化によって生まれた時間をコスト最適化の検討に充てられるよう支援します。
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◼︎茅ヶ崎市デジタル推進課 松野 友貴様コメント
茅ヶ崎市では、標準化対象業務システム及び窓口DXSaaSにおいてガバメントクラウドを活用し、いずれも共同利用方式を採用しています。この共同利用方式では、ガバメントクラウドの管理を事業者に委任する形となるため、自治体がガバメントクラウド利用料を直接確認できない課題があります。
本市ではガバメントクラウド利用料の支払いにおける検査検収やクラウドサービスごとのコストを「見える化」する方法を模索していました。その最中に、「srest実証実験」のご提案を受けて、課題解決に向けた取り組みを進める運びとなりました。
この実証実験では、クラウドコストが「可視化」されることで、事業者と自治体が協力し合いながら業務効率化やコスト削減につなげていけることを期待しています。この実証の有効性が証明され、業務効率化によって創出された時間をガバメントクラウド利用料のコスト最適化のための本質的な議論や検討に充てることを目指しています。
さらに、今回の取り組みが、同様の課題を抱える全国の自治体職員の方々に少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
◼︎「srest」について
「srest(スレスト)」は、複数のAWSアカウントのコストデータを統合し、FinOpsの観点から継続的なコスト最適化を支援するAWSコスト管理ツールです。
部門やシステム単位での詳細なコスト分析が可能な直感的なダッシュボードにより、企業全体のクラウドコストに対する透明性と意思決定の精度を高めます。
AWSが実施する技術レビュー「AWS Foundational Technical Review」を通過し、AWS 認定ソフトウェアにもなっています。
サービスサイト:https://srest.io/
<参考>
・プレスリリース(2025年6月27日)
クラウド予算の“気づいたら超過”を未然に防ぐ新機能を提供
https://metaps.com/ja/archives/press_release/13832
・プレスリリース(2025年6月10日)
名古屋市、ガバメントクラウド環境におけるFinOpsを全国に先駆け実践、「srest(スレスト)」を正式導入へ
https://metaps.com/ja/archives/press_release/13562
・プレスリリース(2025年3月27日)
AWSコストの急上昇を早期検知する新機能をリリース、無駄なコスト削減で企業のFinOpsにも寄与
https://metaps.com/ja/archives/press_release/12681
◼︎当社について
AIの進化により、全てのソフトウェアが更に高度化する時代において、よりニッチで専門性の高いソフトウェアが求められています。当社は、バックオフィスや開発領域を中心に、様々なソフトウェアの提供を通して、企業のDX支援に取り組んでいます。
ミッション:テクノロジーでお金と経済のあり方を変える
ビジョン:世界を解き放つ
〈会社概要〉
会社名:株式会社メタップスホールディングス
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア
代表者:代表取締役社長 山崎 祐一郎
設立:2023年1月26日
資本金:100百万円(資本準備金を含む)※2025年6月末時点
コーポレートサイト:https://metaps.com/
※Amazon Web Services、AWSは、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
※その他、記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
■報道関係者の方のお問い合わせ先
株式会社メタップスホールディングス
社長室 広報
pr@metaps.com
■サービスに関するお問い合わせ先
株式会社メタップスホールディングス
テクノロジー戦略部
担当:磯崎 光
sales@srest.io企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000239.000072698.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp