[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99287/157/99287-157-769248f53ef13fea12d704dbb0a24a91-1404x673.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ReGACY Innovation Group株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:成瀬 功一、以下:ReGACY)は、一般社団法人ローカルイノベーション協会(本社:広島県竹原市、代表理事:桶谷 建央、以下:LIA)とともに大阪府泉佐野市と連携して運営する「Izumisano Startup Support Program(以下:本プログラム)」において、研究者やスタートアップ5者を採択しました。また、2025年10月1日には泉佐野市内にイノベーション創出活動の拠点となるコワーキングスペース「Sano L・A・B」を開設し、循環型経済をテーマにしたイノベーション創出を推進します。
新産業創出を目指すIzumisano Startup Support Program とは
泉佐野市は、関西国際空港の対岸に位置する玄関都市として、その特性を活かした土地基盤を構築してきた一方、人口減少や少子高齢化といった課題にも直面しており、魅力的な雇用の場の確保につながる新産業の創出が必要となっています。
こうした背景のもとReGACY及びLIAは、ReGACYの持つ新規事業創出の知見を活用し、アクセラレータープログラムを核に新産業を創出する取り組みを、泉佐野市において開始しました。具体的には、地域事業者とのオープンイノベーションプロジェクト(協働事業)を通じて、先端技術を持つスタートアップ等を国内外から泉佐野市に呼び込み定着を図ることで、市内における新産業の創出を通じた魅力的な雇用の創出を目指します。
詳細は、2025年8月15日に発表しましたこちらのプレスリリースをご参照ください。
Izumisano Startup Support Program が目指すビジョン
2025年度の本プログラムは、環境分野を新産業創出のテーマに設定します。中でも「循環型経済の実現」を注力分野とし、泉佐野市を、国際空港を中心とした循環型経済の先端都市とすることを目指します。
泉佐野市は、日本有数の食品コンビナートが立地しているほか、農場、漁場もあり食品加工副産物や魚のあらといった様々な食品残渣が排出されています。また、空港やショッピングモールのように、まとまった量の廃棄物を排出する施設も立地しています。このような多様な廃棄物の形態を有している泉佐野市は、循環型経済の実現に資する新技術・新サービスの社会実装を目指すスタートアップにとっては、とても魅力的なフィールドです。さらには、関西国際空港という泉佐野市最大の特徴を活用し、海外スタートアップの呼び込みにも適しています。
泉佐野市にとっても、循環型経済に向けた取り組みを促進させることで、市内の商業活動・産業活動の持続可能性を高めることができます。加えて、循環型経済の実現に取り組むスタートアップ等の集積による新規事業・雇用の創出も期待できます。
ReGACYは泉佐野市と連携して、本プログラムで「循環型経済」をテーマに採択したスタートアップが実証事業・社会実装を行う市内企業をマッチングし、伴走支援を行います。さらに、活動拠点を整備し、国内外のスタートアップが泉佐野市を一時的な実証実験の場としてではなく、中長期的な成長の場と捉える最適な活動環境を提供します。加えて、廃棄物等から生成された水素・バイオガス・栄養素等を、エネルギーや農地への堆肥として、泉佐野市内で活用する仕組みも整えていきます。こうした取組により、泉佐野市内へのスタートアップの定着を図り、継続的に集積させることで産業クラスターの形成を促進します。そして、将来的に良質な雇用を創出するとともに、先端技術の社会実装を通じて泉佐野市を循環型経済の先端都市とすることを目指します。
今年度の採択企業について
2025年7月より公募を開始し、全国のスタートアップの方々から多数のご応募をいただきました。審査の結果、5者を採択しました。
(50音順、敬称略)
1. 信州大学 工学部 天野研究室
(https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/chair/chem007/、
IJIE-GAPファンドプログラム採択課題https://ijie.jp/adopted/943/)
・代表者:天野良彦氏
・実証事業内容:市内食品工場や農業生産者の未利用バイオマスを活用し、独自の連続式水熱反応器及び酵素処理技術を用いて、糖質・ポリフェノール等の高機能成分を抽出する。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99287/157/99287-157-695f32faf0f39abae3b991b7df372c51-1531x351.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2. 環境微生物研究所株式会社(https://ybaba1.wixsite.com/rumen115)
・代表者:馬場保徳氏
・実証事業内容:草を食べてメタンをつくる牛の胃袋を再現した独自の発酵装置「GEP(ゲップ)ソリューション」により、既存技術では処理が難しかった生ごみ・農業ごみ等に多く含まれる植物系残渣のメタン発酵を効率的に行う技術を用いて、市内事業者が排出する廃棄物からバイオガスを生産する。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99287/157/99287-157-988e568f3b9b2fd93b30eaff2c68b875-1054x369.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3. Symbiobe株式会社(https://www.symbiobe.jp/)
・代表者:伊藤宏次氏
・実証事業内容:排ガスまたは産業廃液中の炭素源・窒素源を吸収(固定)しながら増殖する「海洋性紅色光合成細菌」を培養する技術を活用し、市内事業者が排出する廃液から、機能性代謝物を含有する資材を生産する。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99287/157/99287-157-cdbaacd24cfd8ed6acb70d7fa3c1016c-1164x384.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
4. Your Arbor Inc.(https://www.arbor.eco/)
・代表者名:Alex Todorovic氏
・実証事業内容:カナダに本社を置く海外スタートアップ。操作が簡単で結果が正確な二酸化炭素排出量測定プラットフォームを活用し、様々な業種の地元企業に対して個別製品単位での二酸化炭素排出量を可視化。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99287/157/99287-157-1faeba65b71251f2ce8c7b6b68a8c4ed-1261x537.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
5. レコテック株式会社(https://recotech.co.jp/)
・代表者:野崎衛氏
・実証事業内容:関西国際空港に廃棄物計量管理システム「pool」を設置し、テナントごとの排出状況を可視化する。計測結果をもとに、主体的な分別・削減行動を促進する。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99287/157/99287-157-0722bfbcbdf6028accda07bd94728e26-1749x480.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
イノベーション拠点Sano L・A・Bの開設について
採択した国内外のスタートアップ等が泉佐野市で活動する際の拠点となるコワーキングスペース「Sano L・A・B(以下:本施設)」を、2025年10月1日に開設します。場所は「りんくうエルガビル」(りんくうタウン駅より徒歩2分)です。本施設は、大阪ガス株式会社の協力のもと、ReGACYの出資先スタートアップの一つである株式会社ATOMicaが運営を行います。
本プログラムにおいては、本施設をスタートアップ等の外部人材と、市内企業が出会う共創の場として位置づけ、泉佐野市におけるイノベーション創出のハブとなることを目指します。
また、アクセラレータープログラムを行うにあたり、地域外の事業者が、地元企業と円滑にオープンイノベーションプロジェクトを進めるためには、泉佐野市の企業文化や慣習を理解し、地元企業のコミュニティに溶け込む必要があります。そのため、株式会社ATOMicaを通じて常駐人材(コミュニティマネージャー)も雇用し、地元企業とのネットワーキングを行います。
なお本施設は、スタートアップの方々だけでなく、どなたでもご利用いただけます。定期的にイベントを開催し、スタートアップの方々と交流いただける機会もありますので、ぜひご利用ください。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99287/157/99287-157-0204f1a539a9f4c891f31f9424ec2d5f-1831x496.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ReGACYの役割
ReGACYはLIAと共に、
・ 本プログラムの総合的な戦略・企画立案
・ 市内企業とのネットワーキング
・ アクセラレータープログラムの運営(有望スタートアップの発掘、協業プロジェクトの企画立案、採択スタートアップへの伴走支援等)
を担い、スタートアップと地域企業の協働による新産業・雇用の創出を強力に後押しします。
本プログラムのスケジュール
2025年9月1日~:スタートアップの採択・実証事業開始
2025年9月30日:「Sano L・A・B」キックオフイベント
2025年10月1日:「Sano L・A・B」開設
2026年3月:成果報告会開催
※ 詳細は公式HPをご覧ください。
公式HP:https://izumisano.local-innovation.jp/
【お問合せ先】
本プログラム事務局(一般社団法人ローカルイノベーション協会):
izumisano-ssp@local-innovation.jp
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ReGACY Innovation Group株式会社について
2022年2月設立後、大手企業や自治体、教育機関等からのベンチャー創出やオープンイノベーションによる事業化に特化したサービス開発・展開を行っています。経営コンサルとベンチャーキャピタルの手法を統合することで探索から事業化・収益化までを一気通貫で共創支援が可能となり、レガシー組織に向けて総合的なイノベーションサービスを提供しています。
■会社概要
社名 :ReGACY Innovation Group株式会社(英表記:ReGACY Innovation Group Inc.)
代表者:代表取締役 成瀬 功一
設立 :2022年2月2日
所在地:東京都千代田区神田神保町1丁目24-1 CIRCLES神保町II 10階
ホームページ:https://regacy-innovation.com/
事業概要:
イノベーション戦略策定・実行管理、イノベーション組織・制度、CVC設立、新事業インキュベーション、オープンイノベーション、ベンチャー投資・M&A、プロダクト開発・ラボ事業、プライベートエクイティ事業
一般社団法人ローカルイノベーション協会について
■法人概要
法人名:一般社団法人ローカルイノベーション協会
(英表記:LOCAL INNOVATION ASSOCIATION)
設立 :2022年4月3日
代表者:代表理事 桶谷 建央
所在地:広島県竹原市本町三丁目12番15号
ホームページ: https://local-innovation.jp/
事業概要:
アントレプレナーシップ溢れる中央官公庁、地方自治体と共に、産学官金+市民・地域と連携したイノベーションスキームを創出することで、日本の躍進をリードするReGACY Innovation Groupのグループ法人。企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000099287.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp