~「学認」に対応し、教育機関におけるIdPの準備・運用の効率化を実現~

学校教育向けにICT利活用を支援するチエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:川居 睦)は、2025年10月に教育機関向けシングルサインオン製品『ExtraConsole Secure Network』は、この度、学術認証フェデレーション「学認」に対応のためバージョンアップをすることを知らせします。本製品は、学認参加に必要なIDプロバイダー(IdP)の構築・運用を簡素化することで、教育機関が抱える技術的な課題を解消し、スムーズな学認利用を支援します。


■『ExtraConsole(R) Secure Network』とは
校務DXを含む、情報セキュリティの確保には、ゼロトラストセキュリティの観点から不正アクセスを防止することが重要と言われています。
『ExtraConsole(R) Secure Network』は、ゼロトラストセキュリティに関する3つの要素技術のうちの1つである「アクセスの真正性」を実現するシングルサインオン(SSO) を提供する情報基盤システムです。様々な認証方式から各学校や自治体の運用状況にあわせてクラウドでもオンプレミスでもどちらの方式でも導入が可能となります。また、情報管理者は直感的な管理画面で各サービスの利用状況を把握することができ、組織として円滑な運用サポートを実現します。
ユーザーはシングルサインオンを用いることによって、セキュリティが確保された複数のクラウドサービスを1回の認証でアクセスすることができるようになり、その利便性の向上と認証の煩雑化によるリスクの低減を同時に図ることができるようになります。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67516/155/67516-155-409dfbdf511471160ec5f79270a3dcba-1549x695.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■バージョンアップの背景

近年、教育現場におけるオンラインサービスの利用は不可欠となっており、利便性とセキュリティの両立が強く求められています。学術認証フェデレーション「学認*」は、国内外のオンライン学術サービスを利用するための重要な仕組みとして、その役割が一層高まっています。
一方で、学認に参加しサービス提供を受けるためには、参加機関が IdP(Identity Provider)を構築・運用する必要があります。学認の IdP として広く普及している「Shibboleth IdP」ですが、その構築や運用には高度な専門知識が求められます。さらに、一度IdPを構築した後も、証明書の定期的な更新や新しいサービスプロバイダー(SP)との連携設定など、煩雑な作業が発生し、システム管理者にとって大きな負担となっています。


■バージョンアップの概要
今回のバージョンアップにより『ExtraConsole(R) Secure Network』は「学認」に対応し、教育機関のシステム管理者が抱えていた IdP 運用の課題を解決いたします。
本製品を学認用のIdPとして利用することで、専門知識がなくても GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)による直感的な操作で、学認に必要な設定を簡単に行うことができます。

これにより、コマンドライン操作が中心の Shibboleth IdP のように高度な知識を習得する必要はなく、短期間での学認参加が可能となります。さらに、証明書の更新や新しいサービスプロバイダー(SP)との連携設定もすべてGUI上で完結します。これにより、管理者は煩雑な作業から解放されるだけでなく、設定ミスのリスクも最小限に抑えることができ、安心してシステムを運用いただけます。

本バージョンアップにより、次のようなメリットが生まれます。

1.IdP構築のハードルを解消Shibboleth IdPのような複雑なシステムの構築は不要で、GUIベースの簡単な操作で設定が完了するため、学認参加までの期間を大幅に短縮できます。

2.管理者の負担とリスクを低減し、煩雑な手動作業が不要となり、証明書の更新漏れや設定ミスといったリスクを最小限に抑え、安定した運用を支援します。

3.既存システムの有効活用すでに『ExtraConsole Secure Network』を導入済みのお客様は、新たなシステムを構築することなく、既存の環境で学認に参加し、利用を拡張できます。

『ExtraConsole(R) Secure Network』の学認対応は、教育機関における認証基盤のセキュリティをさらに強化するとともに、教職員や学生の皆さまに、より快適で効率的なデジタル学習・研究環境を提供いたします。


■製品情報
シングルサインオンシステム『ExtraConsole(R) Secure Network』
https://product.chieru.co.jp/extraconsole/extraconsole-secure_network/

■製品に関するお問合せ
https://www.chieru.co.jp/mailform/inquiry/

※ 学認 / GAKUNIN およびロゴは、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の登録商標です。

■チエル株式会社
「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業を ICT で支える」を企業理念に掲げて設立。シェア NO.1 のフルデジタル CALL システムや、タブレット対応授業支援システム、クラウド型教材配信サービスなどの開発・制作を手がける、教育市場に特化した ICT 専業メーカーです。

【会社概要】
会社名   :チエル株式会社【東証スタンダード・コード番号:3933】
代表者   :代表取締役 川居 睦
本社所在地 :東京都品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー22F
設立    :1997年10月1日
資本金   :3.36億円
事業内容  :教育ICT事業
ホームページ:https://www.chieru.co.jp

取材に関するお問合せ先
チエル株式会社 プロモーション部(広報担当) E-mail:tm-pr@chieru.co.jp企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000067516.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
編集部おすすめ