[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42056/387/42056-387-f969d58efcd04e6202c9e07afb0c0e25-1536x1024.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
リーガルテック株式会社(東京都港区、代表取締役:平井 智之)は、
電子部材・機能性フィルムを扱う化学メーカーの材料開発部門において、過去の実験ログや性能評価データを横断解析し、新規材料の兆しを抽出する取り組みに AI IPGenius on IDX を活用したケースを紹介する。
光学特性・膜厚・分散状態など、多様な条件が複雑に関わる材料開発において、非構造データをAIが整理し、技術テーマの再検討に活かされ得る事例である。
本取り組みは、蓄積された研究データの可視化と、探索プロセスの効率化を目的としている。
背景
光学フィルムやディスプレイ材料の開発では、屈折率、ヘイズ、透過率、位相差、粒子分散状態、膜厚均一性など、性能を左右する要素が多岐にわたる。
研究現場には、試作条件や評価結果が記された実験ログ、コーティング条件をまとめた資料、試作品の光学特性データなどが大量に蓄積されているが、その多くは形式が揃わない非構造データである。
このため、研究者が過去の材料試作から得られた示唆を十分に活用できず、条件差に潜む“兆し”を見落とす可能性が指摘されてきた。
過去データを横断し、性能向上につながり得る要因を抽出する仕組みが必要とされていた。
活用事例:AIが実験ログ・評価データを横断解析し、材料開発の核心を整理
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42056/387/42056-387-7bd990a906eca67884aa31c1a95b63a7-1394x595.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
電子部材・機能性フィルムを扱う化学メーカーの材料開発部門が、以下の資料を AI IPGenius on IDX に投入して活用した。
・実験ログ(配合条件・分散状態・膜厚設定など)
・光学特性の評価レポート(屈折率・ヘイズ・透過率・位相差など)
・試作履歴・コーティング条件の記録
・過去の材料技術資料
AI IPGenius on IDX が非構造データを横断的に解析し、
・特定の膜厚条件で性能が向上していた可能性
・粒子分散状態と光学特性の関係性から示唆される改善点
・構造が異なる材料シリーズ間に存在し得る技術的つながり
・過去の試作品と現在の開発テーマとの関係性
などを整理した。
研究者は抽出結果を起点として議論し、テーマの方向性を再検討する際に活用した。
さらに、抽出データを MyTokkyo.Ai と連携し、類似材料の特許情報を即時に検索できる環境を構築した。
AI IPGenius on IDX について
AI IPGenius は、研究現場に蓄積される非構造データを解析し、技術情報の検索・整理・要点抽出を行うナレッジベースである。
PDF、PowerPoint、Word、スキャン資料、画像入りファイルなど多様な形式の社内資料を理解し、材料開発ログのような複雑な技術情報にも対応する。
主な特徴は以下の通りである。
・非構造データ解析:研究ノート、実験ログ、議事録などを横断理解
・技術ポイント抽出:改善点、新規性の可能性、過去テーマとの構造的つながりを整理
・類似技術検索:MyTokkyo.Ai と連携し、関連技術を即時探索
・共有資料解析:部門内に散在するファイルをまとめて可視化
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42056/387/42056-387-1ee94acccd25fd37d61b30540797a4d0-1249x680.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
活用効果
本取り組みでは、以下のような効果が期待されるものとして整理された。
・過去の実験ログ・評価結果の探索時間を削減
・材料性能に影響し得る要因を抽出し、検討効率を向上
・新規材料の兆しや発明の可能性を示すポイントを整理
・研究テーマ設定や試作計画の再検討を支援
・部門内の技術知の可視化・共有を促進
これらは、光学フィルム・機能性フィルム分野における材料探索の高度化に寄与するものと考えられる。
今後の展開
リーガルテック株式会社は、材料開発におけるデータ活用をさらに進めるため、以下のモデル強化を予定している。
技術テーマ探索モデルの拡張
実験ログ構造化モデルの強化
材料比較・差分抽出モデルの精度向上
AIが研究データを理解し、次の材料開発サイクルに活かせる環境を整備することで、R&D現場の効率化を支援していく。
製品ページ:https://www.legaltech.co.jp/ipgenius/
会社概要
会社名:リーガルテック株式会社
設立:2021年3月
資本金:3億7,900万円(資本準備金含む)
代表取締役社長:平井 智之
所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
URL:https://www.legaltech.co.jp/
事業概要:
・特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」
・知の資産化ナレッジベース「AI IPGenius」
・秘密情報共有データルーム「リーガルテックVDR」企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000387.000042056.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp