日本の国連加盟70周年の今年、日本から若者の声を国連に届けよう!

亀裂が深まり、紛争や分断が広がり、制度への信頼が失われつつある世界の中で、若者が主導する対話や解決策の必要性は、かつてないほど高まっています。そのような中、若者・平和・安全保障に関する国連の新しいキャンペーン「Hear Us. Act Now for a Peaceful World (私たちの声を聞いて。
平和な世界のために今すぐ行動を)」 の中心として、国連が世界各地で展開する「ピース・サークル」が、日本の自治体が主催するものとしては初となる「横浜ピース・サークル」(3月8日)をはじめ日本各地で展開されます。
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2025年の国際平和デー(9月21日)に国連本部で開催された「ピース・サークル」ローンチ・イベント Credit: MF Page/UN Peacekeeping

ピース・サークルは、若者の力を結集して、今日の深刻化するグローバル課題に対する緊急かつ見過ごされがちな解決策を提示していくことを目的に、若者がリードする平和のための対話と行動のためのグローバルな取り組みです。昨年9月の立ち上げ以降、これまでに米国、ヨルダン、メキシコ、ホンデュラス、コロンビア、シリア、タンザニアで開催され、今後日本も含め、コンゴ民主共和国、ナイジェリア、インドなどに拡大する予定です。

国連安全保障理事会決議2250(若者・平和・安全保障)が2015年に採択されてから、昨年で10年が経ちました。世界人口の50%は30歳未満であり、彼らは平和を築き、仲介し、教え、維持し、普及し、ボランティア活動を行い、革新しています。しかしながら、若者は意思決定や解決策の形成の場からあまりにも頻繁に排除されています。世界では、国会議員のうち30歳以下の議員は、わずか2.8%しか占めていません。2億6,000万人以上の若者が就業も就学も訓練受講もしておらず、そのうちの3分の2は女性です。若者は議論の場に招かれても、その声は無視されがちで、それが信頼のギャップにもつながっています。ピース・サークルは、そのパラダイムを変えるための直接的な取り組みとして昨年の国際平和デー(9月21日)、若者が単に議論に出席するだけでなく、決定を主導する場として国連本部で立ち上げられました。

ピース・サークルの立ち上げに参加したグローバル・コミュニケーション担当のメリッサ・フレミング国連事務次長は、「世界中の若者にとって、平和は抽象的な概念ではありません。それは自分たちの今の生活と、来るべき将来の礎となるものです。
このキャンペーンでは、若者主導の解決策を高めるとともに、日々平和の実現に向けて取り組んでいる若きリーダーたちの声に光を当てていきます」と述べています。

若者の政治参加をはじめ、紛争予防から軍縮、平和構築、気候安全保障、ジェンダー平等、教育に至るまで、ピース・サークルは全世界で、若者のリードのもと、若者とともに、人間を中心に据えた、より平和で公正かつ持続可能な未来を形作るための緊急の解決策について話し合っていきます。

参加者の声と対話の成果は、2026年9月に公表予定の『若者の平和への貢献に関する国連事務総長報告書』などにインプットされる予定です。この報告書は、2024年に国連加盟国が採択した「未来のための協定」の要請を受けて取りまとめられるもので、急速に変化する世界情勢の中で、若者が平和プロセスや紛争解決に果たす積極的な貢献を記録し、評価することを目的としています。ピース・サークルを通じて得られた洞察や解決策は、若者の行動を描く世界的なタペストリーの一部として蓄積され、本報告書の策定に直接寄与することになります。これは、各ピース・サークル終了時に参加者と主催者が必ず記入を求められるオンライン・アンケートを通じて行われますが、このアンケートは報告書策定のための調査研究で用いられている質問と連動した内容になっています。

国連広報センターの根本かおる所長は、「ピース・サークルは、日本の国連加盟70周年にあたる今年、戦後一貫して平和国家として歩んできた日本から若者の声を国連に届けることのできる貴重な機会です」とその意義を強調しています。

日本各地での展開にあたり、国連広報センターは一般社団法人「かたわら」の高橋悠太代表とNPO法人ボーダーレスファウンデーションの中村涼香理事と連携しています。

「若者には、人種や性別、文化、思想などを越えてつながることができる柔軟性があります。利害を超えて対話を呼びかける若者のエネルギーは、『力による対立』を『対話による協調』へ転換させる力があります。国々の対立を若者一人ひとりの絆を強く深く紡いでいくことで克服できると信じています」と、国連本部での立ち上げのピース・サークルにも出席した高橋悠太さんは語っています。

国連が任命した17人の「SDGsのためのヤング・リーダーズ」の一人である中村涼香さんは、「若者は『未来の担い手』である前に、今を生きる社会の一員であり、意思決定に関わる存在であるべきだと考えています。
ピース・サークルは、若者が対話するだけでなく、決定を主導する場をつくる先駆的な取り組みです」と述べています。

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