京都の奥、嵐山からさらに山道を分け入った先に、水尾という小さな集落があります。
千年以上前、清和天皇がその生涯の最後の日々を過ごすために選んだ地。柚子の香りが山肌をつつみ、谷の底には静けさだけが降り積もる場所。
その水尾に、茶花山莊はあります。
ここは、フランスと日本のあいだを往復しながら、陶芸、書道、篆刻、写真、文学、そして茶の道を歩んできたひとりの作り手が、長い時間をかけて育ててきた小さな空間です。二つのギャラリーと柚子畑を擁し、美と静寂をめぐる営みが、すでにここで始まっています。
2025年、『和漢朗詠集』を題材にした第一回書道コンクールを開催しました。『和漢朗詠集』は、漢詩と和歌を一冊に収めた千年の書であり、収録された多くの歌人が清和天皇の御代に生きていたことから、この書は水尾に最も縁の深い書道の典拠でもあります。優勝者には一本の柚子の木の全収穫を贈り、ご家族で水尾まで収穫に来てくださいました。書の美から始まった縁が、山里の土と実りにつながった瞬間でした。
毎月第一土曜日には「京都プーアル茶の会」をひらいています。日本では、本当に質のよいプーアル茶に出会う機会はまだ稀です。
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京都の山里で茶美一味
陶芸もまた、言葉を持たない対話です。土を捏ね、釉薬を施し、火に託す。焼き上がった茶碗を手に取り、茶を注ぐとき、作り手と飲み手のあいだに、言葉以前のつながりが生まれます。
私の夢は、こうした営みが、水尾という土地の静けさと深さのなかで、ゆっくりと、しかし確かに、世界に開かれていくことです。フランスから、中国から、台湾から、あるいはまだ見ぬ場所から、美に惹かれた人々がこの山里を訪れ、茶を飲み、書を眺め、陶に触れ、そしてまた自分の場所へ帰っていく。
水尾が教えてくれるのは、美しいものは遠くにあるのではなく、深くにあるということです。
茶花山莊は、その深さへの入口でありたいと願っています。
茶花山莊について
京都市右京区嵯峨水尾に位置する茶花山莊は、陶芸・書道・篆刻・茶にまたがる創作活動の拠点です。
Web: kumado.net/chabana
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