データ復旧サービスは、それなりに軌道に乗りました。しかし、毎日のように、データが飛んだといった電話がかかってきます。
データ復旧サービスは、復旧してあげるとお客様はとても喜んでくださいます。しかし、後からの作業になりますので、費用がそれなりにかかります。すると、本当に残念なのですが、復旧作業を行って、データの復旧できて、費用の請求をすると「そんな金額、払えません。いいです」というお客様がかなりおられました。非常に残念ですが、データの復旧はできているのに、復旧したデータを渡すことができないのです。これは、サービスとしてよくないと思いました。
■クラウドバックアップサービス「AOSBOX」の販売開始
その後、世の中にはクラウドサービスが普及してきます。そこで、2012年に「AOSBOX」というクラウドバックアップサービスをリリースしました。自動ですべてのデータがクラウドに上がります。これを使うことで、データを失ってしまう人はもっと減るだろうと思いました。
しかし、サービス開始当時は、主にデータの共有を目的として利用される大手ベンターのオンラインストレージサービスが広く普及しており、当社のデータ保管を目的とする自動バックアップサービスの普及させることに苦労しましたが、自然災害やウィルス感染、ハードウェアの故障などによるデータ消失からデータを守るBCP(業務継続計画)対策としてのバックアップサービスのニーズは高まりつつありましたので、まずはAOSBOXの認知度をアップさせることに注力しました。
BCP対策ツールとして安心してご利用いただくために、クラウドのプラットフォームは、信頼性の高いアマゾン ウエブ サービス(以下、AWS)を採用し、プロモーションとしては、AWS主催のラスベガスで開催されたRe:Inventに出展したり、プロ野球の「ヤクルト×巨人戦」の冠スポンサーをし「AOSBOXナイター」を行ったり、サービスの訴求するために、様々な施策を行いました。また販売パートナー様も開拓いたしました。
AWS主催のラスベガスで開催されたRe:Inventに「AOSBOX」を出展
プロ野球の「ヤクルト×巨人戦」の冠スポンサーで行ったAOSBOXナイター
最初は、パソコンをターゲットにしていました。しかし、だんだんスマートフォンが普及してきました。
スマートフォンのバックアップは、非常に脆弱で、ちゃんと取っていない人が多いです。AOSBOXも、最初はパソコンを対象にしていました。しかし、スマートフォンも対象にしたクラウドバック必要だということで、領域を拡大していきました。AOSBOXはフルバックアップなので、使ってもらうと絶対にデータを失うことはないことが非常によい点です。しかし、フルバックアップなので、必ずお金をもらわないとできないんです。無料サービスでは、すべてのデータをクラウドに上げていくという仕組みを採用する限り、非常に難しいのです。どうしても有料のサービスになってしまいます。
有料のサービスは、会員数が、本当に少しずつしか伸びていきません。
しかし、NECパーソナルコンピュータ様向けにデータ復旧サービスを提供しており、すでに提携させていただいていたNECパーソナルコンピュータ様や、ビッグローブ様、ソニーネットワークコミュニケーションズ様などに
「AOSBOX」を採用いただき、大手量販店様のデータ復旧サービスを提携させていただいていたこともあり、大手量販店様にも採用いただきました。さらにUQコミュニケーションズ様などにも採用いただきました。
目標会員数は、100万人でスタートしましたが、最初は、果たして達成できるかという不安もありましたが、多くのパートナー様にご協力いただき、徐々に会員数が増えていき、今では、企業ユーザは3500社以上、一般ユーザは80万人を突破し、目標の100万人の達成も視野に入るところまできたことは、多くの方のご支援によりなし得たことだと感謝しております。
■クラウドバックアップサービス「AOSBOX」
https://www.aosbox.com/