サステナビリティトピックス
忙しい毎日でも「体が喜ぶものをちゃんと食べたい」と思うことはありませんか。そんな思いに応えたいとキユーピーグループは考えています。
健康的な毎日を支える存在として、私たちが大きな期待を寄せているのが「サラダ」です。サラダが持つ魅力とは何か、そして、サラダを通して皆さんの食生活を健康的でより豊かにするために、キユーピーグループに何ができるのか。サラダを楽しむための商品やアイデアをお届けするサービス「Qummy(キユーミー)」を運営するメンバーに話を聞きました。
小林 野映
キユーピー デジタル推進本部 カスタマーサクセス室 室長
藤波 佑太
キユーピー デジタル推進本部 カスタマーサクセス室 顧客エンゲージメントチーム 担当課長
佐伯 侑美
キユーピー デジタル推進本部 カスタマーサクセス室 顧客エンゲージメントチーム
サラダの可能性を引き出して、さらに魅力を広げていく
小林「サラダのメインとなる野菜は、健康維持に役立つ栄養素が含まれていますので、どの世代にとっても欠かせない食材だと思います。また、サラダから先に食べることで血糖値の上昇を緩やかにし、生活習慣病を予防する効果があることもわかっています」藤波「さらに、サラダを食べることは単に栄養を摂るだけでなく、情緒面の効果も見逃せません。サラダは彩り豊かで、香りや食感もプラスされ、食卓が華やぎフレッシュな気持ちにしてくれます。アイデア次第でバリエーションを無数に広げられる楽しさがあるのも魅力です。また、しっかりと咀嚼することで満腹感や満足度が増します。つまり、野菜をサラダで食べることは健康的な生活を送るための大切な食習慣といえます」

キユーピー デジタル推進本部 小林 野映
小林「私たちキユーピーグループはそんなサラダの力に期待を寄せ、長年にわたりサラダをおいしく食べていただくことに多角的にアプローチしてきています。例えば、鍋に使われることが多かった水菜や白菜をサラダ野菜として生で食べることを提案しました。なじみのある野菜の意外な一面を知ることで、サラダの可能性が大きく広がると感じています。また、シーザーサラダやコブサラダ、ペイザンヌサラダなど、海外で定番のサラダをいち早く商品として展開することで、日本のサラダのトレンドをリードしてきました」
お客様に幅広いサラダを直接お届けできる喜び
小林「これまで私たちは、サラダの魅力をさまざまな方法で発信してきましたが、お客様と直接つながる接点は多くありませんでした。そこで、お客様一人ひとりの声を聞き、よりパーソナルに提案できる場として、デジタルを活用した新しいサービス「Qummy(キユーミー)」を立ち上げました。Qummyは、私たちがつくった商品をお客様に直接お届けするサービスです。
Qummyで提案しているサラダ
藤波「Qummyでは、100種類以上の『サラダセット』を提案しています。キユーピーグループ各社がそれぞれの強みを生かして製造・販売している商品を組み合わせています。例えば、パッケージサラダ、トッピング類、ドレッシングなどです。これまで、リアル店舗ではそれぞれの商品がカテゴリーごとに独立して陳列されていたため、キユーピーグループの総合力を生かした一体的なサラダの提案としてお届けしきれていませんでした」
佐伯「キユーピーグループの商品を組み合わせて提案することで、サラダの楽しさを広げられることが強みであり、魅力だと感じています。『こんな商品があるなんて、スーパーでは気づかなかった』という声もたくさんのお客様からいただいています。Qummyのサラダセットを通して、サラダがもっと身近で楽しい存在になり、『サラダってこんなに手軽でおいしかったのね』といった気づきのきっかけをお届けできると思っています」
小林「組み合わせを検討することで改めて魅力を感じている商品が、豆やチキンなどのサラダクラブの素材シリースです。常温で日持ちし、一食使い切りタイプで種類も豊富です。常備しておけばサラダのアレンジに役立ちます。ちょっと栄養が足りない、食感がほしい、見栄えを良くしたい、といったニーズに応える強い味方です」

「サラダクラブ 素材パウチ」シリーズ
藤波「サラダの魅力をお客様に直接お届けできることを大変うれしく思います。サラダの楽しみ方はとても自由で、グループ商品の組み合わせ次第で無限に広がります。サラダにはまだまだアレンジの可能性が秘められていると私たちは感じています」
佐伯「その可能性を実感したのが、『これもサラダなんだ!』とお客様に言っていただいたことです。その一つが『豆と雑穀と大豆ミートの赤いデリサラダ』です。

Qummy「豆と雑穀と大豆ミートの赤いデリサラダ」
ライフスタイルや想いに寄り添った、心も満たすサラダを
小林「サラダを食べる機会を増やすには、サラダがマンネリにならないような新しい発見や、サラダを食べるきっかけが大切だと思っています。そのため、商品を売るだけでなく、情報をお届けしていくことも強く意識して運営しています」佐伯「その取り組みの一つとして『VEGE WEEK(ベジウィーク)』という一週間毎日サラダを食べて食生活を整えるオンラインイベントを定期的に開催しています。サラダは健康のために仕方なく食べるものになりがちですが、講師の方から食べ方や栄養などをみんなで一緒に学びながら楽しむことで、お客様の意識が変わっていくのを実感しています」
小林「一週間だけちょっと意識してサラダのある生活を続けてみる。それだけで、体が『ありがとう』と応えてくれるような、うれしい変化が訪れることがあります。実はその変化以上に、『できた』『自分の体を気づかえた』という心の満足感にもつながります。私たちは、そんな小さな変化のきっかけを、サラダを通してお届けしたいと考えています」
藤波「ご購入いただいたお客様から寄せられるフィードバックを通して、私たちはライフスタイルの変化についても多くを学ばせていただいています。複数人で食卓を囲む機会が減りつつある今、食事は“個”で成り立つ場面が増え、それぞれが違う時間に違うものを食べているというご家庭も少なくありません。それでも、『自分自身も、家族も健康でいてほしい』と願いながら、忙しい毎日を過ごしている。そんなお客様の声から、『少しずつでも体に良いものを取り入れる習慣を手に入れたい』という前向きな思いを感じています。商品をただ組み合わせておいしいサラダを提供するのではなく、お客様に届いた後、どういった気持ちで、どういったシーンで食べていただけるのか、ライフスタイルをすごく意識してチームで議論しています」

キユーピー デジタル推進本部 藤波 佑太
佐伯「お客様から『サラダセットは、野菜とトッピングとドレッシングだけでサラダが完成するので、食材を余らせることがないから罪悪感がなくてうれしいんです!』というお声をいただいたんです。単に手軽にサラダが楽しめるだけでなく、サステナビリティの視点で食に向き合い、食材を無駄にせず、使い切ることで得られる心の満足感も大切であることを実感しました。
新たなチャレンジで、お客様の“サラダのコンシェルジュ”に
藤波「私たちはQummyを通して、一人ひとりのお客様にとって“サラダのコンシェルジュ”のような存在になりたいと考えています。そのためにも、もっとお客様の気持ちや日々の暮らしに寄り添いながら、『このサラダには、こんな効果がありますよ』『今のあなたにぴったりなのは、こんなサラダかもしれません』というような、自然に提案できるようなサービスをめざしていきたいです。お客様がふと立ち寄ったときに、『なんだかここ、ほっとする』『ここに来れば、自分のためのヒントが見つかる』そう感じていただけるような、信頼される場所をつくっていきたいです」
佐伯「私は、一般的なサラダのイメージを超えていかないと、サラダを食べたいと思う人は増えていかないのではないかと思っています。義務的に食べるのではなく、個々の価値観に寄り添って『こういうサラダもありだな』というきっかけを提供することで、自分らしいサラダのある楽しい食生活を築いていただけたらと考えています。それがお客様の未来の『元気』につながるとうれしいです」

キユーピー デジタル推進本部 佐伯 侑美
小林「私たちはサラダが健康な食生活に役立つだけでなく、日々の食卓においしさや楽しさを届ける存在だと考えています。『食べなきゃ』ではなく、『食べたい』と感じる、そんなサラダがあったら、きっと毎日が豊かになるはずです。だからこそ、手軽さや見た目の彩り、安心して食べられること、そしてちょっと気分が良くなる感覚まで私たちは大切にしています。
私たちと同じように、キユーピーグループのさまざまな仲間が、『どうすれば、サラダでお客様の毎日を豊かにできるか』と日々向き合っています。これからも、グループ全体の力を合わせて、サラダの力でお客様の食と健康に寄り添っていきたいです」
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2025年7月公開
※内容、所属、役職等は公開時のものです