京ROUSOKU+は京都・中村ローソクの全面協力のもと、シャノワが企画プロデュースする和ろうそくブランドです。
植物性100%の原料にこだわり、すべて手作りで1本ずつ作る伝統製法に忠実な一方で、寺社ごとに指定する瞑想時間に合わせたろうそくをカスタム製造するなど、和ろうそくのモノ作り現場は、柔軟でユニークな技術とアイデアの宝庫です。
ろうそくの色付けに使用する顔料や天然の精油も全て京都由来。京ROUSOKU+ではブランドのアイデンティティーである「京都」にもこだわっています。
ローカルニュースを取り上げる地域メディア「伏見経済新聞」や「すみだ経済新聞」を運営する一方で、「Discover(新しい価値の発見)」「Reborn(価値の再創造)」「Transmit(価値の伝承)」をコンセプトに、日本各地の価値(文化・伝統・コト・モノ)をプロジェクト単位で発信する事業に携わっています。
シャノワの地域のモノづくりとの関わりは2010年、倉敷の頒布生地を使った国内製造のバッグブランド「CHEEZ CHEEZ」の海外輸出に遡ります。
また系列会社が2013年より「京都向日市激辛商店街」の事務局として、激辛案内所の開設、激辛商店街周遊マップの作成などを皮切りに、「激辛の聖地化」を掲げて活動。2016年には「伏見経済新聞」を立ち上げるなど、京都市伏見区を中心とした京都府南部の活性化に一役買ってきました。
そしてコロナ禍が始まった2020年には、福岡県筑後市の「池田絣工房」と久留米絣の産地活性化を目的としたプロジェクトを立ち上げ、マスク不足の中、藍染めのマスクを製造販売するなど、産地との関わりを深めてきました。
同じく2020年、伏見経済新聞の取材でお聞きした中村ローソクの田川広一社長の「和ろうそくは芯からろうまで業者が異なっている。ろうそくづくりのバリューチェーンが途切れると、業界全体が倒れてしまう。
「おうち時間を明るく照らす商品を作りたい」という思いを持って、コンセプトづくりに取り組む中、私たちが注目したのは、「和ろうそくは太さと長さで時間を調整できる。1時間でも2時間でも砂時計のように、その長さのろうそくを作れる」という話でした。
読経や瞑想の時間が、宗派や寺院によって異なります。和ろうそくの製造現場では、寺院ごとに異なる長さのリクエストに合わせたろうそくを作り続けてきたという話は、大変魅力的でした。
この和ろうそく文化の持つ素晴らしい価値観と技術力に魅せられた私たちは、太さや長さを調整することで指定時間に合わせたろうそくを作る技術とノウハウに着想を得て、「時間をデザイン=タイムマネジメント」するろうそくを企画開発に着手しました。
チーム内では「毎日使うとしたら1時間は長い」「毎日手軽に使えるろうそくが欲しい」という意見が出ました。
「5分単位で使えるろうそくを作りたい」「手軽なサイズのボックス入りで販売したい」という相談を重ね、試行錯誤を繰り返して最終的に、「自宅で手軽に自分時間を楽しみ演出するろうそく」として、5分、10分、20分という使いやすい時間単位にデザイン。
ハゼろう(ブラウン)と米ぬかろう(アイボリー)のカラーコントラストも楽しめる商品に仕上がりました。
今回、この和ろうそく文化を守っていくため、より多くの方に知っていただくにはどうしたらよいか、数えきれないほどの話し合いと製造実験を重ね、オリジナルで製品化したのが、この「香りろうそく」です。
一般的なアロマキャンドルの多くにはキャンドル用の合成香料が添加されています。またキャンドル本体も石油から採れるパラフィンが原材料が主流で、これらの成分を燃焼させた際の有害物質の発生の可能性について懸念があります。
そのような懸念について考えた結果、私たちが作る商品は「ろうそく本体はもちろん、植物性原料100%の和ろうそく。顔料や香料も天然100%」の一択でした。
この商品のコンセプトは、「日本の季節の香りと色を楽しむ」です。
私たちは、まずはじめに日本の四季折々の風景をイメージし、そこから浮かぶ言葉や色を考え、1年を通した季節の移ろいを「七十二候」から言葉を選び出しました。
そして、こうした「風景・言葉・色」からイメージする香りを月替わりで楽しんでいただこうと考えており、その月ごとに、1種類ずつ、1年を通して12種類の香りを楽しんでいただける和ろうそくを作りたいと考えました。
京都出身のアロマ調香プロデューサー・齋藤智子さんとの出会いがあり、オリジナルで調合していただいたた天然精油を開発しました。
使っている天然精油は揮発性が高いものなので、香りは2週間ほどで徐々に薄らいでいきます。そのため、ろうそくは1本ずつ個包装に、密封性のパッケージを採用するなど、香りの揮発を極力抑える工夫をしました。
そして、揮発性が高いということはそれは本物の天然精油の香りを使っている証でもあります。生花を愛でたり採れたての果実の味を楽しむかのように、「期間限定のフレッシュな香りを楽しむ贅沢な時間」がコンセプトのろうそくが誕生しました。
色付け用の顔料は、京都の日本画の顔料を扱う老舗メーカーの協力で季節を表現する12色の顔料を採用しました。
香りろうそくは、2020年12月にクラウドファンディング「Makuake」で先行販売をスタート。約1ヶ月で100万円の売り上げを達成するなど、大きな反響を呼びました。
京ROUSOKU+の和ろうそくの原材料は植物性100%。また使い古したろうそくや残ったろうは回収され、新しいろうそくの原材料として再利用されます。まさに資源を効率的に使用するとともに、循環的な利用を行う「循環型社会」の指標となる商品と言えます。
またハゼろうそくの主原料となる櫨の実が採れる櫨の木は、雲仙普賢岳の噴火による火砕流の影響で原産地が壊滅的な被害を受け、櫨生産農家が減少するなど現在に至るまで原材料不足の状況が続いています。京ROUSOKU+では、中村ローソクとともに京都府立北桑田高校の櫨(はぜ)や漆など原材料の地産地消を目指す「悠久の灯(あかり)プロジェクト」に売上金の一部を寄付するなど、原材料の櫨の木の植林活動にも取り組んでいます。
そして和ろうそくの原材料が植物性100%という点も人気の秘密。実際にパリやドイツのお客様の購入動機は、「和ろうそくの原材料がヨーロッパのオーガニック志向とマッチすることとスマートなデザイン」というお話でした。
京ROUSOKU+の和ろうそくは、海を超えて世界各地で愛されています。
私たち京ROUSOKU+は、これからも和ろうそくの新しい使い方や良さを伝え続けていきます。そして、たった数分からでも和ろうそくの炎を見つめ、心穏やかな時間を過ごし、本来の自分を取り戻していく人が増えていけば、私たちが暮らす未来も明るいものになるだろうと考えています。私たちは、和ろうそくの灯りで世界を明るく照らし続けたいと願っています。
URL:https://chanois.jp/
■京ROUSOKU+オフィシャルECサイト
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■京ROUSOKU+インスタグラム
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◾️商品情報
■時間ろうそく
URL:https://kyorousoku.official.ec/categories/3490821
■香りろうそく
URL:https://kyorousoku.official.ec/categories/3490822
■色ろうそく
URL:https://kyorousoku.official.ec/categories/3490823
植物性100%の原料にこだわり、すべて手作りで1本ずつ作る伝統製法に忠実な一方で、寺社ごとに指定する瞑想時間に合わせたろうそくをカスタム製造するなど、和ろうそくのモノ作り現場は、柔軟でユニークな技術とアイデアの宝庫です。
この和ろうそく文化の持つ素晴らしい価値観と技術力に魅せられた私たちは、和ろうそく本来の価値を守りながら、「砂時計のように時間軸で楽しむろうそく」「天然精油で作った和のアロマキャンドル」など、新しいコンセプトにこだわった和ろうそくブランドを立ち上げました。
ろうそくの色付けに使用する顔料や天然の精油も全て京都由来。京ROUSOKU+ではブランドのアイデンティティーである「京都」にもこだわっています。
地域メディアの取材を通して出会った和ろうそく。魅力を伝えたいと共同で商品を開発
株式会社シャノワは、2006年創業の地域のニュースとモノづくりに関わる「地域文化発信商社」です。ローカルニュースを取り上げる地域メディア「伏見経済新聞」や「すみだ経済新聞」を運営する一方で、「Discover(新しい価値の発見)」「Reborn(価値の再創造)」「Transmit(価値の伝承)」をコンセプトに、日本各地の価値(文化・伝統・コト・モノ)をプロジェクト単位で発信する事業に携わっています。
シャノワの地域のモノづくりとの関わりは2010年、倉敷の頒布生地を使った国内製造のバッグブランド「CHEEZ CHEEZ」の海外輸出に遡ります。

また系列会社が2013年より「京都向日市激辛商店街」の事務局として、激辛案内所の開設、激辛商店街周遊マップの作成などを皮切りに、「激辛の聖地化」を掲げて活動。2016年には「伏見経済新聞」を立ち上げるなど、京都市伏見区を中心とした京都府南部の活性化に一役買ってきました。
そしてコロナ禍が始まった2020年には、福岡県筑後市の「池田絣工房」と久留米絣の産地活性化を目的としたプロジェクトを立ち上げ、マスク不足の中、藍染めのマスクを製造販売するなど、産地との関わりを深めてきました。

同じく2020年、伏見経済新聞の取材でお聞きした中村ローソクの田川広一社長の「和ろうそくは芯からろうまで業者が異なっている。ろうそくづくりのバリューチェーンが途切れると、業界全体が倒れてしまう。
出口を増やすことで和ろうそくづくりの伝統と文化を守りたい」という思いや「100%植物原料の和ろうそくへのこだわり」「原材料の櫨の木の植林活動などの取り組み」に深く共感、「和ろうそくの伝統を守り、世界へ和ろうそく文化の素晴らしさを伝えたい」と共同で立ち上げたのが「京ROUSOKU+」です。

太さと長さで時間を調整可能。「時間をデザインできる」和ろうそくの開発を起案
当時、新型コロナウイルス感染症拡大による「新しい生活様式」が政府より提案され、人々の生活は劇的に変わりました。在宅ワークが増え、「おうち時間をどのように過ごすのか?」が大きなテーマでした。「おうち時間を明るく照らす商品を作りたい」という思いを持って、コンセプトづくりに取り組む中、私たちが注目したのは、「和ろうそくは太さと長さで時間を調整できる。1時間でも2時間でも砂時計のように、その長さのろうそくを作れる」という話でした。
読経や瞑想の時間が、宗派や寺院によって異なります。和ろうそくの製造現場では、寺院ごとに異なる長さのリクエストに合わせたろうそくを作り続けてきたという話は、大変魅力的でした。
この和ろうそく文化の持つ素晴らしい価値観と技術力に魅せられた私たちは、太さや長さを調整することで指定時間に合わせたろうそくを作る技術とノウハウに着想を得て、「時間をデザイン=タイムマネジメント」するろうそくを企画開発に着手しました。
チーム内では「毎日使うとしたら1時間は長い」「毎日手軽に使えるろうそくが欲しい」という意見が出ました。
「5分単位で使えるろうそくを作りたい」「手軽なサイズのボックス入りで販売したい」という相談を重ね、試行錯誤を繰り返して最終的に、「自宅で手軽に自分時間を楽しみ演出するろうそく」として、5分、10分、20分という使いやすい時間単位にデザイン。
ハゼろう(ブラウン)と米ぬかろう(アイボリー)のカラーコントラストも楽しめる商品に仕上がりました。

天然原料100%、日本の季節の香りと色を楽しむ「香りろうそく」の開発
「時間ろうそく」に続いて取り組んだのが、「天然原料100%の日本オリジナルの安心安全なアロマキャンドル(香りろうそく)」の開発でした。今回、この和ろうそく文化を守っていくため、より多くの方に知っていただくにはどうしたらよいか、数えきれないほどの話し合いと製造実験を重ね、オリジナルで製品化したのが、この「香りろうそく」です。
一般的なアロマキャンドルの多くにはキャンドル用の合成香料が添加されています。またキャンドル本体も石油から採れるパラフィンが原材料が主流で、これらの成分を燃焼させた際の有害物質の発生の可能性について懸念があります。
そのような懸念について考えた結果、私たちが作る商品は「ろうそく本体はもちろん、植物性原料100%の和ろうそく。顔料や香料も天然100%」の一択でした。
この商品のコンセプトは、「日本の季節の香りと色を楽しむ」です。
私たちは、まずはじめに日本の四季折々の風景をイメージし、そこから浮かぶ言葉や色を考え、1年を通した季節の移ろいを「七十二候」から言葉を選び出しました。
そして、こうした「風景・言葉・色」からイメージする香りを月替わりで楽しんでいただこうと考えており、その月ごとに、1種類ずつ、1年を通して12種類の香りを楽しんでいただける和ろうそくを作りたいと考えました。

鍵となるのは天然精油100%の日本らしい香り
植物性原料100%の和ろうそくにつける香りも天然成分由来にこだわりました。天然精油は日本らしいほんのりと優しい繊細な香りを体感いただけます。京都出身のアロマ調香プロデューサー・齋藤智子さんとの出会いがあり、オリジナルで調合していただいたた天然精油を開発しました。
あえて揮発性の高い天然精油を使い、パッケージを工夫しました
一番苦労したのは香りをろうそくに定着させる方法です。使っている天然精油は揮発性が高いものなので、香りは2週間ほどで徐々に薄らいでいきます。そのため、ろうそくは1本ずつ個包装に、密封性のパッケージを採用するなど、香りの揮発を極力抑える工夫をしました。
そして、揮発性が高いということはそれは本物の天然精油の香りを使っている証でもあります。生花を愛でたり採れたての果実の味を楽しむかのように、「期間限定のフレッシュな香りを楽しむ贅沢な時間」がコンセプトのろうそくが誕生しました。
色付け用の顔料は、京都の日本画の顔料を扱う老舗メーカーの協力で季節を表現する12色の顔料を採用しました。

香りろうそくは、2020年12月にクラウドファンディング「Makuake」で先行販売をスタート。約1ヶ月で100万円の売り上げを達成するなど、大きな反響を呼びました。
京ROUSOKU+の取り組みと海外へのアプローチ
ろうの再利用と櫨の木の植林 環境配慮と文化継承へのこだわり

京ROUSOKU+の和ろうそくの原材料は植物性100%。また使い古したろうそくや残ったろうは回収され、新しいろうそくの原材料として再利用されます。まさに資源を効率的に使用するとともに、循環的な利用を行う「循環型社会」の指標となる商品と言えます。
またハゼろうそくの主原料となる櫨の実が採れる櫨の木は、雲仙普賢岳の噴火による火砕流の影響で原産地が壊滅的な被害を受け、櫨生産農家が減少するなど現在に至るまで原材料不足の状況が続いています。京ROUSOKU+では、中村ローソクとともに京都府立北桑田高校の櫨(はぜ)や漆など原材料の地産地消を目指す「悠久の灯(あかり)プロジェクト」に売上金の一部を寄付するなど、原材料の櫨の木の植林活動にも取り組んでいます。
海外で人気の和ろうそく 禅(ZEN)や瞑想とオーガニックが支持される理由とは
京ROUSOKU+の和ろうそくは海外のお客様にも人気です。ニューヨークやパリ、ドイツやオーストラリアからもご購入いただいています。その人気の秘密は、海外のトップエリートに支持される「禅(ZEN)」や瞑想の影響が大きいと言われています。アップルのスティーブ・ジョブズも和ろうそくを愛好したことで知られています。そして和ろうそくの原材料が植物性100%という点も人気の秘密。実際にパリやドイツのお客様の購入動機は、「和ろうそくの原材料がヨーロッパのオーガニック志向とマッチすることとスマートなデザイン」というお話でした。
京ROUSOKU+の和ろうそくは、海を超えて世界各地で愛されています。

私たち京ROUSOKU+は、これからも和ろうそくの新しい使い方や良さを伝え続けていきます。そして、たった数分からでも和ろうそくの炎を見つめ、心穏やかな時間を過ごし、本来の自分を取り戻していく人が増えていけば、私たちが暮らす未来も明るいものになるだろうと考えています。私たちは、和ろうそくの灯りで世界を明るく照らし続けたいと願っています。
関連情報
■株式会社シャノワURL:https://chanois.jp/
■京ROUSOKU+オフィシャルECサイト
URL:https://kyorousoku.official.ec/
■京ROUSOKU+インスタグラム
URL:https://www.instagram.com/kyo_rousoku_plus/
■京ROUSOKU+ネット卸サイト
- goooods
- orosy
◾️商品情報
■時間ろうそく
URL:https://kyorousoku.official.ec/categories/3490821
■香りろうそく
URL:https://kyorousoku.official.ec/categories/3490822
■色ろうそく
URL:https://kyorousoku.official.ec/categories/3490823
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