健康経営優良法人2026(ホワイト500)認定の背景
ーーまず、リコーITソリューションズがどのようにして「健康経営優良法人2026(ホワイト500)」の認定を受けたのか、その背景についてお聞かせください。人事担当者: 私たちは、社員の健康と生産性向上が密接に関連しているという考えのもと、健康経営に取り組んでまいりました。社員の心身が健康であることは、仕事上のパフォーマンスを左右する重要な要素となります。
そうした健康経営に対する意識の下地がありつつ、社会や働き方が変化する中で当社もさらなる労働環境や働き方の改革を進める必要があることを理解し、様々な施策を強化してまいりました。
そうした取り組みの結果、2020年から7年連続で「健康経営優良法人(大規模法人部門)(ホワイト500)」の認定をいただくことができました。
社員の健康維持増進の取り組みにおいて一定のご評価をいただいたものと考える一方で、今後も強化していくべき課題であることを改めて感じております。
フレキシブルな働き方の導入
ーーリコーITソリューションズでは、「エフェクティブ・ワーキングタイム制度」。いわゆるフレックスタイム制度を導入しています。この制度により、社員は自由な時間に働くことができ、個々のライフスタイルに合った働き方を選ぶことができますよね。人事担当者:エフェクティブ・ワーキングタイム制度はコアタイムを定めておりません。
通常7.5時間×勤務日数は月単位で精算が必要となりますが、7時から20時の間で4時間以上勤務すればその日は出勤となり、他の日の7時から20時の間から勤務時間を補填する事が可能となる、非常に柔軟な制度です。このような制度を取り入れることで、チームやプロジェクトの状況を踏まえたうえで、自分に合った勤務時間を選択することで無理のない働き方を実現しています。
ーーそうした柔軟な仕組みの構築が、社員のモチベーション向上に寄与しているということですね。
人事担当者: 社員からは、家庭の事情に合わせて時間を調整できるため、ストレスが軽減されたという声が多く寄せられております。特に、「仕事とプライベートの両立がしやすくなった」「子育ても両立する上で助かっている」といった具体的なフィードバックも多く聞かれるようになってきていますね。また、仕事とプライベートを各自がマネジメントできるようにすることで、社員全体のパフォーマンス向上にも寄与しているという効果が徐々に現れてきていると認識しており、一定の成果を肌で感じております。
プロジェクトによる残業の実態
ーー残業に関するリコーITソリューションズの考え方についてお聞かせください。特に開発に関わるメンバーは、納期が近づくと残業が増えることがあるというお話もあるようですが、その実態はいかがでしょうか?人事担当者: プロジェクトの状況によっては、一時的に業務量が増えたり、残業時間が増えるということもあります。
しかし、全社的に見てみると、管理者によるマネジメントや業務アサインの調節により、長時間残業にならないよう対応を徹底しており、全体の平均残業時間は月間10時間を下回っています。
ーー残業時間をできる限り減少させるための意識は高まっているということですね。その結果、社員はどのように感じているのでしょうか?
人事担当者:他社に比べて労働時間が短く、効率的に時間を使えるという認識が広まっています。上記のような例外のケースもまれにはありますが、全体的には働きやすい環境が整っている、と考えてくれている社員が多いと感じております。
社員の健康を重視した環境整備
ーーリコーITソリューションズでは、オフィス環境の整備にも力を入れています。特に、リフレッシュできる環境の提供や、メンタルヘルスへの取り組みが注目されています。具体的にはどのような取り組みが行われているのでしょうか?人事担当者: 社員がリラックスできるスペースや、気軽にコミュニケーションが取れるエリアを設けています。メンタルヘルスとして行っている取り組みとして、まずセルフケアでは、社員が自身の健康状態を把握し健康意識を高め行動につながるよう、ストレスチェック・e-ラーニング教育を実施しています。一方、ラインケアにおいては上司がメンバーの変化にいち早く気づき行動できるよう、組織職向けにラインケア研修の実施・1on1ミーティングを展開しています。
また、社員の運動不足解消に向けた取り組みでは、健康セミナーの実施や、ウォーキング等、運動不足解消を目的としたイベントなども実施しております。
このように、社員の心身両面に向けて、一人ひとりが必要に応じて選べる適切な健康サポートを行っております。
ーーこの取り組みは、社員のストレス軽減にどのように寄与しているのでしょう?
人事担当者: 高いストレスを抱える社員は年々減少しているという傾向は、社内ストレスチェックの結果にも現れております。また社員エンゲージメントも年々向上しており、健康経営として、身体だけでなく心の健康も重視することが非常に重要だと考えています。
今後の展望
ーー今回、「健康経営優良法人2026(ホワイト500)」の認定も7年連続ということもあり、さらなる注目が集まる中で、貴社の働き方改革が促進されることが期待されます。リコーITソリューションズは、今後どのような方針で働き方を進めていくのでしょうか?人事担当者:今後もさまざまな施策を通じて、社員の働きやすさと働きがいの両立を追求してまいりたいと考えております。そのような取り組みを続ける姿勢こそが、社員が安心して働ける環境を醸成し、生産性を実現することで、ひいては企業としての発展につながる事を信じています!
まとめ
健康経営を基盤に、社員の働きやすさを最優先に考えつつ、働きがいとの両立を標榜するリコーITソリューションズの取り組みは、フレキシブルな働き方の導入や労働環境の整備を通じて、生産性を向上させようといった意図が伝わる内容でした。また、「健康経営優良法人2026(ホワイト500)」の認定も7年連続となり、いわゆる健康経営の代表格とも目される企業イメージが形成されつつある同社において、その取り組みはさらに加速していくことでしょう。社員一人ひとりが成長できる環境を整えつつ、企業としてもさらなる成長を目指す姿勢は、多くの企業にとってのモデルケースとなるかもしれません。