日本は、平均寿命が男女ともに80歳を超えた 世界有数の長寿国です。
しかし「長く生きる」ことと「いきいきと過ごす」ことは、必ずしも同じではありません。
マイクロバイオームは、私たちの栄養代謝や免疫、さらには脳と腸をつなぐ「脳腸相関」にまで影響を与える存在であることが科学的に明らかになっています。健康寿命の延伸に貢献する “鍵”として、その可能性が日々世界中の研究者により研究が進められています。
韓国発バイオベンチャー HEM Pharmaの挑戦
このマイクロバイオームの可能性をいち早く信じ、世界最大級のデータ収集と独自技術による解析に挑んできたのが、韓国発のバイオベンチャー HEM Pharma Inc. (本社:韓国、CEO:チ・ヨセフ)です。チ代表は、生命科学の博士号を取得後、大学教授として15年間マイクロバイオームの研究に従事。その経験から「この分野は人々の未来を変える」と確信し、HEM Pharma Inc.を設立しました。同社は、アムウェイ(本社:米国ミシガン州)と戦略的提携を結び、マイクロバイオーム技術を活用したヘルスケアソリューションの開発を推進してきました。このたび、両社は日本国内での協業を拡大し、マイクロバイオームのビッグデータに基づくパーソナライズド・ソリューションの提供を本格的に開始します。メディアラウンドテーブルを開催

発表にあわせ、株式会社HEM Pharma Japanは2025年8月21日(木)、報道関係者向けにメディアラウンドテーブル「未来を変える腸内革命 ― パーソナライズド・マイクロバイオームによる健康寿命の鍵」を開催。日本アムウェイ合同会社 社長 イリーナ・メンシコヴァもゲストとして登壇しました。
チ代表は、自社の設立の経緯とミッションについて「マイクロバイオーム技術の商業化を目的に設立し、アムウェイをはじめとする企業との協業により急成長を遂げ、2024年にはKOSDAQ市場に上場した」と紹介。「マイクロバイオーム分野におけるトータルソリューションのリーディング企業を目指す」とビジョンを語りました。
建国大学(韓国)医学部 助教授 キム・ジュウォン薬学博士は、健康寿命延伸におけるマイクロバイオームの役割を解説。パーソナライズド・ソリューション(個別化)戦略には「高品質で大規模なデータベースの構築が不可欠」と強調しました。
日本アムウェイ合同会社 社長 イリーナ・メンシコヴァ氏は「PMAS技術との協業を通じ、栄養・運動・睡眠を組み合わせた包括的なウェルネスプログラムを進化させ、パーソナライズドマイクロバイオームにおいて日本の先進性に貢献していきたい」と述べました。
HEM Pharma Japan ✖ 日本アムウェイ が目指す未来とは

チ・ヨセフ(HEM Pharma Japan 代表取締役(CEO))
「私は生命科学の博士号取得後、大学教授として15年間マイクロバイオーム研究に携わる中で、この分野が人々の未来を変えると確信し、ヴィルヘルム・ホルツァプフェル教授と共にHEM Pharmaを設立しました。PMASは世界唯一の技術で、腸内環境を試験管内で再現し、個々人に最適な成分を特定できます。アムウェイはグローバルな顧客基盤を持つ世界的リーダーであり、私たちにとって最も重要なパートナーです。今年、日本法人を設立し、国内でもアムウェイと共に世界最大級のマイクロバイオーム・データバンク構築に本格着手できることを大変嬉しく思います。」
イリーナ・メンシコヴァ(日本アムウェイ合同会社 社長)
「アムウェイは、約60万組を超える日本の顧客基盤に支えられ、腸の健康を含む幅広いウェルネス事業を展開してきました。今回のHEM Pharmaとの協業は、その基盤をさらに強化し、世界最大級のマイクロバイオーム・データベース構築につながる大きな一歩です。革新的なPMAS技術とアムウェイのネットワークを融合させることで、精度の高いパーソナライズド・ヘルスケアを実現し、人々の暮らしをより豊かにしていきます。健康寿命の延伸という社会課題に応えるべく、日本を先進モデルとし、その成果を世界へ広げていきたいと考えています。」