株式会社Road(所在地:東京都江東区 代表取締役社長:片江光太)はこの度、WEBプッシュ通知配信サービス「COINs」を提供する株式会社シグニティ(所在地:東京都台東区 代表取締役・CEO:山岸辰雄)の株式を100%取得し、完全子会社化することを決定いたしました。

株式会社Road|WEBプッシュ通知配信サービス「COINs」を提供する株式会社シグニティの株式取得(子会社化)に関するお知らせPR TIMES×株式会社Roadは一般消費者や法人向けのセールスエージェント事業を始めとした多角化経営を手がけ、創業から4期連続で200%以上の成長を達成しているベンチャー企業です。


今回は株式会社Roadの代表・片江光太に

「なぜM&Aを行ったのか?」

「起死回生とは一体!?」

「M&A成立を経て見据える今後の目標は?」

など、株式会社シグニティとのM&A成立までに至るストーリーを赤裸々に語っていただきました。

「令和を代表する企業を創る」創立5年目の熱いベンチャー企業が急成長のIT企業を子会社化するまでの起死回生ストーリー


■若き熱い企業が惹かれたのは「サービス」と「人」

株式会社シグニティの株式取得及び子会社化、おめでとうございます!

ーありがとうございます。

早速M&A成立までのストーリーを伺いたいのですが・・・まずはRoadの事業内容について教えてください。

ーRoadの創業メンバーは前職で「採用」と「育成」に携わり、多角的な事業への人材の輩出も行ってきました。

私を筆頭としたチームで、年間300人の採用を5年連続で行った実績があります。

その後、株式会社Roadを設立し、前職で培った「採用」と「教育」に加え、「営業力」を武器にHexagon Structure(ヘキサゴンストラクチャー)と名付けた六角形の構造により成り立っています。セールス・HR・ITなどの事業が、シナジーメリットを生み出せるような多角的経営として構成されています。

Roadの最大の特徴は「人の魅力」です。人を磨き、高め、活かすことに注力し、強みを活かして事業を拡大しています。

「人の魅力で勝つ営業」を目指し、営業会社にありがちな「業績のためなら手段を選ばず」という考えは一切ありません。「君だからこそ、あなただからこそ契約するよ! 購入するよ!」、そんな言葉をいただけるような人材の教育を徹底しています。

4期目にして12億の売上まで成長を遂げ、今期は更に成長して、従業員数130人を超え、20億の目標到達を射程圏内に捉えています。

そもそもRoadがM&Aをしたのはなぜですか?

ー元々、Roadでは成長戦略として、数年前からM&Aの計画をしていました。


M&Aを成長戦略として選んだのはM&Aが「最高の協調戦略」だと考えたからです!

Roadの特徴である“協調性”が最大の武器になるのが「協調戦略」だと考えています。

1社では実現できないことを協調することによって実現していくことがM&A戦略だと考えます!

技術力・伝統・コネクション・権威など、我々にはない様々な財産がありながら、磨き・広げ・継承していく者がいない会社を救うことが出来る。

そこにある人の想いまで含めて継承していくことが出来る、Roadの特徴である協調性によって最大効力のシナジーメリットを生み出すことが出来て、多くの人を幸せにすることが出来ると考えています!

世界に追い抜かれ、大きな経済力の差をつけられた小さな島国である日本が、唯一世界で闘うことが出来る可能性があるとすれば、協調性を武器にした戦略しかありません。

我々が令和を代表する企業としての突破口を見出せるのはM&Aだと考えています!

時期尚早ではないか?という社内意見もありましたが、情報収集をしていく中で日本M&Aセンターの素晴らしい担当者様の熱いプレゼンテーションにより、魅力に気づくことが出来て、本件の実行に歩みを進めることが出来ました。

一方でシグニティはどのような想いからM&Aをしたのでしょう?

ー代表のお二人は長年、大手企業で通信事業に携わっていました。

WEBプッシュ通知配信サービス「COINs」のアイデアは長年の経験から培われた発想力によって、今後大きく飛躍するサービスに違いないとお二人は確信を持って開発されました。

しかし、スマホが流行してからアプリの機能向上として"アプリプッシュ通知"は馴染み深いものとなりましたが、”WEBプッシュ通知”は時代の先を行き過ぎていた部分もあり、なかなか日の目を浴びることはありませんでした。

前職の経営方針により「COINs」の事業撤廃が決定しましたが、お二人は「COINs」の計り知れない可能性を信じ、MBOを経て、株式会社シグニティを設立しました。

MBOをした時から、事業継承も兼ねたM&Aは視野に入れていたと伺っています。

Roadはシグニティ・「COINs」のどんなところに惚れ、新たな事業領域のM&Aに踏み込んだのですか?

ー大きく分けると理由は二つあります。

まず一つ目は「サービスの魅力」です。

COINs(Cloud Open Information Notification Service) はアプリを使わなくても、Webサイト(ブラウザ)のプッシュ通知で効果的なマーケティングを実現できるサービスです。


「令和を代表する企業を創る」創立5年目の熱いベンチャー企業が急成長のIT企業を子会社化するまでの起死回生ストーリー


>詳しいサービス内容はコチラ

【WEBプッシュ通知とは】

ユーザーがWebサイトなどにアクセスしてオプトイン(事前許可)すると受信操作をしなくても、Webブラウザ経由でメッセージが自動表示される通知方式のことです。

近年はスマホユーザーの増加により、アプリでのプッシュ通知が主流として、世間に認知されています。

我々がアプリプッシュ通知ではなくWEBプッシュ通知である「COINs」に注目している大きな点は”可能性の大きさ”です。

アプリプッシュ通知はアプリをインストールしている既存ユーザーのみへのアプローチとなります。

一方でWEBプッシュ通知はオプトイン獲得済のWebサイトにアクセスした全てのユーザーに対してのアプローチが可能です。

さらに、その他のデジタルマーケティングツールに対してもWEBプッシュ通知配信サービス「COINs」は優位性を発揮します。

一般的なデジタルマーケティングツールはコンスタントに費用がかかる場合が多いです。例えば、クリック数や通知配信数による料金設定があげられます。

「COINs」はオプトイン数に応じて月額料金が設定されています。そのため、月間50億件を超えるほどの大量配信が実現可能となり、現在、多数の大手企業様にご利用いただいております。

「COINs」は様々な企業様のお力になれる可能性をまだまだ秘めていると感じました。

そして二つ目は「人の魅力」です。


先ほど触れたようにシグニティの代表のお二人は前職にてガラケー時代から通信事業に精通していました。程なくして世の中にスマホが登場し始め、アプリでの広告や宣伝の需要が増加し始めました。

一方で某海外企業の実質的な独占状況により、アプリの開発や配信に関して制限があるという問題が存在していました。

お二人はそのような日本企業の抱える悩みを解決するべく、アプリを介さずにWEBを経由して広告や宣伝を行うWEBプッシュ通知配信サービス「COINs」の開発を先駆けとして始めました。

この「COINs」誕生の経緯を聞き、「悩んでいる日本企業に対して何かできないか?」というお二人の思いやり精神を感じ、とても惹かれました。

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■崖っぷちな状況に想像を上回るサプライズ!?

素敵な出会いだったと思うのですが、順風満帆ではなかったとも伺っています。

どんなことが起こったのですか?

ー何度も面談を重ね、想いの丈を全身全霊でぶつけていましたが、「COINs」が素晴らしいサービスがゆえ、ラブコールを送っている競合企業も複数あり、一筋縄ではいきませんでした。

Roadよりも実績に優れた企業、業界に精通している企業、上場企業…等々

独占交渉ではなく、我々が大きく見劣りする凄い企業との競争であったことから、客観的に見たら勝ち目のない闘いでありました。

自分達でも感じていたほど、厳しい闘いではありましたが、我々の可能性を信じてくださり、意向表明後にギリギリの差で弊社を選んで頂きました。

しかし、その後に競合企業様の有り余る熱意などによって、イレギュラーが発生して、一気に形勢逆転されてしまい一度先方より『お断り』をされてしまいました。

それはかなり崖っぷちでしたね・・・

なかなか眠れない日を過ごされたのでは?

ー結果が分からない日々が続いた時はドキドキして、久しぶりに眠れない夜もありましたね(笑)

様々な辛く苦しい経験をしてきた私も相当落ち込みました。

そこからどのようにしてM&A成立まで至ったのでしょうか?

ー当時は「詰んだ」という言葉より適した言葉はない状況でありました。

しかし、私は日頃から諦めが悪く、これまでも不屈の闘志で不可能を可能にしてきたので、30分ほどの意気消沈から、息を吹き返して出来る方法を考え抜きました。


殺されても、ただではない死なない雑草魂で、エリートではないからこそ、捨て身で挑む覚悟を持って、再度勝機を見出そうと考えました。

そこで我々が再度提案したのが「M&A成立後も、退任せずに一緒に戦って欲しい!力を貸して欲しい!」というものです。

シグニティ両代表は事業承継によるM&Aとして考えられていた為、退任を希望されていましたが、お二方の情熱はまだまだ強くあると感じて、お二人の意向とは異なる提案をさせて頂きました。

「令和を代表する企業を創る」創立5年目の熱いベンチャー企業が急成長のIT企業を子会社化するまでの起死回生ストーリー


■熱い想いがリンクし、M&A成立

シグニティのお二人が当初希望されていた希望とは別の提案をしたのですか!?

想像を上回るサプライズ提案はどのような思いで行いましたか?

ー通常、事業承継のM&Aでは売却後、代表の辞任と共に退職されることが一般的です。

しかし、我々はお二方の情熱はまだまだ消えてないと感じ、最高の協調戦略によって、一層のメリットを作り出せるプランを考案致しました。

我々としてはぜひお二人の力をお借りし、計り知れない可能性を持っている「COINs」を業界で圧倒的な立ち位置まで成長させていきたいという想いをお伝えしました。

以前より、Roadの理念や誠実さ、姿勢などに共感してくださっていたため、想いが届いたのだと思います。

【2022年3月30日に行われた成約式の様子】

「令和を代表する企業を創る」創立5年目の熱いベンチャー企業が急成長のIT企業を子会社化するまでの起死回生ストーリー


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その熱い想いはどこから来るのでしょうか?

ー様々な人からご心配の声も頂きましたが、私としては、「一世一代の人生をかけた大勝負」に出るべきだと感じました。

勝負師として、ここは一層腹が決まりました。

多くの仲間の想いを背負い、ビジョンの実現を本気で目指してきており

創業期の苦労からの躍進を経て、変革期に会社が突入して、新卒1期生も迎えたタイミングなども重なり、Roadとして勝負の時であると判断しました。

そして、何よりそれだけ「シグニティ/COINs」が魅力的な企業であり、事業であったことで、強い情熱に更にギアが上がりました。

熱い想い以外でM&Aが成立した理由はありますか?

ーCrew(※)にはとても支えられました。

ここまで大きなM&Aをするにあたり、資金の面はとても重要でした。


創業から4期連続で売上200%以上の成長を達成しているとは言え、M&Aの話を進めていた時期の売上実績は大きな鍵となっていました。

Roadでは「目先の利益や結果」より「未来の投資や成長」を重視しています。

そのため普段は役員陣から「売上を出せ」と口を酸っぱく言うことはありませんでした。

「今回のM&Aによって、社会が良くなり、業界を改革でき、Roadも成長できる。

でも、一番の根底にあるのは、Crewの人生を本気で変えられる会社になる、ビッグチャンスだから、これだけ熱くなってるんだ!

一人一人が本気で自分の力を超える力を出そうと努力して、みんながその可能性を引き出し合いさえすれば、大きな結果が出せる!」

とCrewに発信し、一丸となり全力を出しました。

Crew自ら進んでお互いを活気づける発信をし合ったり、昨日よりも今日、今日よりも明日が良くなるように改善点を話し合ったり、全員が今までにないくらいの闘志を燃やしてくれました。

結果は・・・もちろん祝杯をあげるほどです(笑)

あの時のCrewの頑張りはRoadの歴史にも刻まれるほどだと思います。

改めて、皆には本当に感謝しています。

※Roadでは従業員を想いを込めてCrewと呼んでいます。

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■今後の展望・目標

M&Aは成立しましたが、「COINs」に対してどのような意気込みをお持ちですか?

ー経営陣を含めた社員年齢の若さ、社歴の浅さ、業界未経験などの、経験不足/実績不足から不安を感じる方もいるかと思いますが、この部分を変えることはどうしても出来ません。

ただ、我々は「COINs」を業界内で圧倒的なサービスとして位置づけできると自負しています。

Roadは「人の魅力で勝つ営業」を目指し、フィールドセールスやインサイドセールスなど様々な手法を駆使して、複数メーカーの販売代理店として数々の好成績をあげてきました。


人対人のアナログな営業で培った「営業力」と、人を介さずにWEB上で行えるデジタルマーケティングの親和性に大きな可能性を感じています。

まさに、Roadと「COINs」の出会いはアナログとデジタルの融合だと思います。

また、我々が大企業や上場企業に勝つことが出来る大原則は「熱量と資源量」であると考えます。

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●熱量:投資家の目などを気にすることなく、自分達の野望と仲間との絆によって形成された強い情熱によって、人生を賭けて全身全霊で怖いもの知らずに挑んでいき、時には常人には理解されないほどの圧倒的な努力によってやり抜くことが出来る圧倒的な熱量

●資源量:大企業や上場企業では利益見通しや投資回収のハードルの懸念、予算の兼ね合いなどあらゆるしがらみによって、なかなか強気な勝負が出来ないことが多い中で、理屈抜き資金調達を実現して、上場企業などでは真似できない異例のスピード感と次々と注ぐ資金投入によって、勝負を賭けることが出来る資源量

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この二点については我々だからこそ出来る最大の強みであり、大企業や上場企業のような安心感がない代わりに、圧倒的な戦闘能力で一気に突き抜け、他の追随を許さない領域にまで「COINs」を引き上げていきます。

最後にM&Aが成立したRoadの今後の成長戦略をお教えください!

ー今回のM&Aは、日本を代表するM&A仲介企業の日本M&Aセンター様としても異例と言われるほどの大きな成功を、沢山の素晴らしい方々のお力添えによって成し遂げる事が出来ました。

こだわり続けていた「令和を代表する企業」に向けて大きな一歩となったと感じています。

今回の成功を機に、さらにギアをあげていく予定です!

2月にはシグニティとは別に新会社「株式会社Resilient」を設立して、エネルギー事業に挑んでいきます。

そして、現在"HRテック SaaSサービス"を開発中であり、業界に風穴を開ける可能性を秘めたポテンシャルの高いサービスであり、多くの企業様に貢献出来るサービスをリリース予定です。

多角化経営に一層の磨きをかけてRoadグループ全体で邁進していく構想ですが、様々な事業の発展とも、"シグニティ/COINs"はとても親和性が高く、今後の可能性は無限大です。

Roadとしては新たな領域ですが"シグニティ/COINs"によって

Webサイトとユーザーがより良い関係を作りエンゲージメントを作る。そんな小さな繋がりを無限に積み重ねWebの世界をもっと素敵に出来たらと願います。

「令和を代表する企業を創る」創立5年目の熱いベンチャー企業が急成長のIT企業を子会社化するまでの起死回生ストーリー


複数メーカーの販売代理店として数々の好成績をあげてきたRoadの「営業力」を用いて、計り知れない可能性を含んだシグニティの「COINs」の今後が楽しみです!

本日はインタビューに対応いただきありがとうございました。
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