住空間プレゼンテーションCAD「Walk in home」や建築生成AIを提供する安心計画株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:高田 政和)は、九州産業大学、株式会社Lib Workと連携し、最新の建築DXツールを大学教育に導入する産学連携プログラムを約半年間にわたり実施いたしました。

AI×CADで“即戦力化”を加速する産学連携の結果を発表" data-description="安心計画株式会社のプレスリリース(2026年3月17日 10時00分)建築業界の人手不足に「教育」で" data-src="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000121821.html" data-site-name="PR TIMES">建築業界の人手不足に「教育」で挑む。AI×CADで“即戦力化”を加速する産学連携の結果を発表PR TIMES×

本プログラムの集大成である「住宅プランコンテスト2025」を経て、この春、実際にプロジェクトに参加した学生が当社に入社いたしました。今回は、学生から社員へと立場を変えた新入社員の視点から、本プロジェクトの軌跡をレポートします。

【新入社員レポート:学生として、教える立場として駆け抜けた半年間】

私はこのプロジェクトの集大成である「住宅プランコンテスト2025」に学生として参加し、この春、安心計画に入社しました。

振り返ると、この半年は単にCADやAIの使い方を学んだ時間ではありませんでした。

図面作成に苦戦していた自分が、3D-CADや生成AIに触れながら「設計を考えること」の面白さに気づき、さらに後輩に教える立場も経験した、濃密な学びの時間でした。

【出会い:図面に追われる毎日が、少し楽しくなった日】

大学の建築・インテリアの授業では、設計課題がたくさん出ます。

以前の私は、従来のCADソフトを使って図面を引くことに必死でした。一つひとつ手作業で入力していくのには膨大な時間と手間がかかり、パース(立体図)を修正すれば平面図も書き直さなければならない……という作業の連続。

もちろん、その積み重ねは大切なのですが、作業に追われるほど、本来もっと時間をかけたい「どんな空間にしたいか」「どう見せたいか」というデザインの部分に十分に向き合えないもどかしさも感じていました。

そんな私が初めて3D-住宅CAD「Walk in home」に触れたのは、昨年9月のゼミの講習でした。

マウス操作で平面図を入力していくと、二画面でパースも同時に立ち上がっていく。建具の入力や壁厚の設定も簡単で、今まで何日もかけていた物件の立ち上げがあっという間にできてしまうことに、ゼミ生みんなで驚きの声を上げました。

特に盛り上がったのは、同じゼミのメンバーが卒業制作で作ったオリジナルの壁紙(シームレス画像)を、Walk in homeの寝室の壁にパッと取り込めたこと。
「実際に貼ったらこんな部屋になるんだ!」と、自分の頭の中のアイデアがすぐに立体的な空間になる体験をして、図面作成の「苦労」が「ワクワク」に変わった瞬間でした。

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↑ゼミ講習の様子

CADに苦戦していた私が、AI×CADで“考える設計”の面白さを知るまで。産学連携プロジェクトで見つけた私の進む道


↑初めて「Walk in home」に触れた日に作成したパース

【実践:“使える”だけではなく、“伝わる”設計を考えるようになった】

Walk in homeという新しい武器を手に入れた私たちは、10月から11月にかけて、九州産業大学、北九州市立大学、九州工業大学の3校共同で開催された「建築インテリアデザイン・ワークショップ」に挑みました 。

課題は、アメリカのコロニアル住宅をリトリートカフェにリノベーションするというもの。ベースとなる建物の歴史的な雰囲気を壊さずに、心と体を癒やすカフェ空間をどう作るか。4週間にわたってオンラインで集まり、アイデアを出しては図面を修正する試行錯誤の日々は、決して簡単なものではありませんでした。

しかし、Walk in homeの操作に時間を取られない分、チームで何度も話し合い、細部までこだわり抜く余裕が生まれました。私が所属するチーム『Retreat Haru Kitchen』は、日常から少し離れた静かな時間の中でデジタルデトックスできるカフェ空間を提案しました。

CADに苦戦していた私が、AI×CADで“考える設計”の面白さを知るまで。産学連携プロジェクトで見つけた私の進む道


↑Walk in homeで作成した、リトリートカフェの完成イメージ

11月2日の最終発表会。私たちのチームは、ニューヨークで活躍されるインテリアデザイナー・吉田恵美氏から見事「yzda賞」をいただくことができました。

「5週間でこの内容を完成させるのは大変だったと思います。参加者のプロセスを見ていて胸が熱くなりました」という吉田氏の講評を聞いたとき、ただ「CADが使えるようになった」だけではなく、「相手の心を動かし、伝わる設計」ができるようになったのだと、確かな自信に繋がりました。

[九州産業大学によるワークショップの開催レポートはこちら]

【気づき:後輩に教える立場になって、AIの使い方が変わった】

そして12月に入り、今度は九州産業大学 住居・インテリア学科の単位認定科目として行われた特別授業(全7回)で、私がサブ講師として後輩たちをサポートすることになりました。

CADに苦戦していた私が、AI×CADで“考える設計”の面白さを知るまで。産学連携プロジェクトで見つけた私の進む道


↑特別授業の様子

この授業はただのCAD講習ではなく、前半で間取り入力から構造計算・外皮計算などの実務的な基礎をしっかりと身に付け、後半で株式会社Lib Workの設計担当の方を迎えて実務フローを学ぶという、非常に密度の濃いものでした。

中でも最大のテーマだったのが、建築生成AI「タノモシカ」の活用です。


授業の集大成となるワークショップで後輩たちは3人1組のチームに分かれ、まずは自力で間取りを考え、その後AIを使ってプランをブラッシュアップしていく工程に挑みました。

最初は「AIを使いこなすには、難しい指示(プロンプト)を打ち込まないといけないのでは?」と戸惑う学生ばかりでした。しかし、今回使用した建築生成AI「タノモシカ」は建築に特化しており、面倒な入力は一切不要です。

やりたいことをメニューから選んで簡単なイメージを添えるだけで、自分たちでは思いつかなかったような多角的なアイデアがパッと返ってきます。

CADに苦戦していた私が、AI×CADで“考える設計”の面白さを知るまで。産学連携プロジェクトで見つけた私の進む道


↑安心計画社員による生成AI「タノモシカ」のレクチャー風景

最終フィードバックでは、株式会社 Lib Workの設計担当・渡邊太郎様から、実現性や顧客提案力というプロの視点で講評をいただきました。

そこで気づいたのは、AIは「勝手に答えを出してくれる魔法の箱」ではないということです。

AIにアイデアの幅を広げてもらい、Walk in homeで耐震性や断熱性能などの根拠を確かめながら、最後に「このプランは施主様にとって本当に良いものか」を自分の頭で判断する。AIは私たちが自分で深く考えるための「心強い相棒」なのだと、教える立場になったからこそ、よりはっきり理解できました。

[特別授業の実施レポートはこちら]

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↑株式会社 Lib Work様による講評の様子

成果:後輩たちのアイデアが、たくさんの共感を集めた日

そうして年末に特別授業を終えた後、いよいよ授業の集大成である「住宅プランコンテスト2025」の最終審査が行われました。審査は、約1ヶ月間にわたる一般Web投票と、プロの設計者による視点、そしてCADが算出する「住宅性能(耐震・断熱等)」の数値を組み合わせた多角的なものです。

後輩たちが作り上げたプランはどれも素晴らしく、総合1位に輝いた「きらりおーた」チームの『スマートな動線と機能美が交差する、陽だまりの邸宅』をはじめ、2位の「蕃茄」、3位の「肉寿司」と、どのチームもデザインの美しさと現実的な安全性を高いレベルで両立させていました。

[コンテスト結果発表の詳細はこちら]

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↑「きらりおーた」チームが作成したパース画像

Web投票の際、一般の方々からは

「家事の動線がリアルで参考になる」

「パースが綺麗で、本当にこんな家に住んでみたい!」

といった嬉しい声がたくさん寄せられました。

自分たちの頭の中にしかなかったアイデアが、AIの力で魅力的に表現され、Walk in homeの客観的な数値で裏付けられたことで、誰が見てもワクワクする「リアルな住まいの提案」として届いたのだと思います。


先日、大学内でコンテストの表彰式が行われました。安心計画の方々から直接講評をいただき、賞状を受け取る後輩たちの誇らしげな笑顔。

それを見守りながら、この半年間のプロジェクトが、単なるソフトウェアの操作講習ではなく、人に「伝わる」喜びを肌で学ぶ、大きな成長の場になったことを実感しました。

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↑総合1位を獲得した「きらりおーた」チームの皆さん

【決意:4月から社会人になる私が、建築業界でやりたいこと】

この半年間のプロジェクトを通じて、私の中で一番大きく変わったのは、CADやAIに対する見方です。

最初は、「難しそう」「使いこなせるだろうか」と不安に感じていたものが、今では自分の考えを形にし、提案の質を高めるために欠かせない存在になりました。そして、ただ便利なツールとしてではなく、設計や仕事の進め方そのものを変えていく可能性があるものだと感じています。

4月から私は、安心計画の一員として社会人生活をスタートしました。学生として学んできたことを、今度は実務の中でどう生かせるかが問われる立場になります。

だからこそ、かつての私のように手作業の図面に悩み、設計の面白さを見失いそうになっている人たちを一人でも減らしたい。そして、AIに難しさを感じている人たちに対しても、「こうすれば使える」「こうすればもっと伝わる」ということを、実感を持って伝えられる存在になりたいです。

建築業界では、人手不足やDXの遅れといった課題がよく語られます。私は、その課題を大きな言葉だけで捉えるのではなく、まずは一人ひとりの仕事が前に進むこと、提案がしやすくなること、学びやすくなることの積み重ねこそが、解決への第一歩だと感じました。

今回の産学連携での経験は、私にとって学生時代の思い出ではなく、これから建築業界の中で働いていくための出発点になりました。
AIとCADという相棒をうまく使いながら、自分自身も学び続け、新しい働き方を業界全体に届けていきたいです。

【展望:この学びを、業界全体の人材育成とDX推進へ】

今回の産学連携の取り組みを通して感じたのは、こうした学びは学生だけのものではなく、住宅会社の新人教育や、提案の質を高めることにもつながるのではないか、ということです。

安心計画は、単にCADや生成AIというツールを提供するだけでなく、それらを現場でどう活かし、次世代の担い手をどう育てるかまでをトータルで支援してまいります。今後も大学や住宅会社の皆様と共に、建築業界の学び方・働き方のアップデートに貢献してまいります。

関連リンク

コンテスト結果発表 詳細ページ:

https://www.anshin.co.jp/information/771

特別授業(実践編)実施レポート:

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000121821.html

住空間プレゼンテーションCAD「Walk in home」:

https://www.walk-in-home.jp

建築生成AI「タノモシカ」:

https://tanomoshika.com/

※Walk in homeは株式会社DTSの商標または登録商標です。

安⼼計画株式会社の概要

安⼼計画株式会社は、1988年設立の、建築業界に特化したプレゼンシステムの専門企業です。2023年6月、事業基盤の強化とサービス拡充を目的に、総合情報サービス企業である株式会社DTSのグループに参画しました。DTSグループの最先端IT技術・開発リソースと、当社が長年培ってきた営業力・サポート力を掛け合わせることで生まれるシナジーを最大限に活かし、全国のビルダーの皆様へ革新的なソリューションを提供してまいります。

会社情報

会社名:安⼼計画株式会社

所在地:福岡市博多区博多駅前3-22-8

設⽴:1988年3⽉

代表者:代表取締役社⻑ ⾼⽥ 政和

事業内容:住空間提案システムの活⽤⽀援

HP:https://www.anshin.co.jp

会社名:株式会社Lib Work

代表者:代表取締役社長 瀬口 力

本店所在地:熊本県山鹿市鍋田178-1

設 立:1997年8月1日

資本金:13億2150万円

事業内容:戸建住宅事業・プラットフォーム事業・3Dプリンター住宅事業

HP:https://www.libwork.co.jp/

株式会社DTSの概要

DTSは、総合力を備えたトータルシステムインテグレーター(Total SIer)です。主に金融、情報通信、製造、公共、建築分野向けに、コンサルティングからシステム設計・開発、基盤構築・運用までをワンストップで提供します。

また、DTSグループは、システムに関わるさまざまな専門性を活かした付加価値の高いサービスを提供します。

本社所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀 2-23-1 エンパイヤビル

HP:https://www.dts.co.jp/