<Rainbow Disco Club 2019>
新緑が眩しく暖かな風が吹くこの季節に、都心からアクセスの良いパワースポット、東伊豆にて行われるRDC。回を重ねるごとに国内のみならず、その絶賛は海を渡ってパーティーフリークの間に広がり、10周年を迎える今年(2019)の開催では、会場を埋める顔ぶれの半数以上が欧米人客。まるで海外のフェスを訪れているような錯覚を味わう。
ドロンコからの、奇跡のレインボー!ディスコ
初日は小雨予報がちらついており、踊り子号で伊東を過ぎたあたりから雨が降り始めた。会場最寄りの伊豆稲取駅周辺ではかろうじて堪えていたものの、会場のエントランスで本降りになり、気温が低いことも便乗して長蛇の列をなしている荷物チェックに並んでいたときは、子どもも大人もテンションガタ落ち。ガタイの良すぎるお兄さんによる入念な手荷物検査をクリアし、泥沼と化したエントランスをなんとか通り抜けると、奇跡的に青空が。フロアを見下ろすとヘッドライナーのひとり、MATHEW HARBERTがプレイを始めたところだ。客の熱気と音が混じり合って空に立ち昇り、その空気を吸ってようやく「RDCに帰ってきた!!」と心踊る瞬間である。(しかもこの後本物の虹が会場の空を跨いでいた!)
隙のないタイムテーブルで踊るのを止められず
早朝にかけて気温が5℃まで下がるという異例の寒さに凍えながらなんとか夜を明かし、2日目は晴天の朝を迎えた。気温はそこまで上がらないものの、お日様が照らす初夏のクロスカントリーコースは、一面に敷かれた鮮やかなグリーンの芝生が瑞々しく、踊り疲れてゲッソリした人たちの顔でさえキラキラと輝いて見える。
拾周年で積もり、アップデイトされる思い出たち
RDCの快適さを語るポイントの一つが、RDC Stageを中心とした会場の設備がコンパクトにまとめられており、トイレや丘の上にあるフードエリア、キッズエリアやテントサイトまで、音が程よい音量で届くところである。
Text&Edit:Nao AsakuraPhoto:Takatomo Ishii
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