<FUJI ROCK FESTIVAL 2019>、3日目のRED MARQUEEの深夜帯<SUNDAY SESSION>に登場した音楽家/プロデューサー/DJ、ウィル・ホランド、またの名をQuantic。ソロ名義では5年ぶりアルバム『Atlantic Oscillations』をリリース。

Interviwe:Quantic
──今回ソロ・ライブ・セットで登場されるということで。どのようなセットになるのか楽しみです。このセットは最近始めたばかりなんだ。<フジロック>も初出演だから、いつも通りのDJではなくて新しいことを試してみたかった。ソロでやってる方が共感を得れるというか、自分の演奏がそのままオーディエンスにリアルタイムで評価されるからね。DJでは人の曲を流すことが多いからどうしても空気感が違ってるのもあって、ソロ・ライブ・セットを試してみたい。今回はほとんど新曲で、そのうち20%くらいしか発表してないんだ。だからオーディエンスの反応が楽しみだよ。反応が良かったらリリースするつもり(笑)。ファンテストだね。
──日本の音楽でお好きなのはありますか?最近はあまり聴いてないんだけど......、DJ KRUSHには影響受けているよ。あと去年<フジロック>に出演していた民謡クルセイダーズとか。彼らはスカやコロンビア、キューバのリズムを取り入れながら「民謡」をやってるんだよね。──日本にはちょっと前から来ているんですよね。美しいよ。先々週くらいから日本に来ていて、香川県の直島に行ったよ。──直島は芸術が有名で。
Nickodemus feat. The Illustrious Blacks - FUNK THAT [OFFICAL VIDEO]

Photo by Kazma KobayashiText by Qetic・船津晃一朗
『Atlantic Oscillations』

RELEASE:2019.06.21LABELS:Tru Thoughts
TRACKLISTING01. Divergence02. Incendium03. September Blues04. You Used To Love Me feat. Denitia05. Atlantic Oscillations06. Now Or Never feat. Alice Russell07. Orquídea feat. Sly5thAve08. Tierra Mama feat. Nidia Góngora09. Motivic Retrograde10. La Reflexión11. Is It Your Intention12. Atlantic Oscillations(Disco Dub)[Bonus Track for Japan(BRC-599)]
Quantic
ラテン・グルーヴを取り入れ空前の大ヒット作となったクァンティック・アンド・ヒズ・コンボ・バルバロ、ファンク&ソウルのクアンティック・ソウル・オーケストラといった代表的プロジェクトをはじめ、ジャズ、ダブ、エレクトロニックなど、様々な音楽ジャンルに取り組んでいる音楽家/プロデューサー/DJであるクァンティック。ソロ名義としては5年振りとなる最新アルバム『Atlantic Oscillations』では、コロンビア~LA~NYを経てきた彼自身の経験と、その旅の中で磨いた音楽の影響力を見事に融合させている。ニューヨークのブギーや70年代のフィラデルフィアのサウンドやさまざまな音楽体験を経てダンスフロアへと戻ってきたクァンティックは、いま新たな全盛期を迎えようとしている。10年前に『Tradition In Transition』と出会ったときのような新鮮な驚きを覚えるだろう。
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