トロント国際映画祭で
『パラサイト 半地下の家族』、
『ジョジョ・ラビット』など
アカデミー賞を争う注目作が上映される中、同映画祭始まって以来、最長のスタンディングオベーションを浴び、
「一生に一度の傑作」、
「今年、最もまばゆい体験」と一躍話題となった映画
『WAVES/ウェイブス』が4月10日(金)より全国公開される。この度、本作の
キャラクタービジュアルが解禁され、
トレイ・エドワード・シュルツ監督の初来日も決定した。
『WAVES/ウェイブス』のキャラクタービジュアルが解禁し、監督の初来日が決定
兄と妹、2組のカップルに波のように訪れる苦難と愛を描く本作。兄を演じたのは
トレイ・エドワード・シュルツ監督と
『イット・カズム・アット・ナイト』以来2度目のタッグを組んだ
ケルヴィン・ハリソン・ジュニア。今年は本作に続き
5月15日(金)公開の
『ルース・エドガー』でも主演を務め、これからの活躍が期待される俳優の一人だ。本作では第73回英国アカデミー賞のライジング・スター賞にノミネートされた。
ケルヴィン・ハリソン・ジュニアその妹を演じたのは、
Netflix『ロスト・イン・スペース』にジュディ・ロビンソン役で出演した
テイラー・ラッセル。瑞々しい演技が好評を博し、本作では第29回ゴッサム・インディペンデント映画賞のブレイクスルー俳優賞を受賞した。また、日本でのマスコミ試写会では鑑賞後のマスコミ関係者から
「あの子は誰だ?」という質問が相次ぎ、瞬く間に観る者を魅了していた。
テイラー・ラッセル兄の彼女役には、女優の他に自身のサングラスブランドも展開している
アレクサ・デミー、妹の彼氏役には飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍の場を広げている
ルーカス・ヘッジズが演じる。
アレクサ・デミー
ルーカス・ヘッジズ今回解禁されたビジュアルで注目してほしいのは、そこに載せられた歌詞の一節。
『WAVES/ウェイブス』において、もう一つの主役とも呼べるのが、今の音楽シーンをリードする豪華アーティスト達が手掛ける
31の名曲だ。本作は、トレイ・エドワード・シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作された。例えば、兄タイラーには
カニエ・ウエスト(Kanye West)の
“I Am a God”、妹エミリーには
フランク・オーシャン(Frank Ocean)の“Seigfried”などがそれぞれあてがわれている。監督自身が
“ある意味でミュージカルのような作品”と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝えている、正にミュージカルを超えた
“プレイリスト・ムービー”が誕生した。
さらに、
トレイ・エドワード・シュルツ監督の初来日が
3月17(火)、18日(水)に決定した。
テレンス・マリックの愛弟子にしてA24の秘蔵っ子である監督は、なんとまだ
31歳という若さ。子供の頃から映画製作を始め、ビジネス・スクールに在籍後に映画界に飛びこみ、撮影アシスタントとして
テレンス・マリック監督の
『ツリー・オブ・ライフ』、
『ボヤージュ・オブ・タイム』などに撮影アシスタントとして参加。いとこのアルコール依存症が感謝祭での家族との再会でぶり返すという実話を基にした物語
『Krisha』が
サウス・バイ・サウスウエスト映画祭で審査特別賞を受賞した。そして翌年に本作を長編として完成させ、
カンヌ映画祭批評家週間を含む多くの映画祭での上映を経て2016年に公開された。2作目は同じくA24製作の
『イット・カムズ・アット・ナイト』。一家を脅かす戸口の外の邪悪でミステリアスなものから何があっても妻と息子を守ろうとする父親の物語を、ホラー映画の要素を織り交ぜて描いた。映画という総合芸術を平成生まれの感性でグルンと包み込んでしまった
トレイ・エドワード・シュルツ監督。そんな最前線の才能を是非お楽しみに!
4月10日(金)公開 映画『WAVES/ウェイブス』予告
INFORMATION
WAVES/ウェイブス
4月10日(金)より TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー監督・脚本:トレイ・エドワード・シュルツ出演:ケルヴィン・ハリソン・Jr、テイラー・ラッセル、スターリング・K・ブラウンレネー・エリス・ゴールズベリー、ルーカス・ヘッジズ、アレクサ・デミー作曲:トレント・レズナー&アッティカス・ロス原題:WAVES /2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/135分/PG12©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.配給:ファントム・フィルム
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