Squidのデビューアルバム『Bright Green Field』がリリース決定!
ダン・キャリーが主宰するレーベル〈Speedy Wunderground〉からリリースされたシングルやEP作品、そしてずば抜けたライブパフォーマンスによって、瞬く間にイギリスで注目を集めることとなったスクイッド。ダン・キャリーがプロデューサーを務める待望のデビューアルバム『Bright Green Field』は、バンドの底知れないスケールと野心に満ち溢れている。アルバムには、ブラック・カントリー・ニュー・ロード(Black Country, New Road)のサックス奏者ルイス・エヴァンスらが参加している他、フィールドレコーディングによる環境音や自然音も取り入れられ、彼らのDIYな実験精神も存分に発揮されている。緊張と緩和を持ったそのサウンドでは、碑のようにそびえるコンクリートのビル群と想像上の都市を舞台にしたディストピアの姿が広がっている。スクイッドの音楽は時として、それがかき乱された不協和音であろうとも、あるいはグルーヴが噛み合う流麗なものであろうとも、我々が生きる喧騒に満ちた世界を反映している。なおレコーディングは猛暑の中、キャリーが運営するロンドンの地下スタジオにて、ノイズを避けるためにエアコンまで切られた状態で行われたという。本作はCD、LP、カセット、デジタル配信で5月7日(金)に世界同時リリース! 国内盤CDには、〈WARP〉契約後にリリースされた“Sludge”と“Broadcaster”の2曲が収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。LPは、限定のグリーン・ヴァイナルと通常のブラック・ヴァイナルの2種展開だ。



このアルバムでは、架空の都市の風景を作り上げた。それぞれの楽曲は、その世界に存在する場所や出来事や建造物を描写しているんだ。この都市は実在の場所ではなく、虚構と電脳世界に存在するものだけど、僕たちが暮らす現実世界の明確な特徴を模倣している。言わばディストピアそのものであるイギリスの都市の風景だ。小説家ダグラス・クープランドによる、我々は『極限の現在』を生きているという見解、それから評論家マーク・フィッシャーによる、過去を亡霊に見立てる憑在論的音楽や未来が静かに抹消されているということに関する記述を読んだおかげで、自分たちは長年、未来を偏重するディストピアそのものの環境で生きてきたのだと実感したんだ。
オリー・ジャッジ(ドラム&リードボーカル)

Squid - Narrator (Official Video) ft. Martha Skye Murphy
RELEASE INFORMATION
Bright Green Field

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