千葉のラッパー/ビートメイカーのVOLOJZAが、10月23日(水)にソロアルバム『潮』をリリースした。
「自身の好きなヒップホップに原点回帰したアルバム」に
レーベルの〈VLUTENT RECORDS〉での10年以上の活動や、ソロやグループ等で多くの作品を残してきたベテランラッパー・VOLOJZA。近年はソロアルバム『其レハ鳴リ続ケル』、『割れた鏡が見た何か』などをリリースしている。
ソロアルバム『潮』は、先にリリース済みのシングル“さいわい”、“EXP”、“I Know You”を含む10曲入り。全曲のビートを自身で手掛け、客演は迎えず制作した純粋なソロ作となっている。打ち込みメインの前作『割れた鏡が見た何か』とは別の方向性を向いたサンプリングベースの作品であり、リラックスした路線やコミカルな路線を軸に、どこか不穏なムードもある作品に仕上がっている。ノー・ジャンルな作風のDie,No Ties,Flyとも異なる、「自身の好きなヒップホップに原点回帰したアルバム」だという。
ラップ面ではワードプレイやライミングといったヒップホップの美学を強調しつつ、生活感とユーモアのあるリリックを披露。Die,No Ties,Flyでの活動で開拓したジャンル「AOR(アダルト・オリエンテッド・ラップ)」にも沿うようなラップが楽しめる。ミックスとマスタリングはDie,No Ties,Flyで共に活動するLEXUZ YENが担当。アートワークはVOLOJZAが制作した。

ブーンバップやトラップ、その他の音楽を自分なりに消化したものになりました。地に足が着いているけど足元が不安定なことや、過去・現在・未来を曖昧に横断するような表現をした作品です。庶民的ですがSF的な感触のあるものになったかなと思います。めちゃくちゃヒップホップを聴いている人にも、全く聴いてない人にも聴いてもらいたいです。あらゆるティピカルな境界線の間にあるような作風なので、そういう所属みたいなものに息苦しさを感じていたり、懐疑的な人に聴いてもらいたいですね。タイトルの「潮」は『うしお』と読みます。
VOLOJZA
VOLOJZA - 他力(Lyric Video)
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潮

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