松丸契、ファッションブランド〈HATRA〉のために描き下ろした約3年ぶりとなるオリジナル作品リリース | 5月にソロ公演も

2025年05月07日(水)02:40

松丸契、ファッションブランド〈HATRA〉のために描き下ろした約3年ぶりとなるオリジナル作品リリース | 5月にソロ公演も

3月に開催された＜Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 A/W＞にて、ブランドとして初となるランウェイを発表したファッションブランド〈HATRA〉のために松丸契が描き下ろした「Music for WALKER -HATRA FW25 Collection-」が配信リリースされた。

本作は、ファッションショーのために描き下ろされた10分を超える内容で、サックスに加えドラムマシンなどのデジタルサウンドも使用された新たなアプローチの作品となっている。

自主企画のソロ公演を5月に開催

また今回のリリースに伴い、自主企画として1年以上ぶりとなるソロ公演＜Spindle Slow, Woven in Tandem＞を5月13日（火）東京・下北沢SPREADにて開催。会場では本作の音源を収録した〈HATRA〉制作による音源ダウンロードコード付きのオブジェも販売予定だ。

3月に開催された〈HATRA〉の初めてのショーのために制作した音楽を配信リリースします。「瞬き」など長見さんからいただいたいくつかのキーワードを元に、サックスのセルフサンプリングを軸にシンセやドラムマシンを重ねたものになります。個人として3年ぶりのリリースですが、ここから少しペースを上げて色々と出していく予定なのでご注視いただけたら幸いです。

松丸契

走馬灯は、〈HATRA〉一回目のショーとなったFW25＜WALKER＞構想のごく初期段階から据えられていたモチーフです。チカチカと記憶が瞬いて認識がイメージに追い越されるような時間に、というのが松丸契への最初のリクエストであり、当日ショーに居合わせた人の多くが体感したものだと思います。ひとつの楽曲としてだけでなく、空間全体が音に包まれるようにして走馬灯が立ち上がる様は、予想を大幅に突き抜けるものでした。もし叶うならこの音楽とともに部屋の中を、あるいはいつもの通り慣れた道を、大きなストロークで歩いてみてください。

HATRAデザイナー長見佳祐