青春と革命が交錯する物語
舞台は1950~70年代、アメリカ統治下の沖縄。米軍基地から物資を奪い、住民に分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。幼馴染のグスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)を導いたのは、町の英雄オン(永山瑛太)。しかし、ある夜、オンは「予定外の戦果」を手に入れ、消息を絶つ。残された3人は、それぞれ刑事・教師・ヤクザとして別々の道を歩みながらもオンの行方を追い続ける。やがて時は流れ、彼らが20年越しにたどり着いた真実とは──。「ここじゃなきゃ撮れないと思うロケーションの連続でした。沖縄の土地が僕らに力を貸してくれた気がします」──妻夫木聡

豪華俳優がぶつけ合う熱量
主演は妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太。世代を代表する4人が、20年の歳月を体現する。「ヤマコは太陽でいてほしい。物語の軸を持つことで自然と光になれると思いました」──広瀬すず「レイはアクセルを踏んだら止まれない。危うさをお芝居で見せたいと思いました」──窪田正孝「自分があの時代にいたら戦果アギヤーになっていたと思う。それほど共感しました」──永山瑛太



圧倒的スケールの映像体験
延べ5,000人を超えるエキストラが参加したデモや暴動シーンは、日本映画の常識を覆すスケール。「喜びも悲しみも追体験できるような、あの時代の沖縄の青春映画を作りたかった」──大友啓史監督映像だけでなく、Ruth Brown「Teardrops from My Eyes」、The Cascades「Rhythm of the Rain」、ピンキーとキラーズ「涙の季節」などの楽曲、そして沖縄民謡「唐船ドーイ」「祝節」も劇中に響く。映像と音楽が融合し、観客を“その時代”へと誘う。

日本映画の新境地へ
「返還前の沖縄を描かないと本当の意味で物語は完結しないと思っていました」──大友啓史監督原作者・真藤順丈は「これは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・オキナワ』だ」と評した。



INFORMATION
宝島

Copyright (C) Qetic Inc. All rights reserved.