フジロックとともに歩み、音楽ファンの記憶を更新し続けてきたオフィシャルショップ<岩盤/GAN-BAN>が、25周年という大きな節目を迎える。そのアニバーサリーを祝う特別展を渋谷PARCO『PARCO MUSEUM TOKYO』にて開催される。
Statement
日本の音楽フェスの源流、FUJI ROCK FESTIVAL。自然と音楽の共生を目指す、日本最大級の野外ロックフェスティバル。その歩みとともに、音の磁場を築いてきたオフィシャルショップ「岩盤/GAN-BAN」が、25周年を記念して特別展を開催。“音の記憶”が眠る新潟県・苗場ノ森から、タイムカプセルを発掘。その残響を、冬の東京・渋谷PARCOで甦らせる。時間とモノが交錯する空間へようこそ。これは、ただの展示ではない。あなたの中の記憶の風景が呼び覚まされる、時空を超えたフジロック遭遇体験。
GAN-BAN 25th Anniversary Special Exhibition TIME CAPSULE 2025: A FUJI ROCK Odyssey ― 時空を超えるフジロック展 ―
展覧会のロゴは、NASAのボイジャー探査機に搭載された「ゴールデンレコード」に着想を得たもの。左のカプセルは映像データの走査線、右のカプセルは音声波形を象徴しています。デザインを手がけたのは、展覧会キュレーター/アートディレクター・半田淳也氏。
会場は3つの展示室で構成来場者を「音と記憶の旅」へと誘う。
ひとつめ『記憶への入口』
展示の導入となるこの部屋では、初代GAN-BAN NIGHTのVJでもある映像監督・関和亮氏による作品が、タイムカプセルの世界へと来場者を引き込みます。映像は、静かに、しかし確かに、記憶の奥にある、あの“夏への扉”を開いてゆきます。
ふたつめ『タイムカプセル』
ここは、まさにタイムカプセルの内部。過去に向かって遡っていく電車に導かれた空間には、フジロックの歴史的な写真をプリントしたTシャツ(非売品)232枚と膨大な数のフジロック・オフィシャルグッズが、まるで“記憶の部屋”のように展示されています。来場者がすべての写真や展示物を見つけるには、部屋中を(ウンザリするほど)“探査”し、“探索”する必要があります。
幾層にも積み重ねられたフジロックの記憶。美術作家・松本千広氏の手によって、乱雑で非現実的に“モノ”が配置され、それは一つの舞台背景であり、まるで映像の一場面のよう。その中には、フジロックのメインビジュアルを手がけるグラフィックデザイナー・渡辺明日香氏のデザインや、GAN-BAN SQUAREのVJを担当しているビデオチーム・最後の手段の映像が散りばめられています。音の記憶をさらに呼び覚ます音響演出は、<GAN-BAN NIGHT>を象徴するDJ/プロデューサー/ミュージシャン・SUGIURUMN氏が担当。彼がメンバーとして活躍するTHE ALEXXの約4年半ぶりにリリースされたニューシングル「Beautiful Surrender」は、岩盤GAN-BAN25周年記念シングルとして制作され、まさに周年を祝うテーマソングとも言える1曲です。
みっつめ『現在、そして未来へ』
ここでまず出迎えるのは、岩盤/GAN-BANの初代店長であり、現代美術家として活躍するShohei Takasaki氏によるキャンバスコラージュ作品。GAN-BAN NIGHTのフライヤーや、これまでに制作されたTシャツが層をなして重なり合い、“岩盤/GAN-BANの時間の過去と未来”が一枚の作品として凝縮されています。その向かいには、フジロック2025で公開された本展覧会のティザーを制作したグラフィックデザイナー・Kamikene氏による音波のインスタレーション作品が設置されます。展示の最後は、最後の手段が手がける、時空を越えるような映像作品が。
展覧会によるオリジナル・グッズ大展開!
展示を抜けた先には、この展覧会限定のスペシャルミュージアムショップが登場。2025年のフジロック・オレンジエコーにて、橋の下世界音楽祭チームと共に木工のステージを制作したZERO ACTION ARCHITECTによるアーチ状のオブジェが空間を彩ります。ここでは、本展オリジナルグッズに加え、共に後の伝説としてそのステージを目撃した人たちの語りぐさとなったフジロック’98のステージがプリントされたブランキー・ジェット・シティ、ミッシェル・ガン・エレファントとのスペシャルコラボTシャツが発売されます。さらには有名ブランドが集うフジロックコレクションの2018年から2025年までのラインナップを、本展限定のスペシャルプライスでご紹介します。各アイテムは数量限定のため、ぜひこの機会に特別なアイテムをお楽しみください。
スペシャルミュージアムショップで販売されるどの商品も、フジロックをモチーフに過去と現在をつなぐデザインとなっていますので、本展を象徴する『作品』としてもお楽しみ下さい。岩盤25周年だからこそ実現した、フジロックの“記憶”を掘り起こす特別展。苗場で過ごしたあの夏の感触を思い出す人も、まだ知らないフジロックの奥行きに触れる人も、きっとそれぞれの時間と出会えるはず!この冬、『PARCO MUSEUM TOKYO』で、音楽と記憶が交差する体験を。
INFORMATION|開催概要
展覧会名:岩盤/GAN-BAN 25周年記念特別展『GAN-BAN 25th Anniversary Special Exhibition TIME CAPSULE 2025: A FUJI ROCK Odyssey ― 時空を超えるフジロック展 ―』会場:PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)会期:2025年12月26日(金)~2026年1月12日(月・祝)開館時間:11:00~21:00 ※12月31日 11:00~18:00 ※1月1日・2日休館/最終日18:00閉場入場料:500円(小学生未満無料)共催:株式会社パルコ、岩盤/GAN-BAN協力:SMASH、FUJI ROCK FESTIVALARTISTS|参加アーティスト
▶ 展示キュレーション・アートディレクション半田淳也 / Junya Handa @andwhatnot_design
▶ 展示参加アーティスト関和亮松本千広渡辺明日香最後の手段SUGIURUMNKamikene @kamikene_Shohei Takasaki @shoheitakasakiZERO ACTION ARCHITECT© Qetic Inc.
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