2026年1月17日(土)・18日(日)、幕張メッセで開催される<GMO SONIC 2026>(以下、GMO SONIC)。2023年に初開催されて以来、毎年1月の開催を重ねてきた日本発の大型音楽フェスティバルは、今回さいたまスーパーアリーナから会場を移し、4回目の開催を迎える。

昨年はマーティン・ギャリックス(Martin Garrix)やスクリレックス(Skrillex)、アニマ(Anyma)といった人気DJ/プロデューサーやグローバルポップスターのROSÉの出演が話題を呼んだが、今年のラインナップもそれに勝るとも劣らない豪華なものになっている。本稿では、音楽ファンを刺激する<GMO SONIC>の魅力的なラインナップの中でも、特に注目すべき見どころとなるポイントを紹介していく。

Swedish House Mafia初来日から”意外な接続点”まで。<GMO SONIC 2026>ラインナップの魅力を紐解く

<GMO SONIC>のラインナップで最初に注目すべきは、なんと言っても2日目のヘッドライナーを務めるダンスミュージックシーンの伝説的スーパーグループ、スウェディッシュ・ハウス・マフィア(Swedish House Mafia)(以下、SHM)だろう。スウェーデン出身のアクスウェル(Axwell)、スティーヴ・アンジェロ(Steve Angello)、セバスチャン・イングロッソ(Sebastian Ingrosso)の3人で構成されるこのスーパーグループは、2008年の結成以来、“Don't You Worry Child”、“Save The World”といったダンスミュージック史に残るアンセムを生み出してきた。2013年に一度解散したものの、2018年に<Ultra Music Festival Miami>で劇的な再結成を果たし、2022年にはデビューアルバム『Paradise Again』をリリース。ザ・ウィークエンド(The Weeknd)との“Moth to a Flame”は世界的なヒットとなった。2025年には「3.0」時代を宣言し、新曲“Wait So Long”を発表するなど、現在進行形で進化を続けている。このようにダンスミュージックシーンで数々の偉業を成し遂げてきた彼らだが、メンバーのソロやアクスウェル Λ イングロッソ(Axwell Λ Ingrosso)名義で来日はあったものの、実はSHMとしての日本公演は今回が初となる。一時代を築き上げながらも未だシーンの最前線に立つ彼らのパフォーマンスは必ずや今回の<GMO SONIC>のハイライトになるだろう。次に同じく2日目にスペシャルゲストとして出演するTiëstoにも注目したい。ダンスミュージックシーンの重鎮として知られる彼は、1990年代後半から2000年代初頭にかけてトランスで世界的名声を確立したが、2009年以降はよりコマーシャルなサウンドへと移行し、さらなる成功を収めた。しかし、2025年、ティエスト(Tiësto)は本格的なトランス回帰を果たす。

5月の<EDC Las Vegas>では“In Search of Sunrise”と銘打ったトランスセットを披露し、11月には人気トランスフェス<Dreamstate SoCal>でヘッドライナーを務めた。また、同月は、1999年頃のクラシックなトランスサウンドを思わせる新曲“Bring Me To Life”が話題を呼び、12月にはエジプト・ギザのピラミッドで3時間のDJセットを披露した。さらに2026年1月からは新ラジオ番組『Prismatic』も開始するなど精力的に活動している。海外で注目を集めるTiëstoの最新トランスモードを日本で体験できる貴重な機会は見逃せない。また、初年度から欠かさず<GMO SONIC>に足を運んできた筆者にとって、カムバック組の存在はイベントのみならずアーティストの成長を実感させてくれるものだ。JO1は2023年の<GMO SONIC>初回に出演して以来、昨年の川西拓実・河野純喜・與那城奨の3名による特別ユニットでの出演を含めると今回で4回目の出演となる。2025年4月に初の単独東京ドーム公演を開催し、2日間で10万人を動員し、日本のトップアーティストへと駆け上がった彼ら。フルメンバーで立つ今回のステージではその成長が感じられる力強いパフォーマンスが期待できそうだ。3度目の出演となスティーヴ・アオキ(Steve Aoki)は、前回出演時(2024年)にAwichをサプライズゲストとして招き、彼女の“GILA GILA”を披露したことが話題になった。2年ぶりの出演となる今回も会場を沸かせるサプライズゲストに期待したい。さらに2023年の初開催でヘッドライナーを務めたマシュメロ(Marshmello)は再び初日のヘッドライナーとして出演する。覆面を被った熱狂的なファンが会場を埋め尽くし、“Happier”、“Alone”といった世界的ヒット曲で会場を最高潮に導いた前回のパフォーマンスは、<GMO SONIC>の伝説的なシーンとして記憶に残っている。
3年ぶりのカムバックへの期待は高まるばかりだ。また、<GMO SONIC>の魅力はエレクトロニックミュージックを軸としながらも、ヒップホップやR&B、J-POPといった多様なジャンルのアーティストが集結する点にある。初日に出演する新しい学校のリーダーズは、2024年4月にアメリカで開催された世界最大規模の音楽フェス<コーチェラ>に出演するなど、今や世界的にも注目を集めるグローバル・ポップスターだ。セーラー服姿でアクロバティックなダンスと昭和歌謡テイストの楽曲を披露する彼女たちは、昭和歌謡からヒップホップ、ダンスミュージックなど多様なジャンルとJ-POPを融合した独自のスタイルを持つ。人気海外レーベル「88rising」にも所属し、海外名義ATARASHII GAKKO! としてグローバル展開を進める彼女たちは、「日本が世界に誇れる音楽フェスティバル」という<GMO SONIC>のコンセプトを体現する存在だ。

Swedish House Mafia初来日から”意外な接続点”まで。<GMO SONIC 2026>ラインナップの魅力を紐解く

一方、海外勢では現行シーンを牽引する新鋭が揃った。ドム・ドラ(Dom Dolla)はテックハウスシーンを代表するオーストラリア出身のプロデューサーで、グルーヴィーなベースラインと遊び心あふれるトラックメイキングで知られる。メデューサ(Meduza³)は“Piece of Your Heart”で世界的ヒットを記録した人気トリオで、ディープハウスのグルーヴとエモーショナルなボーカルを融合させたサウンドが特徴だ。ヒップホップ/R&Bからも重要なアーティストが出演する。グロリラ(GloRilla)はグラミー賞ノミネート経験を持つメンフィス出身の女性ラッパーで、2022年の“F.N.F. (Let's Go)”でブレイク。2024年のデビューアルバム『Glorious』は全米アルバムチャートで5位を獲得した。SIRUPは日本のR&B/ネオソウルシーンを牽引するシンガーで、ラップとボーカルをシームレスに行き来する変幻自在の歌唱が持ち味だ。

こう見ると非常にジャンルレスなラインナップだが、深掘りしていくと興味深い「接続点」が浮かび上がる。そのひとつが「K-POP」だ。グロリラ(GloRilla)は2025年6月、BTSのJ-HOPEとのコラボ曲“Killin' It Girl”をリリースしている。一方、SEKAI NO OWARIのNakajinは2025年2月、人気K-POPグループILLITの初日本オリジナル曲“Almond Chocolate”を、BTSを手がけてきた音楽プロデューサーPdoggと共作した。メンフィスのラッパーと日本のロックバンドのギタリストにK-POPという共通項があるのは興味深い。もうひとつは「LDH」。アフロジャック(Afrojack)は以前LDH EUROPEのCEOを務めた実績を持ち、EXILEやGENERATIONSとの楽曲制作歴もある。そして、プロデューサー/DJとしても近年大活躍中のALAN SHIRAHAMA(白濱亜嵐)は、EXILE、PKCZ®のメンバーであるだけでなくまさにそのGENERATIONSのリーダーでもある。LDHを通じて繋がる2人だけに親交の深さも十分なはず。SHM初来日という歴史的瞬間、ティエスト(Tiësto)のトランス回帰、新しい学校のリーダーズが見せるグローバルスターとしての存在感、JO1の4年間の進化。そしてダンスミュージック、ヒップホップ、R&B、J-POPが交錯するジャンルレスな顔ぶれ。このように<GMO SONIC>のラインナップには音楽ファンが楽しめるいくつもの要素が組み込まれている。
開催まであと数日あまり。<GMO SONIC>に集結する国内外の最高峰アーティストたちのパフォーマンスは、きっと観客の記憶に深く刻まれるはずだ。

Swedish House Mafia初来日から”意外な接続点”まで。<GMO SONIC 2026>ラインナップの魅力を紐解く

Text:Jun Fukunaga

INFORMATION

GMO SONIC 20262026.1.17(土)・18(日)

会場:幕張メッセ主催・企画:GMOインターネットグループ株式会社/株式会社クリエイティブマンプロダクション制作・運営・招聘:株式会社クリエイティブマンプロダクション協力:幕張メッセ後援:J-WAVE問い合わせ:株式会社クリエイティブマンプロダクションTICKET:PLATINUM STANDING:¥28,000-(税込)・PLATINUM STANDING 2日通し券:¥50,000-(税込)・GA(ALL STANDING)(一般/全自由):¥17,000-(税込)・GA(ALL STANDING)(一般/全自由)2日通し券:¥30,000-(税込)・GA PANORAMA ZONE STANDING:9,800円(税込)※2枚購入必須※「GMO SONIC 2026」はU19 のチケット販売はございません。チケットの購⼊は18歳以上のお客様に限らせていただきます。PLATINUM STANDING特典・専⽤特製ラミネートPASS・専⽤Viewing Area:ステージ前⽅に専⽤エリアを設置・専⽤Lounge:ご利⽤時間、エリアの詳細は後⽇発表致します・グッズ売場専⽤レーン:グッズ売り場に専⽤ファストレーンを設置・専⽤クローク:無料でご利⽤いただける専⽤のクローク窓⼝を設置・ウェルカムドリンク:プラチナリストバンド交換の際、ドリンク・チケットをお渡しします※集中した場合は、ご⼊場を規制させて頂く場合がございます。予めご了承ください。先着先⾏チケット販売チケット販売URL:https://sonic.gmo/tickets/・規定枚数販売完了まで詳細はこちら

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