日本代表は、7月に韓国で開催された東アジアE-1選手権で連覇を果たした。
Jリーグ組で編成されたチームは、香港、中国、韓国相手に3連勝。
一方、近年低迷している中国は、2026年W杯のアジア最終予選でも日本相手に2試合合計10失点で敗れており、1998年以降は日本に一度も勝てていない。
W杯予選敗退後にブランコ・イヴァンコヴィッチ監督を解任した中国は、E-1でU-20中国監督のデヤン・ジュルジェヴィッチが暫定的にA代表を指揮した。
そうしたなか、韓国の『Sportal Korea』などは、中国代表はユルゲン・クリンスマンを新監督に任命することを検討していると伝えた。
61歳のクリンスマンは、西ドイツ代表として1990年W杯優勝を経験するなど、ドイツ代表として歴代47ゴールを記録した名ストライカー。
監督としてもドイツ代表やアメリカ代表、そして、2023年から2024年までは韓国代表を指揮した。ただ、韓国代表では2024年のアジアカップで準決勝敗退となると契約途中で解任された。
中国の『Sina』は、「クリンスマンは6年前にも中国代表監督就任に前向きだと発言したことがある。ジュルジェヴィッチ暫定監督の退任後、代表監督選出の遅れがファンの不満を招いている。誰が監督に就任するのかという疑問が高まっており、最も有力視されているのはクリンスマンだ。クリンスマンは韓国代表監督を務めた経験があり、アジアサッカーとの長い付き合いがある。成績は芳しくないものの、アジアサッカーのスタイルとリズムを身をもって体験している」と伝えている。
中国は2002年日韓大会以降、W杯から遠ざかっているが、クリンスマンを新監督に招聘することはあるのだろうか。