10日に行われた日本代表とパラグアイ代表の試合で、日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)が試合終了間際に同点弾を記録した。
パナソニックスタジアム吹田(大阪府)で行われたキリンチャレンジカップ2025のパラグアイ戦で、日本代表は2-2で引き分けた。
前半21分、パラグアイ代表10番ミゲル・アルミロンに先制点を許すも、前半26分に日本代表FW小川航基(NECナイメヘン)が強烈なミドルシュートを放ち追い付いた。
しかし堅守のパラグアイに対しなかなか逆転の糸口を見出すことができず、後半19分にはクロスからのヘディング弾で失点。
その後、森保一監督は選手交代で状況の打開を図るも、試合を締めようと試みるパラグアイ代表に得点を奪えず。
転機は後半44分。得点を記録した小川に代わって、オランダ・エールディヴィジで8試合8得点と絶好調の上田が途中出場した。
チャンスは後半アディショナルタイム4分に訪れた。右サイドからMF伊東純也が上げたクロスに対してファーに頭で合わせ、土壇場の同点弾を挙げたのだ。
絶好調のストライカーが、代表でも短い時間で結果を出した。
今回の代表活動から背番号を9番から18番に変更した上田。
父親が好きだったという元ドイツ代表FWユルゲン・クリンスマンの番号であり、鹿島アントラーズや法政大学時代にも付けていた馴染みの18番で、これからも得点を量産してくれることを期待したい。