2027年にカタールで開催されるFIBAバスケットボールワールドカップ。
バスケットボール男子日本代表は、今月末から来月にかけて、アジア地区予選を戦う。
そうしたなか、日本バスケットボール協会(JBA)は、2日に男子日本代表のヘッドコーチを務めていたトム・ホーバス氏との契約終了を発表した。
「本件は、今後の代表強化に関しての方向性の相違によるもので、個人の責に帰すものでは無く、JBAとしての今後の方針に沿って総合的に判断し、契約終了の決定に至りました。
2015年に女子日本代表のコーチに就任されてから本日までのトム・ホーバス氏の日本バスケットボール界への多大なる貢献と成果に対し、心より敬意と感謝の意を表します」
ホーバス氏はアメリカ出身の59歳。現役時代にNBAや日本でプレーした後、女子日本リーグの指導者として再来日すると、2017年に女子日本代表ヘッドコーチに就任。2021年の東京オリンピックで日本史上初の銀メダル獲得に貢献し、同年9月に男子代表ヘッドコーチへ引き抜かれた。
そのホーバス氏は、このようなコメントを発表している。
「大変残念ではありますが、代表チームのヘッドコーチとしての私の旅がここで終わりを迎えたことをご報告いたします。
この10年間、男女両チームを情熱的に支えてくださったすべてのファンの皆さまに、心から感謝いたします。皆さまの前向きな姿勢、忍耐、思いやり、ならびに温かいご理解は、これからも私の心に残り続け、支えとなるでしょう。
10年前、このような貴重な機会を与えてくださったJBAに深く感謝しています。浮き沈みのある道のりではありましたが、決して変えたいとは思わない、かけがえのない時間でした。ありがとうございます。
スタッフの皆さんへ。これほど献身的なグループと共に仕事をしたことはありません。皆さんのバスケットボールへの愛と知識は本当に刺激的で、支え合い、築いた友情は一生の思い出です。ありがとう。
そして、日本バスケットボールの発展のために全力を尽くしてくれたすべての選手たちへ。皆さんを指導できたことは、私にとって大きな誇りです。皆さんの献身とたゆまぬ努力のおかげで、私たちは多くの成果を成し遂げました。女子チームでの東京オリンピック銀メダル獲得、男子チームでの沖縄でのワールドカップ指揮、そしてパリオリンピック出場権獲得は、その中でも特に誇るべきハイライトです。
しかし、まだやるべきことは残っています。努力を続け、前向きな気持ちを忘れず、日々成長し続けてください。結果は必ずついてきます。お疲れ様です。」
アジア地区予選グループBを戦っているのは日本、韓国、中国、チャイニーズタイペイ。
日本は2月26日に中国、3月1日に韓国と対戦する。ここまで2連勝の日本に対して、中国は2連敗中。
そうしたなか、中国の『Sohu』は、こう伝えていた。
「中国男子バスケットボール界に朗報? 日本バスケットボール協会、ホーバス監督との契約解除。
公式発表の中で、今回の決定は代表チームの育成方針に関する両者の意見の相違によるものであり、個人的な責任によるものではないとされている。
今月26日に中国はワールドカップ予選で日本とアウェーで対戦する。
この試合は予選の『生死をかけた戦い』であるだけでなく、連敗の陰影を打破し、士気を立て直すという非常に大きな意味がある」
日本がこのタイミングで指揮官交代を決断したことは中国にとって契機になりえるととらえているようだ。
元日向坂46・渡邉美穂が語る。バスケの魅力と、同世代・八村塁から受ける刺激
中国戦と韓国戦はともに沖縄サントリーアリーナで行われる。
筆者:井上大輔(編集部)

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