2001~2008シーズンまでフランス1部のリーグアンを7連覇した名門リヨン。

今季は6位でシーズンを終えていたが、24日にフランスプロサッカー機構から2部への降格処分を宣告された。

『L'Équipe』も「フランスサッカー界に衝撃が走った」と伝えている。

1.75億ユーロ(294億円)の負債を抱えていたリヨンは、国内プロクラブの財政を監督するDNCGから財務状況を問題視されており、24日の会談でも説得材料が揃えられなかったために降格を言い渡された。

リヨンのオーナーであるジョン・テクスター氏は、鎌田大地が所属するクリスタル・パレスの共同オーナーでもあり、ブラジルのボタフォゴの筆頭株主でもある。

今回の降格処分に対して、リヨンは控訴することを発表した。

「株式拠出とクリスタル・パレスの株売却により、資金繰りは大幅に改善し、2025-26シーズンに向けて十分すぎるほどの資金を確保している。

2年連続で欧州カップ戦出場権を獲得するなどスポーツ的成功も果たしているにもかかわらず、たったひとつの行政上の決定によって、これほど偉大なクラブが降格させられるのは全く理解できない」

今夏、リヨンはラヤン・シェルキを4250万ユーロ(71.4億円)でマンチェスター・シティに売却。

また、テクスター氏は、パレスの株45%を2億ユーロ(336億円)で売却することに合意していた(43%との報道も)。

リヨンが1989年以来の2部降格となるのか、今後の行方が注目される。

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