
浅野拓磨が所属するスペイン1部マジョルカは、今シーズン開幕から6試合勝利なし(2分4敗)と苦しんでいた。
そうしたなか、27日に行われた第7節アラベス戦に1-0で勝利し、ようやく初白星を手にした。
前半37分に値千金の決勝ゴールを決めたのは浅野。味方とのワンツーでゴール前に抜け出すと、左足のシュートを冷静に叩き込んでみせた。
『Diario de Mallorca』は、「浅野、マジョルカに待望の初勝利をもたらす。日本人選手のゴールにより、アラサテ監督率いるチームは勝点3を獲得し、最下位から脱出した。試合終了を告げられたとき、指揮官はどれほど安堵しただろうか。方向性を見失い、最悪の時期を過ごしていたマジョルカにとって、この勝利がどれほど必要だったことか。(得点シーンで)マジョルカはおそらく今シーズン最高の連携プレーを見せ、相手を出し抜いた」と伝えていた。
『AS』によれば、アラサテ監督も「ディティールが勝敗を分ける。タク(浅野)のワンツー、味方との素晴らしい連携プレーが光った。いいゴールだった」と讃えていたそう。
ただ、今季初ゴールを決めた浅野は、後半20分すぎに足を気にしながら、ピッチに座り込むとそのまま交代することに。
浅野は2024年9月以降日本代表から遠ざかっているが、ようやく調子を上げつつあっただけに状態が懸念される。