メキシコの世代別代表に選ばれた経験を持つFWウリセス・ダビラが八百長を認めた。

2021年にはAリーグ・メンの男子年間最優秀選手に選ばれたダビラは、チェルシー(プレミアリーグ)にも所属歴のある34歳。

2021年より在籍したオーストラリアのマッカーサーFC(Aリーグ・メン)では、公式戦71試合26得点9アシストを記録した。

同クラブの主力として活躍していたダビラだったが、2023-24年のAリーグ・メンで6試合の八百長に関連。チームメイト2人と共謀し、故意にイエローカードをもらうという賭博詐欺を計画した。

ダビラらは2023年12月9日に行われたシドニーFCとの試合で、少なくとも4枚のカードを受けるという賭けに参加。同選手は故意にボールを蹴り飛ばし、プレーを遅らせたファウルで、実際にイエローカードを出されていた。

ダビラはギャンブルサイト『ベットプレイ』を通じて合計20万ドル(約3000万円)稼いでおり、チームメイトによると、ダビラは共謀した2選手に対して見返りとしてそれぞれ1万ドルを支払っていた。

チームメイト2人はダビラの指示で八百長に関与したと告白。「チームのキャプテンであるだけでなく、この計画のリーダーでもあった」と説明した。

なお八百長に関わった3選手は逮捕後、マッカーサーFCから出場停止処分を受け、チームとの契約は解除された。

『ESPN』によれば、ダビラは今月8日にシドニーにある裁判所に出廷し、賭博の結果を不正に操作する行為を助長、関与した罪を認めた。ダビラの判決は今年12月19日に言い渡される。

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