
今のサッカー界は、10代であってもビッグクラブと大型契約を結ぶことができ、信じられないような額の給料を手にすることになる。「原石」はそれだけの価値を持っているのだ。
今回は『Planet Football』から「10代で最も高額な給料を受け取っているサッカー選手」をご紹介する。
5位:アーチー・グレイ
国籍:イングランド
クラブ:トッテナム・ホットスパー
週給:8.9万ユーロ(およそ1500万円)
年俸換算:462.8万ユーロ(およそ7.55億円)
2024年夏にリーズ・ユナイテッドからトッテナム・ホットスパーに移籍したU-21イングランド代表MFのアーチー・グレイ。
ポステコグルー監督の下でも多くの出場機会を獲得し、複数のポジションでプレー。守備的MFやサイドバック、センターバックなど様々な役割で信頼を得た。
まだ19歳ながらトッテナム・ホットスパーとの契約は2030年まで結ばれている。チームは今季苦戦したが、彼はピッチ上でのプレーでその期待に応えている。
4位:マティス・テル

国籍:フランス
クラブ:トッテナム・ホットスパー(※バイエルンからのローン)
週給:9.6万ユーロ(およそ1600万円)
年俸換算:499.2万ユーロ(およそ8.15億円)
バイエルン・ミュンヘンが保有しているワンダーキッドは、そのスピード、ドリブル、そして決定力により、キリアン・エムバペやカリム・ベンゼマといった名選手と比較されている。
ブンデスリーガで若くしてスーパーサブとしての評価を固めた彼は、今季の後半戦でトッテナム・ホットスパーへとローン移籍。
イングランドでは半年で2ゴール1アシストとやや苦戦したものの、その才能については誰も疑う者はいない。
3位:レニ・ヨロ

国籍:フランス
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
週給:13.6万ユーロ(およそ2200万円)
年俸換算:707.2万ユーロ(およそ11.54億円)
マンチェスター・ユナイテッドが苦戦しているために影が薄くなっているが、レニ・ヨロが欧州で最も優れた10代のディフェンダーであることは間違いない事実だ。
リールから昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドへとやってきた彼は、2029年までの契約を結ぶことになった。
とくに後半戦でのパフォーマンスはアモリン監督からも高く評価されているとのことで、悲惨なシーズンの中で数少ない希望の星になっている。
2位:ワレン・ザイール=エメリ

国籍:フランス
クラブ:PSG
週給:22万ユーロ(およそ3600万円)
年俸換算:1144万ユーロ(およそ18.67億円)
まだ18歳にして、すでにパリ・サンジェルマンの中盤を仕切っている逸材。今季はUEFAチャンピオンズリーグ優勝にも大きく貢献し、すでにレジェンド的な存在になっている。
クラブの下部組織出身で、2022年にトップデビュー。それ以降は急速に目覚ましい成長を遂げ、フランス代表にも選出されている。
すでに契約は2029年まで結ばれており、巨額の年俸を約束されている。プレミアリーグのビッグクラブも注目しているとのことだが。
1位:ラミン・ヤマル

国籍:スペイン
クラブ:バルセロナ
週給:30.7万ユーロ(およそ5000万円)
年俸換算:1596.4万ユーロ(およそ26.05億円)
サッカーの歴史上、これほど高額な契約を結んだ17歳の選手はいなかった。ハンシ・フリック監督の下で素晴らしい活躍を見せた彼は、この夏バルセロナから新しい条件を提示された。
シーズンあたり1500万ユーロ以上、そしてボーナス500万ユーロが最大で加わるというものだ。
レヴァンドフスキやデ・ヨングらの給与よりはかなり低い額ではあるが、それでも彼に不満はないだろう。愛するクラブで10代にして巨額の報酬を受け取れるのだから。