大麻密輸の罪で逮捕されていた元プロサッカー選手のジェイ・エマヌエル=トーマスに対し、懲役4年の罪が言い渡されたとのこと。
ジェイ・エマヌエル=トーマスは1990年生まれの34歳。
その後ブラックプールやカーディフ・シティなどへのローン移籍を経験して退団し、イプスウィッチ・タウンやブリストル・シティ、QPRなどさまざまなクラブを渡り歩いた。
昨年はスコットランドのグリーノック・モートンでプレーしていたが、2024年9月2日にロンドンのスタンステッド空港で行われた薬物密輸事件に関する捜査によって逮捕された。
エマヌエル=トーマスは恋人のヤスミン・ピオトロフスカとその友人であるロージー・ローランドを雇い、タイのバンコクからイギリスへと60kgの大麻(およそ1億円相当)を輸送したという。
携帯電話の分析からエマヌエル=トーマスがこの事件に関して主導的な役割を果たしたことが明らかになっており、9月18日に逮捕された。
なお、エマヌエル=トーマスはこの密輸を成功させた場合、身元不明の人物から5000ポンド(およそ90万円)を報酬として受け取る予定であったとのこと。
『BBC』によれば、今回チェルムスフォード刑事裁判所でエマヌエル=トーマス容疑者の裁判が行われ、担当したアレクサンダー・マイルズ判事から懲役4年の刑が言い渡されたとのこと。
また「あなた自身の行動によって、プロサッカー選手として知られることはなくなり、犯罪者として名が広がることになるだろう。全てを投げ捨てたプロサッカー選手である」とも告げられたとか。
なおエマヌエル=トーマスの弁護士アレックス・ローズ氏は「極めて経済的な困難に直面したとき、彼は犯罪に手を染めた」と説明していたという。
またロンドンで育ってQPRやMKドンズなど大都市のクラブでプレーすることが多かったため、スコットランドの田舎町であるグリーノックの環境に馴染めなかったとも。