すでにワールドカップ出場を決めていることもあり、この6月シリーズでは初招集7名を含むフレッシュなメンバーを選出した日本代表。

迎えた1試合目、アウェイでのオーストラリア戦は、終了間際の失点により0-1の劇的敗戦という結果に終わった。

オーストラリア戦のスタメンは以下の通り。

GK:谷晃生
DF:関根大輝、渡辺剛、町田浩樹
MF:藤田譲瑠チマ、佐野海舟、平河悠、俵積田晃太、鈴木唯人、鎌田大地
FW:大橋祐紀

日本は序盤からボールを支配したが、昨年10月の対戦時同様オーストラリアが築いた5-4-1のミドルブロックの中へ入っていくことに苦労。縦や斜めのパスから連動して入っていく形をなかなか作れなかった。

森保一監督は後半途中から久保建英と中村敬斗を投入したものの、町田浩樹、渡辺剛と守備陣に負傷交代が相次いだこともありチーム全体の活性化には至らず。90分にアジズ・ベヒッチの決勝弾を許すことになった。

嫌な形での敗戦だったが、森保監督がこの6月シリーズをどのようにとらえているかは見えたと言える。目の前の試合よりも、1年後のワールドカップ本大会に向けたチーム力の底上げ・個人の成長につながる起用を重視しているようだ。

これを踏まえて、次のホームでのインドネシア戦で先発する11人を以下のように予想した。

日本代表 インドネシア戦 予想スタメン

GK:大迫敬介
DF:関根大輝、高井幸大、鈴木淳之介
MF:遠藤航、佐野航大、森下龍矢、中村敬斗、久保建英、三戸舜介
FW:細谷真大

GKはオーストラリア戦で谷晃生が先発した以上、インドネシア戦は大迫敬介になるはず。

怪我人が相次ぐ3バックはおそらくこの3人に。湘南ベルマーレでも左のストッパーを務める鈴木淳之介は、評価急上昇中の21歳だ。パワフルな守備と元ボランチらしい足もとの技術に注目してほしい。

ボランチは32歳の遠藤航、21歳の佐野航大のコンビ。柏レイソルの24歳MF熊坂光希も期待の一人だったがインドネシア戦に向けた練習で負傷し、本日日本代表から離脱したことが発表されている。

ウィングバックは右に森下龍矢、左に中村敬斗。オーストラリア戦で光るプレーを見せた平河悠は左右をこなす好タレントだけに、インドネシア戦に先発する選手も爪痕を残したいところだ。

シャドーは、オーストラリア戦に続き日本の10番を背負うであろう久保建英と、オランダのスパルタで愛される存在となっている三戸舜介。三戸が出場すれば、JFAアカデミー福島出身選手として初めてのワールドカップ予選出場となる(三戸は10期生)。

そして1トップはオーストラリア戦で出場のなかった細谷真大。A代表ではなかなか良いプレーを見せられていない23歳だが、今季は柏レイソルで同じ3-4-2-1の1トップとして出場中。チームスタイルが異なるとはいえ慣れている部分もあるはずなので期待したい。

なお、オーストラリア戦でベンチ外だった佐藤龍之介はこの試合も控えと予想。ただ、圧倒的なプレーの量と質でファジアーノ岡山のレギュラーを務める18歳を森保監督が高く評価していることは間違いなく、出場はあるとみる。

最終予選ラストのインドネシア戦は、6月10日(火)19:35から市立吹田サッカースタジアム(パナソニックスタジアム吹田)で行われる。

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