日本代表は、10日にパナソニックスタジアム吹田で行われたパラグアイとの国際親善試合に2-2で引き分けた。
前半21分に先制されるも、5分後にFW小川航基のミドルシュートで追いつく。
パラグアイは南米予選を6位で突破し、日本同様にW杯出場をすでに決めている。伝統的に堅守を誇るチームであり、日本戦でも強さを見せつけた。
パラグアイサッカー協会によれば、グスタボ・アルファロ監督は試合後にこう話していたそう。
「ここで日本と対戦できたことは非常に重要なチャレンジだった。我々は彼らをとても尊敬しているし、本当に優れたチームだ。
難しい試合だった。時差があったし、勝っている時に試合を終わらせるにはフレッシュさが必要だったため、フィジカル面で厳しい試合になった。
日本が中盤でゲームを組み立てる際のトライアングルに対して、その道を塞ぐために、集中して注意深くなる必要があると分かっていた。
試合終了後、選手たちの顔には勝てなかったことへの怒りや悔しさが見て取れた。チームパフォーマンスと相手には満足している。
これ(勝てなかったことへの悔しさ)が代表チームに持っていてほしいパーソナリティとキャラクターだ。
日本へのリスペクトとともに試合内容への満足感を口にしていたようだ。
また、パラグアイメディア『Versus』によれば、指揮官は、日本の温かいおもてなしに感謝の意を表していたそう。
「この美しい国に足を踏み入れて以降、日本の皆さんから受けた親切さと扱いに心から感謝したい。本当に喜ばしいものだった。
人々の振る舞い、ピッチ上の選手たち全員の振る舞い。
滞在中に日本の皆さんから受けた親切さ、愛情、そして温かいもてなしに、大きな満足感を得つつ、去ることができる。日本に心から感謝申し上げる。W杯での成功を願っている」
なお、アルファロ監督は、63歳のアルゼンチン人。
この後、パラグアイは14日にソウルで韓国と対戦する。