日本代表が世界最速で予選を突破した2026年W杯。

イタリア代表はノルウェーとの欧州予選初戦に0-3で惨敗したことで、ルチアーノ・スパレッティ監督の解任を決めた。

W杯4度優勝を誇るアズーリだが、最近2大会は予選敗退に終わっている。

そうしたなか、ジェンナーロ・ガットゥーゾが新監督に就任することになった。現役時代は”狂犬″と呼ばれた47歳のガットゥーゾは、2006年W杯で優勝した元イタリア代表。

『Rai』などによれば、イタリア代表のチームコーディネーターを務めるジャンルイージ・ブッフォンがガットゥーゾ就任を認めたという。

「我々は精力的に準備を進めており、最終的な決定を待っているところだ。連盟では厳しい日々を過ごしてきたが、最終的には最良の選択をしたと考えている。

暗い時期を経て、いつものように出発点に戻ろうとしている。本当に重要なのは、イタリア人らしくない恥をかかないようにすること。誰に対しても勝つことは難しくなっているが、負けることと特定の方法で負けることは違う」

苦しむイタリアは、熱血漢ガットゥーゾのもとで立て直しを図るようで、レオナルド・ボヌッチやアンドレーア・バルザーリらもテクニカルスタッフ入りする見込み。

ただ、元同僚のリッカルド・モントリーヴォは、否定的に見ているようだ。40歳のモントリーヴォは、イタリア代表でガットゥーゾとともに戦い、ミランではガットゥーゾ監督のもとでプレーした経験を持つ。

モントリーヴォは、『Sky』の番組でこう言い放っていたそう。

「彼は尊敬できる人物ではないと言わざるを得ない。でも、うまくいくことを願っている。代表を3大会もW杯で見られないなら、本当に心が痛む」

この発言は生放送の視聴者を凍りつかせたとも。

モントリーヴォは、ミラン時代にガットゥーゾ監督の構想から漏れると退団を余儀なくされた過去があり、関係がこじれたようだ。

彼は「ミランでチームから外されたことがある。不公平な監督に出会った。直接私に告げることもなく、悪意を持ってチームから外された」と話したこともあるそう。

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