かつては相手選手を破壊するようなタックルを武器とする選手も多かったが、ビデオ判定の影響もあってそのようなラフプレーを行う者は少なくなった。
その分、ファウルにならないような激しさや強度を持っている選手は重宝されるようになっているほか、スタミナや倒れないフィジカルコンタクトを得意とするプレーヤーの価値は高まっている。
今回は『Give me Sport』から「いま世界で最もタフすぎるサッカー選手」のトップ5をご紹介する。
5位:ジエゴ・コスタ
クラブ:無所属
今年1月にグレミオとの契約が満了になった後も現役引退を宣言せず、プレー続行の意志を示しているジエゴ・コスタ。それも含めて非常にタフな人物である。
サッカー界において全く恐れを知らないプレーをしてきたストライカーであり、そのアグレッシブで挑発的なスタイルは数々のディフェンダーを恐怖に陥れた。チェルシーやアトレティコ・マドリーでの全盛期には、相手を翻弄する技術と決定的なシュートによって数々のタイトルをもたらした。
怪我のためにこの数年は以前のような絶対的な存在ではなくなったとはいえ、現役を続ける限りは「古風なハードプレーヤーの生き残り」としてこのランキングに入ってくるはずだ。
4位:アダマ・トラオレ
クラブ:フラム
純粋にフィジカル面だけで言えば、このリストの中で間違いなくナンバーワンである。アダマ・トラオレは、その体格を活かしてワールドクラスのサッカー選手に成長していった人物だ。
バルセロナ時代には細いウインガーとして知られていたものの、イングランドに渡って急激に筋骨隆々とした体を作り上げ、重戦車のようなドリブル突破を新たな武器にしてプレミアリーグに殴り込みを果たした。
サッカー界のシュワルツネッガーとも言える彼は「ジムトレーニングはしていない」と話しているが、誰も信じていない。そのフィジカルはまさにハードな努力の結晶だ。
3位:グラニト・ジャカ
クラブ:サンダーランド
アグレッシブなプレーで知られるグラニト・ジャカ。それだけではなく、メンタルの面でも彼は「不屈の闘志」を持っている。
アーセナルではキャプテンも務めながらファンと対立し、アームバンドを剥奪されるなど激しい批判を受けることになったものの、2023年に移籍したドイツ・ブンデスリーガのレヴァークーゼンで復活。目覚ましい活躍を見せ、今季サンダーランドでプレミアリーグに再挑戦。
33歳になってからのチャレンジであったが、クラブを上位に引き上げるなど素晴らしいプレーとキャプテンシーを見せており、そのメンタルとフィジカルのタフさを証明している。
2位:リサンドロ・マルティネス
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
現在最もタフな選手の一人と言えるリサンドロ・マルティネス。マンチェスター・ユナイテッドのセンターバックとして活躍しているが、その身長は175cmに過ぎない。190cm代が珍しくない現代サッカーにおいて異例なほどに小柄である。
しかしながらそれを補ってあまりある大胆なタックルと躊躇のないアプローチを持っており、比類なきピッチ上での知性と闘志を備えている。時には危険なプレーも辞さずに行い、対戦相手を恐怖に陥れる。
1位:アントニオ・リュディガー
(C)Getty Images
クラブ:レアル・マドリー
現代サッカーにおいて「最も対峙したくない選手」を挙げるなら、真っ先に名前が挙がるアントニオ・リュディガー。単なるフィジカルの強さではないタフさを備えており、ピッチ上での存在感も非常に大きい。
スプリントを繰り返しても強度は落ちず、1対1でも圧倒的な強さを維持し、言葉やジェスチャーで相手のメンタルを揺さぶる。タフさとクレバーさを紙一重で使い分ける感覚は、まさに一流DFの証明である。
さらに荒い選手というわけでもなく、ビッグマッチになればなるほど集中力を増し、勝負所で体を張ることができる。安定感も備えている「現代サッカーにおいてのタフさ」を体現しているような選手だ。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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