サッカー日本代表が歴史的な大金星をあげた。
14日、日本代表とブラジル代表の国際親善試合が東京スタジアムで行われ、日本が3-2で逆転勝利した。
過去の対戦成績は2分11敗(5得点35失点)。日本にとってサッカーの“師匠”ともいえる王国ブラジルはあまりにも厚い壁であった。
この日も前半26分、パウロ・エンリケに先制ゴールを許すと、32分にはガブリエウ・マルチネッリに追加点を奪われ0-2。会場となった東京スタジアムには、ため息が漏れた。
これまでの日本なら、そのままズルズルといくところだっただろう。しかし日頃サッカーの本場であるヨーロッパで揉まれている選手たちは、この状況でも下を向かなかった。
後半、再び士気をあげて前からボールを奪いにいくと、それが相手のミスを誘い、52分に南野拓実が追撃のゴールを決める。
62分には途中出場の伊東純也のクロスを、逆サイドの中村敬斗が右足で合わせる。これが相手のDFに当たってゴールへ吸い込まれた。
71分には、左サイドからのコーナーキックをエースの上田綺世が頭で押し込んでなんと逆転に成功。その後ブラジルの猛攻を凌ぎ切り、2点差を跳ね返しての逆転勝利となった。
1996年アトランタ五輪の“マイアミの奇跡”から29年。

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